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優しい和の勘違いがきっかけ
2021/03/29 10:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
38歳と27歳の二人
八年のイギリス駐在を経て、やっと本社に帰社した達生(たつお)。
部下に、既視感ある色白の美青年・和(なぎ)が居た。
和から「寝た事がある」と声を掛けられて、思い出す。
和は、渡英直前に旅先で一夜を共にし、メモと紙幣を置いて、寝ている和を起こさずに、去る。
和は、その当時19才の大学生。達生は30才。
和は、達生が失恋の傷心を癒やす旅人だと勘違いして、慰めるうちに恋をした。
ゴミ箱の達生が書き損じたメモを拾って読んで、達生の気持ちを知る。
達生が置いて行った紙幣を挟んだペーバーホルダーから、の刻印の会社を探して入社、
達生の海外異動を知って、他部署に配属された和が異動願いを出して8年、
ずっと達生に気持ちを確かめる日を待っていた。
約束も交わさない恋人を8年待つって、忠犬みたいな愛だ。
こんな乙女な人って、滅多にいないと思う。
・・・身近にあり得ないことでも、本を読んで知って知識の引き出しを増やしておくと、何時か何かの時に役立つ判断材料の一つになるかもしれない。
読書の大事さというか醍醐味って、こういうところにあるのかもなぁ、と思った一冊でした。
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再会&年の差もの
正直な感想ですが、初っ端がとても読みにくかったです
再会して、ギクシャクするそういう場面の背景がよくわからなくて…
最初の出会いから別れる場面が2つに別れているし
ただ、終盤は全てがわかって、ぐいぐいと引き込まれたので
計算した配分だったのかな?
読後は、良かったな~って思わせるところが一穂先生の実力なんでしょうね
再読すると、また、違った魅力があるんでしょう
なので、★3つとなりました
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切ない感じが凄くよかった。
もうちょっと主役キャラクターが掴みやすい性格だったらもっと
読みやすかったのかなと思いました。
脇キャラの方が強いなぁと感じたので。
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作家買い。
林檎、オールト、おとぎ話等と較べると引き込まれ感は少ないかも。
小椋氏の絵柄の変化のほうに気を取られてしまった……
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もひとつ集中できなかったからか、だらだら感があったかなあ。
この人の文章は、表現が豊かで比喩も多彩で上手だと思うけど、慣れてきたせいか、ちょっとそれがくどくも感じるな。
ストレートな表現の中で、折々にひねりの利いた比喩を織り交ぜてるぐらいがいいかなあ?
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アラフォーの上司(海外帰り)といつの間にか入社してた部下との恋話。最初、なんで部下がこんなに頑ななんかな?と思ってたけど、読み進めると、意外に純水でキュンときました。途中まで上司が受になると思ってたのはナイショですww
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表紙のどっちの人が帰国した人なのか戸惑いました。でも面白かったです! 清坂さんて…38才にしては老けている。海外で苦労したのか絵師さんが若いのか。
冬のロンドンで、和のこと 本当に思い出さなかったのかなぁ…。見過ごせない小道具があちこちに散りばめてあります。読み直さなくては!
ぁ 仁科さん、こういう人いますね。「台風」でなくて「ブルドーザー」だと思います。
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商社マン、イギリス帰り課長・清坂達生×異動したての部下・白石和(なぎ)
交わす会話が、独特のリズムで感じがいい。
薀蓄になってしまいそうな砂糖の話が、要所要所で必要なアイテムとなってるのも。
北海道の描写も素敵。
過去と現在が混ざってる構成、多少混乱してしまったが、最初に過去のすべてが書いて無いから、それが明らかになる頁が楽しみって側面もあった。
それにしても、8年は長いと思う。
小椋氏・表紙の達生38歳、老けすぎだよ。40オーバーに見える。
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大好きな一穂さん&小椋さんの本だったんだけど、舞台があまりに身近だったので萌えあがれなかった件。
こんなこともあるもんだねぇとw
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小説の舞台も、キャラクターの設定も良かったです。
年下の男の子が、年上の相手を追いかける、その想いにすごくきゅんときてしまいまいた。
もう一度読んで、じっくり内容を味わいたと思える作品でした。
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緻密な構成でいかにも一穂さんらしいと思える作品。読んでいてどんどん世界観に入り込める。
序盤から中盤までじりじりと進んでいた2人の関係が、最後一気に加速する。どきどきした。面白かった。
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一穂ミチの文章って綺麗。描写の仕方も好き。
商社マンもので、仕事に関する内容もきちんと描かれていてとても好感がもてた。
昔一度だけ寝た相手と再会するというありきたりな設定ではあるけれど、一気に読み終えるくらい面白かった。
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きらきらした表現が魅力です。
ただ、初めてこの著者の作品を呼んだ時に感じた人物の印象と
作品が違う登場人物とが同様に感じる表現が残念です。
きらきらとした印象が、もう少し落ち着いてきたら
もっと魅力的になりそうで期待しています。
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大人ってズルイなぁ。と思ったり。
これは一途さの勝利ですね。
とても好きなお話。
細かいアイテムが要所要所でよく効いている印象。
スピッツベルゲンの話が繋がるとことか、
美しい流れだなぁと感心しました。
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ホテルで、シェフが目の前で焼いてくれるフレンチトーストみたいな、感じ?
材料も作り方もシンプルでわかってるし、味だって予想出来るのに、どこかおしゃれな感じがする、いい意味で。