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真梨ワールドなんだけど、この作品は期待が高い分ちょっと残念。ただし、最後はあっと思わせるところは流石です。登場人物が多いのは、リストでなんとかなるが、時代が変わるとアレとなり、混乱してしまう。
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今はない島、それが祝言島。
その島は本当にあったのか。
あったとしたら、その麗しき島の名の下で、何が行われていたのか。
虚実交じり合いながら、一本のドキュメンタリーを読者は体験して行く。
寿ぐような名称とは裏腹に、この島の過去は忌まわしいもので満ち溢れている。
この物語は、他人を思い通りにしたいという人間の欲望が、全て悪い方向へ向かったために出来上がったものだ。
芸能界、母と子、親友、秘密。
キーワードだけを羅列すればなんと美しいことだろう!
しかしいくら一つ一つの単語が美しくても、文脈で捉えればそれは全く違った様相に様変わりする。
それはどこか現代を映すようだ。
ハッシュタグだらけの「いいね」、24時間で消えるストーリーの方がより気楽な自己満足。
単体では決して悪いものではないのに。
それにしても精神医学において、あの悪名高い手術はいまもこうして題材になる。
だが発明した医師は、死ぬまで自分は患者やその家族を幸せにしたと信じていたそうだ。
実際にそうであったかもしれない。
今では完全に否定されている手術ではあるけれど、それは誰にとっての「悪」だったのだろう?
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*「消された島」をめぐる超弩級イヤミス!
2006年12月1日、東京で3人の人物が連続して殺され、未解決となっている「十二月一日連続殺人事件」。無関係と思われる3人の共通点が「祝言島」だった。半世紀を経て、”消された島”の禍々しい歴史が暴かれる――!!!*
いつもながらに時系列も人物像もややこしく、ドロドロでぐるぐるで難解。真梨さんらしいブレない作調ではありますが、個人的には「解離性同一性障害」出されると、冷める。あー全部そこで収めちゃいますかー…。
ロボトミー手術も、せっかくの上手い題材なのに、中途半端で生かしきれておらず、本当にもったいない。
そう、一言でいうならもったいない作品。もう一度読み込めばもっと落ちるのかもですが、そこまでの魅力に欠けるところも残念。
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祝言島という歴史から消された島。トンネルの先は地図には載っていない祝言島の元住人が住まう怪しいぼろアパート…なんて興味惹かれるシチュエーション。その祝言島のドキュメンタリー映画というのは、なんとなく放送禁止シリーズみたいな感じかなと想像した。時系列もバラバラな物語が一体どう終結するのか、気になって一気読みしてしまった。真梨作品はいつも人物相関がややこしく、あんまり登場してこなかった人物が黒幕だったりすると、この人誰…となってしまうのが惜しい。
主に芸能界でのどろどろの人間関係にスポットが当てられていたけど、祝言島での生活とか、そこで行われていたこと、教護院の話がもっと読みたかった。
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いつも通り、特に中盤からは怒涛の一気読みでした。
最後、謎が解けてきたのに最後の最後によくわからなくなりもう一度読み返すべき?と思っているところです。
登場した人達が、最後までちゃんと意味があるのがすごいなと思いました。
真梨さんの作品で読み終えた物の中では、私は少し物足りなかった感じでした。
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コミック全5巻ほどを一気に読んだぐらいのペースで読了。
相変わらずのライトノベル感覚本。
都市伝説化した『祝言島』に取り憑かれた人々の話。
それなりに面白かったけど
???な部分もあり、謎解きが謎のまま。
ルヴィは樹里に生まれ変わったワケで。
するとルヴィを取り調べた刑事たちは
性格も何もかも違うけれど
2人の顔を確認すれば、樹里=ルヴィと分かるから
ルヴィは逃げた犯人なワケがない。殺された樹里だから。
おかしい。もう一度読み返すほどのモノでもないし。
無理やり感が強い。
こんな無理矢理に終えるのはダメではないの?
