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グローバルを抜きにしてビジネスがデザインできる時代ではなくなった。
以前から気になっていたのだが、今回のゴールデンウィークを利用して一気に読了。
初版は2004年とのことであるが、やはりもっと早く読んでおけば良かったと激しく後悔。
ベルリンの壁崩壊とインターネット(光ファイバー)の普及により、米国を中心とした製造業のサプライチェーンの変化、並びにサービス業におけるインド等へのアウトソーシング化の進展を事例を交えながら論旨を展開している。内容はビジネス、テクノロジー、政治と多岐に亘り、国家、企業、個人がフラット化する世界でどう生き抜いていくかのヒントが示してある。大変説得力があった。
事業企画・マーケティング関係者には必読の書と言える。上・中・下で800ページを越えるため、時間のない方はまとめサイトで要点を押さえつつ、上巻は全般的に、そして中巻は第6章の「無敵の民」にぜひ目を通していただきたい。
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グローバル化についての本。
諸IT技術の為世界の競技場はフラットになった。
日本人が中国、インド人などと対等に闘わなければならなくなったのだ。
父の時代と明らかに違う世界に生きている事を気付かせてくれる名著。
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会計やITの知識など一見素晴らしい専門知識に思えてもそれだけではすぐにoutsourcingされてしまうという指摘に愕然とさせられる。しかし米国にもAppleやGoogleのような会社がごろごろしているわけではないし、ハーバードやスタンフォードに行く人材ばかりではない。日本の教育が崩壊寸前と言われるけど危機感を持ってるだけまだましのように思える。
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グローバル化、情報化について、フリードマンさんが考えることを取材をもとにまとめた本でした。全部を真面目には読んでいませんが、とてつもないスピードで世界の仕組みが変化している、ということが、面白い具体例によってよく伝わってきました。例えば、
インド人がインドに居ながら、アメリカ人社長の秘書をすることで、コストをおさえることができる。しかもそのインド人はとても優秀!
世界的な大手通信社が、ブロガーの記事を買った!
ビルゲイツが、「ニューヨーク州で凡人として産まれるより、中国で天才として産まれたい」と言った!(これは30年前だったら考えられないことだと筆者は言っていました)
などなど。先進国に住む私たちは、インドや中国や東欧の人たちよりも、ずっとクリエイティブな仕事をしなければ、存在意義がなくなってしまうということを痛感しました。面白かったので、続きも読もうと思っています。
インターネットが生まれてからの歴史みたいなところは、難しくてとばしました。
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上巻は、インターネットの登場によっていかに世界がフラット化されたか、熱を込めて語られている。今となっては当たり前であったり、問題が浮き彫りになったりしているので、手放しでは賛同できない。日本は、いい技術を安く売るのが苦手、というコメントには、納得。中巻、下巻では、そのフラット化した世界でどう生きるべきかが書かれていることに期待しつつ。
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レポート課題につき。
しかしこれは楽しかった。
がんがん読み進められるような軽い軽い軽い文体ですが、それなりに知っておいて損はない情報(といってもすでに古くなりつつあるのだろう)が満載されていますね。
細かな話はとにかく、ITバブルが海底ケーブルの敷設と、その崩壊がケーブル利用料金の暴落をもたらしたとか、
同時代を生きていて知っているべきだったことだけど、
当時パソコンもろくにさわっていなかったただの受験生はあまり知らなかった事情、とか。もちろん、そのもたらしたインドの発展とか。
楽しいです。大学の頃(いまもだけどさ。。。)に読んでおくべきだったなー(ベストセラーだったらしいわけだしね・・・・)
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私は将来海外を飛び回りたいと考えていますが、この本を読んで「本当に海外に足を運ばなければグローバルなビジネスはできないのか?」と問われているように思いました
・P27~インドの会計士
・P36 ジャーナリストのアウトソーシング 付加価値の低い仕事をインドに押し付け、アメリカ人は自身の満足できる仕事をする…果たしてこれでいいのか⁇そして、将来もこれが成り立つのか。インドも発展し、人件費が上がるだろう
・P113 みずからコモディティ化してしまった
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経済の大転換と人間の未来/
The World is Flat:
A Brief History of the Twenty-first Century ―
http://www.nikkeibook.com/book_detail/31633/
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激化するグローバル競争。
ITにより、スピードは格段に早く、コストは格段に安く。
このような本を読むと大体グーグルは持ち上げられているが、
メーカーなどは設備投資も事業拡大もそりゃシビアになるよなと思う。
内容が古く、真新しいものは少ないかも。
中・下は未読。
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4/29
世界はフラットになり、競争は激化する。先進国に住んでいる人間はふかかちについて深く考えなければならない。
世界をフラット化する10の要因。
政治的要因、ベルリンの壁崩壊。
テクノロジー、インターネットとネットワーク。
テクノロジー、UC&Cソフトウェア
アップローディングとコミュニティー
アウトソーシング、2000年問題とインド、ITバブルの崩壊
オフショアリング、生産の全工程を海外で実施
サプライチェーン革命、ウォルマート
インソーシング、UPSの取り組みでサプライチェーン周りの比較的容易な業務をとりこむ。
インフォーミング、Google
モバイル端末
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初版が書かれたのは2005年。当時の未来である今から見れば特に目新しいことは書いてない。でも、その当時は的を射た的確な予言だったんだろうか?うん、10年前であることを割り引いてもそうは思えない。彼は学者で塀の中からの大発見だったのかもしれないが、民間の世界ではやっぱり皆が既に思ってたことだったし、現実すでにそうなっていた。まあまあよくまとめてはいる(でも文系論文らしく数値も分析もなく観念的にまとめて終わり)ので、当時のテキストと思って読めばいいかもだけど、いささか賞味期限切れの感あり。
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2000年前後の中国・インド経済の勃興を感じさせる。今や歴史の教科書の感があるが、これをリアルタイムに読んだら、凄い衝撃だっただろうと思う。
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フラット化する社会
インターネット革命により、個人の力が強くなってきた。しかし、機会はすべての人に平等ではない。貧困、代理戦争、民族紛争、飢饉。それらを是正しなければ、本当のフラット化にはならない。私たちは、世界の地平線までみえるようになったが、見る見ない、そこへ向かうかどうかは自分次第である。
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出た直後に読まなかったため、ずっと手に取らなかった本。洋書の版を見ると、こまめに改訂していたのが分かり、今更だけど読んでみた。3分冊なのに随分盛り沢山で、原著の版からすると4年半も経過しているのになかなか新鮮。
MITのPodcastに出ていたからフリードマンって大学の先生だと思ってたら、ピュリッツァー賞3回も受賞したジャーナリストだったんですね。その経歴があってか、読み物として面白い。駄洒落じゃないけど、クルーグマンと一緒にしてた・・・。