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スクリーンに登場するウイスキーの名シーン。
なるほど、と思うものもあれば、そうかな?と思うもの、いやいやそれはこじつけでしょ!もあるが、著者の映画と酒への愛があふれる。
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こんな視点で映画を楽しむ方がいたとは。
映画はもとから好きだったけれど、色彩や音楽、映像美など普通の視点でいつも楽しんでいた気がする。
そこをピンポイントに、ウイスキーで楽しむとは面白い。
この本の中では、47作もの映画がウイスキーと共に紹介されている。
観たことのある作品もあれば、タイトルすら知らなかった作品もあるが、それでもとても楽しく読めた。
ウイスキーが好きな方には是非読んでほしい。
私は残念ながらウイスキーが苦手なのだが、飲めたら何倍も多く楽しめただろうなあ。
あー、早くレンタルショップへ行かなければ。
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著者にはケルトの紀行文が多い。そんな著者による映画の中に出てくるウィスキーのシーンを解説した本。見たことのある映画でも、そんなシーンがあったか思い出せないところも…
見てみたい映画
・人間失格(2010年)
当時は超高級酒であったオールドパーが置いてあるような文壇バーで、中原中也(小説では出てこない)が太宰の分身である葉蔵に酒を勧め、そこから堕落が始まるという設定。
・硫黄島からの手紙(2006年)
硫黄島守備隊指揮官栗林中将が、西中佐(オリンピック馬術で金メダルの華族バロン西)とっておきのジョニ赤(これも当時は超高級、これが現在980円とは!)を酌み交わし、最後には家族の写真と共にそのボトルを焼却する。
・天使の分け前(2012年)
英国の名匠ケン・ローチ監督がスコットランドの若者の厳しい現状を描いた作品。シングルモルトを準主役級に扱ったヒューマンドラマ。
追伸
天使のを見た。せっかく3本分エンジェルシェアした瓶2本を割ってしまったとき、思わず叫んでしまった。なかなか面白かった。
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観たい映画
・マーガレットサッチャー 鉄の女の涙:フェイマス・グラウス
・瀬戸内ムーンナイトセレナーデ:カナディアン・クラブ6年
・Lie Lie Lie:ニセのオールド・パー
・秋刀魚の味:トリス、ジョニー・ウォーカー赤ラベル
・硫黄島からの手紙:ジョニー・ウォーカー赤ラベル
・マザーウォーター:山崎12年、山崎18年
・天使の分け前:スプリングバンク32年、ラガヴーリン16年、クラガンモア12年、モルト・ミル、グレンゴイン蒸留所、ディーンストン蒸留所、バルブレア蒸留所
・戦火の勇気:ジョニー・ウォーカー赤ラベルのミニチュアボトル