投稿元:
レビューを見る
面白すぎる。低めの温度で日々のあれこれについて話している。この抑制されたユーモラス、本当に面白い。自己肯定感低そうなところ、自分と重なっていよいよ愛読書。
投稿元:
レビューを見る
収録されているのは全て10年以上前のもので、著者がまだ兼業で作家をされていたころのエッセイ集。ドラクエにも造詣が深いことを知りました。
3が好きな著者は、小5くらいの時に遊んだドラクエがその人の人生を支配するドラクエになってる気がすると書いており、確かに僕がいちばん好きなのは小4の時に初めてリアルタイムで買ったもらった5と、その少し前に遅れて遊んだ4なのだった。小5の時には新作が出ず、6が出たのは中1だった。親に言えない金で買った(悪いことはしていない)。その他サッカーファン向けのものあり。
投稿元:
レビューを見る
やっと読み切った、、面白くなかった…
正直どうでもいい話がほとんどで残念。特に星座占いの話など、気のせいじゃない?… としか思えなかった。
二度寝だけを楽しみにしているのんびりほのぼのした作家さんの生活が垣間見れるのかと思ったので期待はずれ。
小説は面白いのかも。
投稿元:
レビューを見る
ずいぶん長いことかかって読み終わった。
終わってしまうのがとても惜しかったのだ。
《どうでもいい話をしたいときに、この本をぱらぱらめくってみてほしい》と津村さんが言う通りに、わたしはかなりこの本に救われた。
わたしは特に、平日仕事でクタクタになり何も考えたくない、明日もあるし早く寝なければ、でも、という時に開いて、一項ずつ読んでいた。
芥川賞を受賞された直後のエッセイとは思えないほど、津村さんの面白おかしい日常の疑問やこだわり、好きなことものが飾らずに語られ、
不思議とこちらも、くだけた心地よい感覚になる。
この頃の津村さんは、会社員をされながら執筆活動をおこなわれていた。
津村さんの作品には“働くということ”についてが下地になっているものが多いけれど、
どの作品もため息が出るほど同意してしまうのは
こうして会社員として“働く”を見つけて観察して眺めてこられたからなのだろうと思う。
だから、このエッセイなんかは、気の許せる同僚と話しているような気持ちにもなれるような気がしている。
津村さんの“どうでもいい話”は疲れ切った心の話し相手になってくれ、重たい気持ちが吸い込まれるように軽くなる。
なんだかおしゃべりな本なのだ。
友達とも気楽に飲み話せない今、
そんな気楽なおしゃべりが、やけに染み入る。
投稿元:
レビューを見る
どうでもよすぎて気にもしない、ただの日常でしかないできごとだからこそ、優しい。頭からっぽで読める、何も考えたくない時に手に取りたいエッセイ。
投稿元:
レビューを見る
まだ読み途中ですが、本当どうでもいいようなくだらないことが書かれています。それがとても脱力というか、くだらねえ〜と言いながらニヤッとしてしまう瞬間があります。何もしたくないけど何かしなきゃと相反する心境にあっても、力まず読めてダメな自分をこれでいいのだと受け入れさせてくれる安堵感のような感覚もあるかも知れません。読めてなくても同じところを何度も読んでしまっても、誰にも叱られないそんな感じのする本です。このままダラダラ読んで行こうと思います^ ^
投稿元:
レビューを見る
題名が気に入って読んでみました。3ページ程のエッセイがたくさん入っていて、どこから読んでも良いしササッと読めて良かったです。
投稿元:
レビューを見る
「子育てもったいない」「花見への情熱」「会社員はカナリアか?」「お茶屋と文筆業」「走るモラトリアムとしての新幹線」「求む、ぽっちゃり神様」「ドラクエと私の二十年」「野球する子が歩いて行く」
投稿元:
レビューを見る
