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この本をくれた人からは、文学的すぎてどうかなぁといわれていましたが、冒頭からぎょっとするようなはじまり方で、そのあとも何が次に分かるのかどきどきするような展開で、一気に読みました。面白かったです。
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最初から最後までハンナさんに夢中でした。家事の腕はもちろん完璧、隅々まで抜かりなく気遣いが出来て、男の子がやましいことを考えてたら口に出さなくても気づいて叱り、家宅捜査で家を荒らした警官に一睨みで言うことを聞かせられるミステリアスな家政婦って、惚れるしかないやろ……
ハンナさんに夢中だったぶん、他の部分の魅力には気づけなかったかも。事件自体にさほど謎はなく、人間ドラマが主題。主人公も容疑者の一人なので事件を探ってるのかどうなのかイマイチ共感できなかったのが残念。色々面白そうなことはたくさんあったけど、そのせいでどれに注目すればいいのか逆にわからなかった印象。
オーレンさんの運命が歪んだ理由は「ちょ……!」という感じでした。いや、弟の死という出来事よりずっと前に起こっていた歪みと聞いて一体何がと思ってたら、そんな……いやまあ、イザベルさんにしてみればそりゃ根に持つわ、会うたんびに攻撃するのも納得だわな出来事ですけれども。
一番好みだったのは弁護士夫妻の愛憎かなあ、やっぱり。あの結末がクライマックスすぎて、事件の方が霞んじゃったかも。
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登場人物みんな弟の失踪にかかわる秘密を持っているそぶりで、ドキドキしながら読んだけど途中からドキドキし疲れた!
どんでん返しとか叙述トリックとか、鮮やかなギミックのミステリーを読み慣れた若者には少々退屈かもしれないけど、なんともいえない味わいがあり私は好きだな
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ミステリというより、物語?
確かに、愛の話だろうとは思うが・・・頷けない面もあるものの、読み応えがあり、面白い。
多彩な登場人物ばかりだけれど、それぞれがきちんと描かれているところも感心する。しかし、主人公オーレンを好きになるには、今ひとつ何かが足りないような気がする。
マロリーのほうが私は好み。翻訳再開して欲しい!
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ミルフィーユみたいな物語。
ミステリ要素あり、
キャラ小説みたいな変人度高し、
叙事的で、
深い悲しみあり、
図書館の主(風呂に入らない筋肉の小山)あり、
おかしみあり、
文学的要素(キリスト教の悪習?)がさりげなく配され、
ホラー要素もあり、
怪奇物っぽいところもある。
それらが渾然一体となったすばらしい作品。
焦って読んだので感動が大味だったので、もう一回忘れた頃に読む。
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十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。
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オコンネルの最新作。ちょっと期待しすぎたかな?
クセのある登場人物ばかりでその辺りはオコンネルらしいといった所かな。
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2010年のこのミス一位、まるで理解できず。どこが魅力でこんなに評価が高いのかぜひ知りたい。感性の違いに呆然とする翻訳物のひとつ。
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2年越しぐらいでようやく読み終わった本。
大まかなストーリーは忘れないのだが、
登場人物の名前と相互関係は時間が経つたびに忘れ、
何度か多少読み直して補完しながらほそぼそと読み進めた。
物語が霧に包まれている前半は、とにかく読み難い。
正直に言えば、読み難さは最後まで続いたが、
終盤は一気に読んだことで、何とか理解できた。
事件そのものの真相については、
それほど驚愕や逆転のカタルシスを感じなかった。
むしろ、各人物の裏に潜む顔や、奇妙な関係の方が、
ミステリー然としている。特に主人公オーレンと、
イザベルの関係は、俗に言えば「ツンデレ」「ヤンデレ」
的であり、ある種ラブコメとして読めてしまった不思議。
お世辞にも読みやすいミステリーではないので、
万人にオススメはできないが、奇妙な世界観に
没入できて、読み難い文章への耐性があるならば、
海外文学の教養として読んでみるのも良いかもしれない。
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愛おしい骨 (創元推理文庫)
著者:キャロル・オコンネル
東京創元社(2010-09-11)
販売元:Amazon.co.jp
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原題が 『Bone by Bone 』
なんて、訳すのかわからず、なんかそういう言い回しがあるのかと思い辞書で調べましたがわかりませんでした。
インターネットで調べていて、アマゾンの洋書版の本作品の内容紹介を読んで、謎が解けました。
Brothers Oren and Josh disappear into the woods. Only Oren comes out. Twenty years later, the mystery of what happened to Josh is going to be exposed, and somebody is finally sending him home-bone by bone.
