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今回は、王弁の成長物語。
今までは、かわいいなぁと思って見ていた先生と王弁のじゃれ合いが、物語の最後では、しみじみとよかったねぇと思ってしまった。
瀏斤の拗ね方もかわいかった。
薄妃はみんなのお姉さんになってきたね。
次が楽しみ。
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僕僕先生シリーズ5冊目。
民族の区別もなく、平等に暮らせる理想郷を作る王、ラクス。前作までとは違って、ジワジワ違和感、緊張感が高まってくるよう。
楽しいだけのファンタジーではなくなってきている。読書中の高揚感がいつもより足りないかな。なにより、ラクスの理想に捕らわれてしまったかのような僕僕がじれったい。それというのも僕僕の遥か昔の秘められた過去の所為。
僕僕は只の仙人ではない。最後の独白には、このシリーズを読み続ける気にさせられた。
「はるか昔、たった一人の友であり兄であり、夫であった人よ。これが最後の墓参りだ。ボクは行くね、キミが残した〝大いなる無意志とともに〟」
追記。
蒼芽香とか灰雲樹、黄銅革と登場人物に色に関係した名を持つのが多く、読みやすかった。
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ボクはラクスの妻になることにしたよ―。蛮族と蔑まれ、虐げられる人々にとっての理想郷・ラクシア。その国を治める英雄王の突然の求婚に、僕僕が応じてしまった。なぜ。どうして。王弁は混乱するが、劉欣の助力を得て、光の国の謎に迫る。明かされる僕僕とラクスの関係。秘められた過去。先生、俺とあなたの旅は、ここで終わりですか…?急転直下のシリーズ第五弾!
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超越した仙人と思っていた僕僕先生も、見えない事や分からないことがあるのね。少しホッとしました。王弁クン、まだ希望はあるよ、何の希望か分からんけどね。
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相変わらず進展しない師弟関係。
今回はラストが世界崩壊のような大風呂敷で無いせいか、
纒まった印象。
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仁木英之の先生の隠しごとを読みました。
僕僕先生シリーズの5作目です。
前作の最後で僕僕先生はいにしえの神々の戦いに参戦していたということが語られましたが、今作ではその続きでその時の戦友の生まれ変わりのような青年ラクスが登場します。
ラクスの作るユートピアのような理想の国は、その裏に奴隷のように働いている人間たちや、非人間的な殺人者たちによって維持されているのでした。
僕僕はそのような事を知ってか知らずかラクスの妻になることを了承してしまいます。
王弁たちは僕僕の目を覚ますために行動を起こすのですが、僕僕はもちろん全てを知っていたのでした。
このシリーズは僕僕や王弁たちのいろいろな人たちとの出会いが面白いのですが、今回はちょっと失敗作かな、と思いました。
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201401/article_3.html
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理想の社会とは何か?人は理想の社会を気づけるのか?
理想のために前回は神々と、今回は自分と戦った僕僕
僕僕が初めて自分の弱さを王弁に見せる。
これは、僕僕が王弁を対等な立場に引き上げようとする策略か?
がんばれ王弁、みんなが応援している。
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この巻の先生はきらいだ。でも、王弁に関しては、医師になるということが、本当はどういうことなのかってことが分かって、一回り大きくなったので、☆一つおまけしました。
綺麗事ばかり言う奴は、ろくでもないと昔から決まってます。ラクスを最初っから胡散臭いと思った王弁や劉欣は、かなーりいいところついてたよ、と褒めてやりたい。王弁は、人を見る目が育ってきたのかもしれないね。
彼は、最初から他者に感情移入しやすい性格してたけど、そういうところ私もあるから、今回の苦しみは、すごく辛かった。
自分にできることって、本当に本当に少ないね。それが情けないね。でも、そういうのを情けないとすら思わない人種もいるんだよ。そういう人が多分本当のニートなんだよ。
王弁は、出来ること全部全部やって、今までは結構失敗もしたけど、今度こそ納得いくまでやって、もう全然昔の自分とは変わったんだなぁ。
いつもいつも、他人任せで、先生がなんとかしてくれる、なんて言って、それが結構しょーもない奴と思ってたりしたんだけど(酷い)、今回は見直したよ。
それから、劉欣!!あんたツンデレじゃん!でも、毒矢吹いちゃダメだって!!たとえ、薄妃が死ななくてもあかんて!!爆
いつの間にか、王弁も大事になってたんだね。ご両親が育ててきた心が、どんどん花開いてくのが見えるようで、彼の成長を見守るのも、とても楽しいです。
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シリーズ五作目。今回も少しシリアスな内容。そして、意外にも心が揺れ動く先生の様子も見られます。
それにしても、王弁は話が進むごとに成長していくな〜。
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このシリーズ大好きです。いつも面白いですが、何か今回は特によかったです。
登場人物がみんな生き生きしていて、物語に引き込まれます。
今回は先生にみんなが振り回された感じが面白かったです。
王弁が成長していくところとか、みんながそれぞれ思いやってる感じとか読んでいて、うれしくなってくるような。。
劉欣がいいですね~。ハラハラする場面もありましたが。
次作も楽しみです。
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僕僕先生シリーズの5作目ですが、今回はこれまでの様相と少し異なります。いつもは旅を続ける可憐な乙女姿の僕僕先生(実は仙人)と怠け者で意気地なしの王弁青年との辛辣かつほのぼのとした道中でのやりとりがミソのお話なのですが、今回の僕僕先生はこれまでとは人が(仙人が!?)違ったような言動の数々で、王弁青年は心中穏やかではありません。そのため、却って王弁青年の先生に頼れないという覚悟した行動が目覚ましいものになりました。
今回のお話の舞台理想の国家(ラクシア)は光のまぶゆい部分だけで成り立つ国でしたが、この国の王、ラクスのことばや人々の様子に胡散臭いものを感じた王弁です。ところが、あろうことか僕僕先生はラクスに魅入られたように彼の求婚を受け入れてしまうのでした・・・僕僕先生は仙人ですから先生の記憶の奥底にある、遠い昔にあったできごとを呼び覚ますものがラクスにはあったのです。すっきりしない僕僕先生の言動に、王弁とともにイライラ感が募った今回の成り行きですが、最後にラクスのその後の行状が明かされ納得しました。「キミは危険すぎる」と僕僕先生が言ったとおりの人物になっていたのでした。
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今回は結構深い話。
僕僕先生が王弁をからかうシーンとかは、全然ありません しかも、僕僕先生「ぼくはラクスの妻になることにしたよ」とか…大ショックの王弁ですが、かわいそうな人たちの為に薬師としてがんばりますよ。かっこいい王弁が見られます。(^^)
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劉欣さんと薄妃さんが良いコンビだよなと思うようになった昨今。キャラクターや各人の設定がどんどん増えて、そろそろ分からなくなってきたな……(汗)
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第1作からすると、スケールアップ。
ただ、2作目以降、バトル色が強くなって、ちょっとついていきづらいなあ・・・と思ったのも事実。
今回もそういう側面はあったけれど、でも、大唐帝国の周縁世界が舞台になっていて面白かった。
歌垣の習俗や、苗族の衣装の描写の鮮やかなこと。
極限状態で治療にあたる王弁くんの成長ぶり。
今回は、一つ一つのエピソードに納得しながら読み勧めることができて、満足。