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「若いなあ……」としみじみ思ってしまいました(笑)。
こういう時ってあるけど、
こういう時にもっとちゃんと目標持って
色々やってれば良かったんじゃないかなーと
私は逆に思ったりもするもんで
あんまり共感は出来なかったです。
でも、こういうことが出来るのも
それはそれで若者の一つの特権なのかなって思います。
そんなに長くもなく
読みやすい本でした。
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車買って、うれしくなって、あてもなく遠出することになって、なりゆきで好きでもない女の子助手席に乗せて、降ろして、また別の女の子乗せて、降ろして、また別の女の子乗せて、降ろす話。あ、そう。って感じです。恋愛小説かと思ったけど全然違いましたよ。特に魅力的な登場人物がいる訳でもなく、むしろ1人目の女の子なんかはうっとおしくってイラっとしました。でも、主人公が妙にカッコつけてダサイところとか、物語全体に漂う所在ない感じ、同じ車の中でも、女の子が変われば主人公の態度も変わっていく様子なんかは、おもしろかったです。
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文庫裏のあらすじを読んで、敬遠していたのですが、思い切って読んでみると主人公の男性目線なので面白かったです。
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あてのないドライブ。しまりなくだらだらと続く助手席の女性との絡みあい。相変わらず刹那的で物悲しい。道が続くから走る。寂しいから人と交わる。楽しい平和な空気を壊したくないから無理をする。何でもないような会話のやり取りが延々と続くだけ。なのに何とも不思議な味わいがあった。
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中古車を手に入れた"僕"は、高校時代の同級生たちの家を見せびらかせに回るのだが、誰も期待するような反応をしてくれず、落胆のあまりつい嘘をついてしまう。「実は遠くにいくことにしたから会いにきた」と。
確かにみんな食いつきは良くなったものの、しかしそれが運の尽きで、好きでもない女を助手席に乗せて、聞きたくもない話を聞かされるハメになってしまう。
さらに"僕"は嘘に嘘を重ねながら、助手席に座る"彼女たち"の目的地までネモ号を走らせることになる。
ロードノベルのはずなんだけど、まったく動いている感じがなかったのは、わたしが関西人で土地勘がないからなのか……とにかくロードノベルさは感じられない。
非凡に憧れる平凡な青年の鬱屈とした感じは好きだなあー。平凡でもいいや、いや案外平凡って非凡かも、と気づけば世界は変わるのにね。
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正直、この男ウザい(笑)。そして出てくる女も……ウザい(笑)。一番最後のヒッチハイクの彼女だけがさっぱりしていて私はタイプ(笑)。解説の中でも書かれていたけど、彼らの関係はある意味で粘っこく、またある意味でサバサバしている。やっぱりそれは携帯がない時代について描かれているからだろうか。途中中だるみしてしまった。
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「ぼくとネモ号と彼女たち」
角田作品の初読みです。
冒頭のスローテンポからギアチェンジで加速します。
描写が細かくて、おなじみの固有名詞や魅力ある個性的なキャラ設定。脳内スクリーンにバッチリと映像が出ます。ボクが知っている地名やアイテムが登場するから、なおのこと、リアルに感情移入できました。
ページを開けば、その瞬間から、いつでもどこでもロードムービーが始まる。
(END)
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期待して読んだけれど、あまり気持ちよく読み進められなかった。角田氏の作品は女性が主人公のほうが私は好きかもしれない。
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解説書かせてもらった。単行本のタイトルは『カップリングノーチューニング』。かっこいいよね、タイトルに惚れて買ってみたら良かった。文庫化で、「こんなにダサいタイトルになるのは信じられない」ってことをはじめ解説で書いたら編集者に「タイトルってそんな重要ですかあ?」と信じられない事を言われ、当たり障りのない原稿送ったら絶賛されてokになった。
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【本の内容】
中古で買った愛車「ネモ号」に乗って、当てもなく道を走るぼく。
とりあえず、遠くへ行きたい。
行き先は、乗せた女しだい―高校の同級生だった春香、バーで偶然隣合わせていたトモコ、ヒッチハイク中の年上女…助手席にやってくる奇妙な彼女たちとのちぐはぐな旅はどこまで続く?
直木賞作家による青春ロード・ノベル。
[ 目次 ]
[ POP ]
あてもなく遠くへもっと遠くへ…。
“ぼく”は、買ったばかりの愛車「ネモ号」に高校の同級生を、バーで知り合ったトモコを、ヒッチハイクの年上の女を乗せて旅する。
出たとこ勝負で流されっぱなしのたよりなさが漂う。
「カップリング・ノーチューニング」ですでに一度読んでいた本でした。
文庫版になる際にタイトルが変更されたんですね。
初読の時から、“ぼく”が女の子たちと共に漂泊する様に一種すがすがしさを感じてました。
一生のうちで一度くらいこういうバカをやれたらなと。
だから嫉妬も少し。
安定感のなさ、ぬるさ、いつまでも自分に(人にも)甘く過ごしていけたらなぁという空気が角田光代の小説にはあると思うんです。
ちょっと気がぬけるその脱力が魅力。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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全然ロードノベルじゃない。こんなんちっとも旅っぽくない、とりあえずケルアックに謝ってほしい
それも上っ面をなでるようなペラいドライブ。助手席に女を乗せりゃそれで幸せか?シビック乗って地道走って東京から大阪に行けばそれが冒険か?
ふざけるな、甘ったれるな、冒険ってもっとこう脱日常やろ!自転車でも徒歩でも泳いででも行ってみろよ、もっと思考を自由に解放しろよ。若造が!
ってことを角田さんは言いたかったんだと思う
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ロードムービー風の短め長編小説。一日でさらっと読める。20歳くらいの頃特有の「私が私が」っていう自己顕示欲の強い感じとか、自分探しをしている感じが、うまいこと書かれている。1997年という時代を反映しているせいも、きっと、あって、、現在30歳すぎの私は、当時の自分とも重なって、懐かしい気分になった。
他の世代の方がたは、この本を読んでどう感じるのでしょうか?気になる。
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なんとなく手に取ってみた本だけれど、読んでみると、「海底二万里」の内容が少しだけ出て来る。だから本のタイトルも「ネモ号」となっているわけだけれど。最近「海底二万里」を読んだので、関連があってなんだか嬉しかった。
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ロードムービー的な小説に期待して読んだのだが、私にはイマイチぴんっとこなかった。
人生と西へ向かう主人公をクロスオーバーさせているように感じたが、20代より上の世代には厳しかった・・・。
若い世代が読めばまた違った感想になると思う。
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私自身も今、これといった目標がない。この主人公のように、どこに向かうかわからない。だけどその途中途中で、人との出会いと別れがあることは確か。流れる時間に身を委ねる怖さを感じつつ、出会いに任せてみても楽しいかも、と思う。さっくりと読み進められる作品。