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時代小説は「現代を顧みる尺度」の一つ
2022/05/02 19:45
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投稿者:BlackIslander - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎さんの時代小説に込めた「現代への警鐘」を強く感じた一冊だった.また,過去の中国の持っていた(我ら全ての地球に生を享けたものに対する)存在意義への熱い思いを知ることができた.残念ながら,その存在意義は現在の中国本土からは失われてしまったものであるが,,,
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内容も平易でわかりやすいのだが、読んでいるうちに言っていることに根本的な変化がないので飽きてしまった。近現代、特に明治時代にフォーカスされているが、その内容は歴史に興味がある人が読めばほとんど知っているようなことばかりであまり面白みはない。改めて、明治維新が現代にまで与えている影響、その重要性を確認するといったところである。
同じことについて章をまたいで何度も言及されていることが多々あり何なのだろうと思ったら、本著は講演録なのだそうだ。題名に入れなかったのは著者の思いがあるから良いにせよ、裏表紙のあらすじ部分に説明があっても良かったのではないかと思う。
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歴史の授業では出てこない、日本人にとって歴史を学ぶことの大切さが分かったような気がする。明治から平成まで目まぐるしく、そして急速に近代化してきた日本であるが、時系列に出来事を並べるだけでは分からないことはたくさんある。
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日本の「近現代史」を読み解く本。教養深まるのでおすすめ。日本に来航して開国要求したのがペリーじゃなくてロシア人だったらどうなってたんだろう、とか江戸時代ほど平和を続けた国はないとかいろいろ。
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浅田次郎節がすごく好きです。
彼の分析や意見とともに日本の近代史の知識を整理出来るので、ある程度勉強してから読むのがオススメです。
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「昔の人は個の利益よりも衆の利益を優先し、現在よりも未来を大切に考えていた。時代が下るほどにそうした理念は失われて、人はより刹那主義と個人主義の中に幸福を見出すようになった。」
たしかに、昔の人の文章を読むと、将来を見据えているなと感じる。ある人から「海外でパスポートを無くしたため、自分が何者であるか説明できずに犯罪者扱いされた。パスポートは国が日本人であることを証明してくれるありがたいものなんだ。」と言われたことがある。日本で生活していると考えも及ばなかったが、このエピソードは自分が所属している国のことを考える原点となった。そしてこの本はさらに歴史を知るの重要性を教えてくれた。
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歴史を学ぶ意味について,わかりやすく書かれていた。現在につながる歴史を学ぶことを学校でももっと教えたらよいのに,と思う。
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簡単にまとめると、
・現代を知るために近代史を学ぶのは大事
・現代教育では近代史がしり切れトンボになっている
という理由から、近代史について、ご両親や祖父母の話の伝聞などからまとめた本になっています。
明治維新から150年程度しか経っていないというのは、改めて考えると驚くべきことだなあとしみじみ感じました。