なるほど。
step by step とかと同じでした。
これも、日本語にすると訳しにくいですよね。
2011年度、『このミステリーがすごい!』海外部門のべスト1作品です。
やたらにあちこちの書評で絶賛されていたので、読まなきゃなぁ、と思っていました。
これは、ミステリーではありません。
ミステリーですが、愛の物語です。
大絶賛!!!
たぶん、すごく読みにくいと思いますが、是非読んでいただきたいです。
はじめ、流し読みしていましたが、途中ではじめに戻ってゆっくり読み直しました。
アメリカのミステリーっぽくないなと思いましたが、やはり、アメリカの出版社には断られ、はじめイギリスの出版社から出されたそうです。
私は日本の有名な作家の作品に雰囲気が似ていると思いました。
先入観を与えたくないので読み終わったら、誰に似ていると思ったか是非私に聞いてください。
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私の評価基準
☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
☆☆ 普通 時間があれば
☆ つまらない もしくは趣味が合わない
2011.5.20読了
趣味が合わなかったのかな、あんまりは面白くありませんでした。このミス一位とかで、期待が高か過ぎた所為かもしれません。
ミステリーとしては、謎や伏線はたくさんあるけれど、ほったらかしか、もしくは当たり前なところに投げられていて、真相もいろいろ焦らされるけど、まあそうだよね、というところに落ち着く。
散りばめられた謎に喰いつけると、振り回されて良いのかもしれないが、私はあまり入り込めなかった。今でも、あれは何だったのかなというのはあるけれど。
小説として愛、色々な愛が書かれていると解説?にも書かれていて、確かに類型的ではない、でも、本当に有る愛の形が書かれているように思えた。でも、それならわざわざこのようなスタイルでは無くて、もっと普遍的な状況設定にすればいいのに。
ページをめくると、突然場面がガラッと切り替わって始まるスタイルが、全然馴染めなかった。うっかりすると、ページ飛ばしたかと勘違いしそうだったのは、私だけ?
そして、最も馴染めなかったのは、すれ違いざまに、口も聞かずに、向こう脛を蹴り倒して行くという暴挙、最後には、墓前の花を、雑草にして投げ落として行く。あんまり、普通じゃないよね。これは、もう愛じゃないと思うけど。
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またしても、時間切れ。肝心の結末が未読のまま図書館に返却。明日から海外なのでしかたなく。
十七歳と十五歳の兄弟。二人は森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷した兄。何者かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつひとつ置いてゆく。
設定はわくわくだったけど、登場人物のイメージがなかなか固まらないまま、ストーリがゆっくり展開。未読の後半がおもしろいのだと思う。多分。
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良質な小説ですが登場人物の名前がどうしても覚えられず、何度も名前の読み返しをしてしまいました。全体的に暗い雰囲気がある小説なので読み進むのが結構大変でした。
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相変わらず、犯人はどうでもいい。登場人物がよく書けているので、ミステリーにしては、ストーリーが良い。主人公とイザベルの恋愛は、ちょっとやり過ぎ。もっと早く仲直りするだろうな、普通。
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しんどかったー。実にしんどかった。変な長さ。長いのはいいんやけど、変な長さ。たまにパーカー長い人いるでしょ。
それ。
はじめて外人さんのやつを読んだけど、名前がややこしくなって、全然入ってこなかった。何回も登場人物のとこ見直した。