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ライトウィングのあの人が久しぶりに、週刊少年ジャンプ本誌連載だ‼
他者の心の様子が文字通り見える神峰翔太は、人間不信に陥っていた。そんな折、彼の心にまっすぐ届く音が見えた。音の主は刻阪響、天才サックス奏者である。運命的な出会いを経た二人は、長い夢路へと歩むのであった――。
要するに、実におジャンプな友情・努力・勝利漫画で、特異な要素はそれを吹奏楽で取り扱うということでしょう。ライトウイングでもこういった斜め50度くらいを飛んでいく神海先生だったが、今回も斜め52度くらい飛んでいる。
漫画では難しい音を書くために、主人公神峰の能力があるといっても過言では無かろう。というか、単に神海先生がどうしても漫画で吹奏楽描きたいがために、神峰は心や音が見える超能力者となったのではないかと……。まあ、いちおう共感覚として説明を落ち着かせているが、あんだけのキャラクター数でどんだけ共感覚の人がいるんだとツッコんだら負けだ。
しかし、これがどうしてなかなか面白い。絵柄はお世辞にもうまいと言えないし、テーマも地味になりがち。それでも妙に引き込まれる魅力を持っている。おそらくその引力は、キャラクターたちが個性的で設定がしっかりして(いない可能性もプロフィールを見るにあるが)いるからだろう。テンポもライトウイングで反省(?)したのかかなりハイテンポである。ただ、神峰を主人公としたギャルゲーや乙女ゲーだと仮定するならば、順当なテンポ。どんどん攻略対象キャラを攻めて行って、最終的にはアメリカの大統領を攻略することになるかもしれない。
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新感覚で斬新な作品。心の声を感じ取り、指揮者として吹奏楽を導くというアイディアは、どうやったら思いつくのだろう。これまで無縁だと思われた吹奏楽の世界へ、初心者の私も一緒に引っ張っていってくれるような、とてつもない引力を感じる。
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とにかくアツい吹奏楽漫画。
人の心が見える神峰翔太と心をつかむサックス奏者の刻坂響。
心が見えても何も出来ないと諦めて生きてきた神峰が、音を幼馴染みの心に届けたい刻坂と出会う。お互いの心を引き上げていく様子は「アツい」としか言いようが無い。
大げさなまでの人の心の表現と画面から出てきそうなほどの演奏シーン。
「体育会系文化部」吹奏楽部だけど、ここまで熱気あふれる作品になるとは思いもよらなかった。このアツさをぜひ持続させていって欲しい。
1巻の後半は神峰が吹奏楽部に入部、指揮者となれるかどうかのテスト開始。パーカッション・パートリーダー打樋、トランペット・パートリーダー音羽と向かい合う。
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とても良い。ジャンププラスで途中から何話か読んだところ面白そうだったので購入してみた
「音楽」というのはまあ漫画にするのが難しいジャンルだと思う。当たり前だけど音を出すのは無理だからストーリーや登場人物、絵でそれを表現するしかない。例えばこれまでにも「のだめ」「BECK」「マエストロ」「ピアノの森」と様々な作品があってそれぞれで異なった見せ方をしていた。
そこでこの作品は、音楽で動かされた「心の動き」と音そのものを主人公神峰の目を通してビジュアル化している。その表現がまた非常にストレートでわかりやすく、熱い。人の心を怖がって遠ざけていた神峰が、刻坂との出会いを通じて頑なな吹奏楽部のリーダー達に向かっていっていくのも少年漫画っぽくて燃える。仲間を増やしてく王道展開も熱い。
絵的にも題材的にもメジャーになりにくいところかもしれないが頑張って欲しい。
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最初ちょっと読みづらいなぁと思ったけど、慣れれば面白くて面白くてビックリ☆
人の心が目に見える主人公
友達が出来、指揮者になる為に頑張る姿が応援したくなる
新しい友達や仲間やライバルのキャラも素敵で
絶対全巻読破する!