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行き当たりばったりな出会いで気付くものがある。
こんなストーリー、ありえないけど、特に突拍子もないわけでもなかった。
タイトルが『ジョゼと・・』のパクリかしら・・なんて思ってみたり。
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10年前の19歳の男の子が主人公。私と同世代。その当時流行っていたものの名前がたくさん出てきて、なんだか気恥ずかしい。甘酸っぱいっす。若いってなんだか恥ずかしい。
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こういったどこに行きたい訳でもなく、どこにも行きたくない訳でもない、中途半端な欲望をわたしは知っている。生きるのはこういうことなんだろうと思った。読後、何故かすっきり。
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中古で買った愛車「ネモ号」に乗って当てもなく道を走るぼく。とりあえず、遠くへ行きたい。
行き先は、乗せた女しだい。直木賞作家による青春ロード・ノベル
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2006/12読了。角田光代のロード・ムーヴィ風作品ですが、やっぱりというか当然というか、キッドナップ・ツアーとは別もんであります。というか、キッドナップツアーがべつもんという話もある。三人目の彼女が、サンダルを捨てていくシーンは、あざといと思いながらも巧いな、と感心した。
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中古で買った愛車「ネモ号」に乗って、当てもなく道を走るぼく。とりあえず、遠くへ行きたい。行き先は、乗せた女しだい―高校の同級生だった春香、バーで偶然隣合わせていたトモコ、ヒッチハイク中の年上女…助手席にやってくる奇妙な彼女たちとのちぐはぐな旅はどこまで続く?「カップリング・ノー・チューニング」を改題
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図書館。前に鈴木清剛氏がすすめていたので。「カップリングノーチューイング」の方がタイトルとしては好きだなぁ。情けなくて当たり前だけどやっぱり情けないって恥ずかしいしできれば感じたくない。
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読み終わってみるとまあ普通かなっていう気がするんだけど、入るまではきつかったなあ。
男の子が自分の車を乗り回して助手席に女の人を乗せていく話なんやけど、とにかく最初の女の子のエピソードがださくてださくてどうしようもない。
それはもうその女の子がださいんじゃなくて、作者のセンスとか「ぼく」のセンスとか、そういうもの全部ひっくるめて本当にださくて救いようがなかった。
ただ二人目からは愉しんで読めたので、あの最初の女の子のエピソードはなんだったんやろうと思った。不愉快になるだけでほんまに必要なかった。
ただまあ、全体にぬるいし「ぼく」に対する作者の扱いがいまいちで、のりきれなかった。
十年前の本だということを差し引いて考えてもちょっとひどい。十九だか二十歳だかの男の子はあんな考え方はせんし、あんな行動は取らんやろ、たぶん。少なくともあたしには微塵も共感できなかったし、納得できなかったし、同情しなかったのでなんだかなあ。
あたしが特殊という可能性も無きにしも非ずやけど、まーそれはそれ。
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1997年という時代の感じをなかなか思い出せなかったが小6か、ハイテクスニーカーがはやった年、でも若者はかわらなかったんだなあと今まで思わなかったようなことを思ってしまった。自分だけが特別だと思いたいようなおんなのこや、自分のつごうのいいように世界があるようでしかないおんなのこや、ただようようにつづいていくおんなのこや、みえややりたいことのあいだでそれだけ、といえずに日常からでていけないおとこのこや、小6のときもそのままだったのだなあ、今と、というようなことをなんかいま小6とか考えた瞬間に思った。
というのもなんかスニーカーとかニルヴァーナとか世代感満載で時代のことを考えずには読めないからなんだよな どこの時代にもではなくて1997年ならではというかんじのところが多すぎてつっかかってしまうところが多かった うーんでもなんかやっぱりちょっと書いてあること自体はちょっとずれてるんだけど、だから雄弁に語ってるところってのが多いと思う
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<11月読了>19歳の男の子と彼と知り合う女の子のロードムービー。どの女の子も実際にいそう。私からは遠い世界だけど、けっこうリアルな感じだと思った。やっぱり、若い頃の角田さんの小説は好きな感じ。
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「カップリング・ノー・チューニング」を改題したんだけど、内容を読んでみて、原題の方がいいかもって思った。たまたまペアになったカップルの、チューニングの合わないことが、作品の要点であるわけだから・・・こっちの方がしっくりくるのは当たり前では。
退屈な助手席の苦しさと切なさ、孤独な運転席との「出会いと別れ」決して共有は出来ないと分かっているがゆえに彼は彼女たちを理解しようと(?)するんだけど、結局交差もせず別れてしまう・・・「ばかみたいな」このドライブもいつかはちゃんと消化されていくんだろね。
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失敗。『カップリング・ノー・チューニング』の改題だった。持ってるし。
なんで文庫化するとき、タイトル変えるんだよー! 表に明記しろってんだ。ネット本屋も明記しろ!
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読みながらMr. Childrenの「I Love You」に入っている「未来」という歌が頭の中でぐるぐると回っていた。べたなテーマソング的に。
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やっぱりなんのこっちゃな人々の窮屈な話。
この人の作品はついつい読んでしまうけど、登場人物に絶対と言っていいほど同調する箇所がありません(笑)
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一見身近にありそうだけど、実は思い切りフィクションな青春映画(夏休みの昼間か深夜にTVで放送されそう)みたいに感じました。