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だんだん過去の話に行くにつれて、真実が明らかになり、人の関係性が見えてくるのが面白かった。
どこからどこまでの人が祝言島の関係者なんだろう。
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真梨さんの本は奥が深いのできちんと向き合って読まないとダメなんだけど。
今回、時間がなくて飛び飛びで読んでたら登場人物がごちゃごちゃになってしまい多分、オチの面白さ半減。
名字の数字とか意識して読んでたらもう少し面白かっただろうし、★も増えたかも。
いつか時間できたらもう1回読み返したい!
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ラスト数ページになっても謎が多すぎて、ホントにこれ完結するのかしらん?と心配になりながら一気読み。
で、読み終わった後に「相関図をくれ~!」と言いたくなるような複雑さとモヤモヤ感でいっぱいになった~。
スタイリストの母親がある日突然失踪。
娘のメイは母親のメモにあったフリープロデューサーの大倉に会いに行くが、そこで母親の失踪に「祝言島」とその島の映画を撮った「嘉納明良」が関係していることを聞く。
小笠原諸島の南側にあるという「祝言島」
噴火でなくなった島、都市伝説の島
その島に関係する人物が次々と殺される連続殺人事件
時代やら人物やらが入り乱れてその謎が少しずつ解き明かされていく…(のか?)
ストーリーは、
面白くないとも言えないし、
面白いとも言えないし、
なんかまあ…期待するほどのドロドロ感はなかったかな。
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年内最後の肝冷え読書。
著者特有のねっとりしたエロさとエグさに、都市伝説に迫るゾクゾク感が加わった。悲痛なプロローグから一気に本の世界に没頭。未解決の連続殺人事件を絡め、不気味な謎に包まれた「祝言島」というキーワードを巡る人間模様が複雑に渦巻く。緊張感溢れるドキドキは最後まで途切れることなく続いたが、瞼の痣の意味のおぞましさが際立って、動機の核心はボヤけてしまったな。
仲睦まじいメイとママの関係は読後印象が一変。ジワジワと苛まれるその醜悪さがまさにイヤミス!
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うーん……なんだろう。なんかこう、ラストの失速感が……なぁ。
あらすじはめちゃ面白そうやったし、実際途中まではめちゃくちゃ面白かったんやけど……オチが、なぁ。
以下ネタバレ。
ロボトミー手術はもうちょい早めに出して欲しかったし、二重人格ネタもいきなり感がありすぎる(たしかにスタイリストが女装したおっさん描写はあったけど)
しかも、種明かしを二重人格者につらつら喋らせて終わりってのもなぁ……
前半から中盤がめちゃくちゃ面白かっただけに残念すぎる。
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歴史から消された小笠原諸島にある祝言島。未解決の連続殺人事件の因果はその島にあった…。相変わらずたくさんの登場人物がいてこんがらがりそうになるので一気読み。
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登場人物が多く、名前も変わってるから誰が誰なのかよく分からなくなってしまうのは真梨先生の作品らしい。
中盤くらいは、ちょっと走り読みしても大丈夫。
真梨先生の作品はどれも好きだけど、本作はちょっと期待はずれかな〰️と思ったけど真相が分かると
さすが真梨先生、やってくれる!
このラストすごく私好み。
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こういうシチュエーションは好みですが、人物名多くて複雑、、。相関図書いて臨みましたが、こうなっちゃうと意味ないですね、、。ドロドロした感じを全て集めてきた感じで、ビジュアルはイメージしたくないほどです。いやでも、さすがです!こうでなくちゃ。
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イヤミスで有名な著者の作品なだけあって、登場人物の殆ど全員が極度に歪んだ性格の持ち主だし、ストーリーは複雑で癖があるので、好き嫌いが分かれそうな作品だ。個人的には好きなので、ドラマか映画にしてほしい。Netflixさん、お願いします(笑)