紙の本
身代わりの空 下
2018/08/18 09:02
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
堂場シリーズのお歴々が総出の状態で楽しかったです。支援課は支援課ですね。まさに本領発揮ですね。村野の捜査一課時の活躍はどうなったのかわかりませんが、現在の性格の持ち主はなかなかいないですね。面倒くさいですが敵はなかなかいないでしょう。今後の活躍が楽しみとともに他シリーズとのコラボいいですね。
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シリーズ第4弾。
富山で起きた航空機墜落事故。被害者が多数出ると予想された為、犯罪被害者が支援課のメンバーも富山へ。
死者は多数いるものの、大きな混乱もなく、物語の主題は身元不明の死亡者へと移っていく。偽名で搭乗していた人物は実は指名手配犯。その事件の背景を追ううちに様々な事件が絡んで、かなり複雑な話に…
うーん、話は面白いし、自分の本来の仕事を外れて捜査をしてしまう主人公たちがこの作家さんの良さなんだろうけど、ちょっと展開が強引過ぎるようなイメージが始終付きまとう。
シリーズが完結している失踪課の高城が出てくるまでは、サービスと受け取れるが、まだ継続中の一課の一之瀬、追跡係の西川&沖田、名前だけだけど大友、そして鳴沢まで登場してしまうのは、どうしたものか?
オールスターと喜ぶ読者さんも多いが、元々登場人物を作品の中でクロスさせる手法を取っている作家さんならともかく、きちんと個々の作品の魅力に惹かれ、それぞれのシリーズを楽しみにしている私には手詰まり感にしか感じられなかった。しかも、肝心の飛行機事故の原因は明確にならないまま。他の遺族の方はどうなったのだろう?
ページ数の割には、疑問点の残る作品。
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堂場瞬一の警察小説史上最高傑作、遂に刊行!
旅客機墜落事故。被害者支援にあたる村野だが、一人身元不明の遺体が。村野の捜査から、それは毒殺事件での指名手配犯だと判明するが。支援課史上、最も複雑な闇の前に、高城賢吾、一之瀬拓真までが立ち上がる。
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今回の終わり方は、とても良かった。いつもいいとは思ってるが、やはり笑顔で終わるというのはいいもんだ。オールスター集合的な要素もあって楽しめた。
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身元不明者の捜査に関わりながらも、本井の足取りも辿る日々を続ける村野。
あまりの謎の多さに疲れも見え始める。
そんな中、登場するのが、堂場シリーズの失踪課の高城や追跡捜査係の西川、沖田。一之瀬。
名前だけだと大友や鳴沢も…
事件は複雑化したけれど、彼らの協力もあり真相が明らかになっていく。
上下巻に渡るも、結構サクサクと読めた。
シリーズものを多くもつ作家の強みも強く出ていた気がする。
2019.10.22
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失踪課、追跡調査課、さらには捜一の一之瀬も登場し、みんなけっこう関わって動く。高城さん、懐かしいよね。名前だけだが、鳴沢や大友も登場。なかなか面白かったけど、最後がちょっと駆け込んだ感じは受けた。
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著者のシリーズものの主役が、総結集の感がある本作。
旅客機事故での意識不明者は、搭乗者名簿とは別人。
行方不明の本人を探すため、失踪課の高城賢吾と明神愛美が協力すべく登場。相変わらずの明神と高城の掛け合いに、思わずニヤリ。
やがて、15年前の事件が絡んできて、登場するのは追跡調査係の西川と沖田。
捜査本部へは、捜査一課のあの一之瀬が村野に同行。
鳴沢の噂は出てくるし、大友鉄の名前も登場。
他のシリーズの主人公たちを登場させる著者の手法に、読者の賛否は分かれるかもしれない。
読み手としては、完結したシリーズの主役たちが、久しぶりにその元気な姿を見せることは、著者の作品を読む楽しみでもある。
とにかく、深まる謎を追って富山へ東京へと東奔西走する主人公の活躍に、一気読み間違いなしの傑作。
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第4弾下巻。
富山にて飛行機事故が発生する。
被害者の中に身元不明人物。
被害者家族を支援しつつ身元不明者の謎を追っていくお話の続き。
下巻では作者の他の刑事シリーズ作品の主役たちが続々登場!
高城氏・一ノ瀬氏・西川氏・沖田氏の登場により読んでいてワクワクどUP。
主人公の村野氏も刑事の顔に戻りつつあり頼もしくなりました。
複雑にみえた事件と飛行機事故の絡みもきちんと解決。
作者の遊び心が見えるおススメの一冊。
(他の刑事シリーズ作品も読み終えていると尚楽しめる)
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聞き込みに訪れたホテルに目指す人物が泊っている、という設定は少し甘いような気がするが、とにかく事件は解決する。
事件解決が被害者支援課の本来業務ではないが、そのことによって村野を得難い経験をし、自分の居場所を見つけたと実感する。
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3月-7。3.5点。
意識不明者の意識が戻り、謎が謎を呼ぶ。
一方で、別の殺人も見つかり、複雑な事件に。
高城、追跡捜査西川・沖田、ルーキー一之瀬と、
堂場瞬一オールスターズの様相に。
真相も、あーそーなのね、という感じ。
まあまあかな。
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後半は堂場作品オールスターを期待させつつも結局は名前だけの登場が多く、少し残念でした。
久し振りに鳴沢さんに登場して欲しかったな。
肝心の事件は、人の関係が多少ややこしいものの、作品のボリュームの割に呆気なく解決した印象。冤罪問題への対応の過程を放置したまま爽やかに終わるのも、犯罪被害者支援としては中途半端な気がする。
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堂場作品で上下巻になるのは珍しいように思う。もう1つ通常の堂場作品と違って面白いところは、堂場の他の警察シリーズの主人公たちが別部署の人間としてかかわってくるところ。こういう相互乗り入れも普段はないので、本編の、担当違いに足を踏み入れているもどかしさとは別に楽しんでしまった。
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無理槍やりっぽいというかやや強引だけど事件解決して良かったかな、と。
失踪課の高城さん好きなので飄々としながら主人公に「刑事とは」「仕事とは」と言う問いかけをしていて良かったなーと思う。
主人公もやっと支援課での自分の立ち位置と言うかやるべきことがはっきりしてきたのでちょっと好きになれた。
各シリーズの主人公たちが少しずつ顔を出すので長く堂場作品を読んでいる自分としては楽しかった。
N氏は最後まで「名前だけしか出ない人」なのかなと思うと余計に面白い。
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読み応え充分。一風変わった複雑さだが、違和感なく読み進められた。登場人物それぞれが役割を過不足なく果たしてたのが作品の良さを一層引き立てたと思う。個人的にこのシリーズは、被害者家族の誰かが警官になるまで続けて欲しい。
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堂場瞬一を初めて読んだけども、他シリーズに出ているのであろう方々が登場。高城さん好きなので読んでみたい。
最初の飛行機事故のスケールと比べると終わりはちょっと呆気なくというか、複雑すぎて小さく見える感はある。でも面白かった!ストレスなく読み進められる文章。