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「醜悪な京都駅を破壊しろ」と書かれた脅迫状が
東京調布で浪人生の死体が見つかった。現場には時限爆弾を作っていた痕跡があり、その部屋の住人で被害者の親友・橋本が行方不明に。やがて、京都駅長に「醜悪な京都駅を建て直せ」と書かれた脅迫状が届くが。
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犯人が警察をからかって金の受け渡しに細工をする。犯行の動機がわからず推理をかさねて徐々に犯人を明らかにしていく様が面白かったです。京都が舞台ということでよく知られた名所で事件が起こるところも良かったです。
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他の方も言及されているが、京都駅で殺人事件は起こっていないのにこの題名・・・
西村さんの作品は初めて読んだものの、元々推理物としてシャーロックホームズ系を熟読していた自分としては犯人にある背景の描写具合の違いに「えっ?」となってしまった。
あとは、周辺地理に詳しければもう少し楽しめるのかも、と感じたが・・・
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東京で浪人生の死体が発見された。現場には時限爆弾を作っていた痕跡があったが、その部屋の住人で被害者の親友である橋本にゆくえが分からなかった。しばらくして京都駅長宛に京都駅爆破の電話がかかる。犯人の目的は金なのか。犯人に翻弄される十津川警部たち。事件は意外な方向に進んでいく。
犯人と警察との金の受け渡しの駆け引きなど、スピード感があって良いです。
今の新京都駅って京都県民から評価が良くないのか心配になりました。
2023年12月3日読了。
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こういうと怒られそうだけど……
全部はもちろん読んだことないから一部でしかないけど、それにしても他の作品に比べて期待はずれだった。
拍子抜けというか、なんというか。
まず、
殺人事件が起きたのは京都駅ではない
のが気になった……。
それなら京都駅が最後まで中心に据え置かれたのかと言えば最後の爆弾設置場所も京都駅では無い……。
それに爆弾の場所にたどり着くまでがあまりにフィジカル過ぎる。
500円玉に偽装した発信機が突然出てくるって正直阿笠博士の便利道具が犯行のトリックです!って言われてるかのようなガッカリ感があった。
だからどうしろって訳では無いけど釈放しないで京都駅に仕掛けられた爆弾の場所を推理するくらいの山場が欲しかった。
どうしてそう思うのかと言えば、
動機があまりにも杜撰過ぎる
美意識とか自分の案が採用されなかったからとかそういうことではなくて、その動機に至るまでにもう少し驚きが欲しかった。
最初から提示されてて十津川警部が他に裏があるのでは?と思案して結局ただその通りだった、あまりにもアレじゃない????
というかせっかく(この手の作品は浅見光彦シリーズもそうだけどそのご当地の紹介を挟むから仕方がないにしろ)祇園祭を話題にしたのに事件にはいーーーーーっさい関係ないのも少し残念……
だとしたら他に京都駅を中心にしたとしても紹介スポットには事欠かないんだけどな、京都。
それに加えて、
君原哲也の存在が唐突すぎる
こういうのってもう少し前から何かしらの形で登場している人間出会って欲しかった!!アンフェアだ!!
読者に推理させる気がないのは百歩譲っていいとしても流石に唐突すぎる。名前じゃなくて何かしらの形で登場した誰かが君原だったのならまだわかるけど。
せめて橋本が実は犯人じゃないとかだったら良かったのに。
それに流石に橋本一家全滅は胸糞悪すぎる。
自殺した両親もきついしこれ明記されてないけどお兄ちゃんなんとなく犯人がわかったから逃げてたんじゃない?
だとしたら最悪警察を追って君原が兄貴の居場所特定したとかない?
流石にそれはないか。
それにしても胸糞悪い。
もう少し両親を追い詰めたマスコミが叩かれたくらいの描写は欲しかった。