とにかく1つ1つが短くて、内容も他愛なくて、たとえ「本」を読む気力や時間がない人でも心地よく読めてしまうような、読者にとってはハードルの低い本ですが、実はそれこそが手ぬかりなく整えられた、筆者による気づかいであり心づかいなのだと分かると、さすがだな、嬉しいなと感じ入ることができる2度美味しい本でした。
読んでいるとクスッと笑ったり、あ〜分かる分かると共感したり、へぇーそんな事を考えるのかと面白がったり、急に自分の小学生時代をしみじみ思い出したりします。あとがきにもありますとおり、それがたまに会う友達と気兼ねなくおしゃべりする感じと似ており、同じようなデトックス効果があるように感じました。
投稿元:
レビューを見る
程よい庶民派(?)な貧乏性ぶりと、世の中のことに割と淡白で淡々と検索して「へー」と感じたことを活字にしている、そんな感じが所々本業の小説作品とも重なって絵面を想像してしまう。
表紙裏の解説文には「アッパッパーみたいなのを着て」という部分を取り出して「脱力系」と称されているが脱力系、という表現ともまた違うかな。アッパッパーなる言葉はこの本で初めて知りました(笑
投稿元:
レビューを見る
筆者独特の観察力が詰まったエッセイでなんだかいっきに読んでしまった。
津村さんの感性はなんだかとても良いなぁと読んでて感じました。
杭全神社の読み方を初めて知った。
投稿元:
レビューを見る
脱力系エッセイ。
ひとつひとつの話が短く、読みやすい。
大きな盛り上がりがあるわけではないが、ちょっとした時間に読むのに向く。
ユーモラスな思考と表現力は著者ならでは。
ほっと心が落ち着くような、そんな一冊。
投稿元:
レビューを見る
◆どうしてそういうことが好きなのかわからないし、説明できる必要もないと思うのだけど、やっぱり人間が生きているということはそれだけで興味深いし、見ているだけで時間が過ぎてゆく美しいことなのだろう。
◆これからはちゃんと高校野球を見ると思う。今もテレビで見ている。もう二度と見ることが叶わないかもしれない、名前もおぼつかない彼らが、ただ野球をし、見る者の在り方を問いただす。
投稿元:
レビューを見る
びっくりだ。こんな人がいるなんて。
これだから本は面白い。
『やりたいことは二度寝だけ』・・・
なんて正直なタイトル。
初めての作家さんでエッセイから読ませてもらうのは
初めて。
本屋さんで手にした私に
「買っておくれー」「読んどくれー」と言われている
みたいで買ってしまった。
妖精本や昆虫の図鑑を眺め、
ドラクエをこよなく愛し、
歳をとるごとに信心深くなり、
歳を重ねるごとに炭水化物が好きになり、
ノート好きだが裏紙でないと安心して書けず、
手製の裏紙メモ帳作りに精を出す。
中でも「大人とお片付けの歌」はめっちゃ笑った。
この人に会ってみたい、友達になりたいと思わせる庶民的な感じがする津村さんのやさしい日々を綴った一冊で、一気にファンになてしまった。
先日、本屋大賞が発表されたが、
2位の『水車小屋のネネ』の作者がこの人だと
知ったときはびっくりした。
さっそく買ってきた。評判は上々。楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
『ポトスライムの舟』で知った津村記久子さんのエッセイ集
独特の視点と語り口調で、ふとした瞬間に手に取りたくなる作品
特にお気に入りなのは
「いっそ妖精ということで」
→日常生活でたまに出会うびっくりするような人や現象はもうそういう妖精がいるんだということにしとこ?という大胆な諦め方が気持ちいいし、実際そう思うといろいろなことを流せるように思う
「何者なのだアレックス【「毎日スペイン語 エリのドキドキ☆スペイン留学」の感想】」
→語学の勉強あるあるのその設定無理じゃない?という会話例へのツッコミ集
「数珠のようなものと弟」
→津村記久子さんの弟さんとのお話。弟さんと弟さんの勤め先の入居者さんとの関係や津村さんと弟さんの関係がなんだかさっくりしてていい