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残酷だけれども切ない物語です
2017/09/16 02:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はじかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミックスと小説と読みました。コミックスを先に読んで、結構好きな話だったので、小説も気になってました。いろんなレビューを読んであまり好意的な内容でもないというのは知っていましたけど、どうしても自分で読んでみたかったので電子書籍で読みました。
感想としては、わたし的には別サイドの物語として読むといいと思いました。コミックスのような安心できるハッピーエンドではありません。でも、小説だからこその深い人間のずるさや弱さとすれ違いの残酷さがあってよかったかなと。まあ、確かに幹の扱われ方は相当泣けます。最後まで泣かされっぱなしですが、それこそが幹の人生なんだろうなと思いました。卑屈だけれどもひっそりと輝くような月の光。
コミックスの設定と小説の設定では、ストーリーの構成上どうしても同じでは物足りないので、逆に小説の方が残酷さがきついとは思います。でも
まさかの10年後の展開がそれかあ・・・と思うとあのラストになるのは仕方ないかな、とも思いました。
結構これまでにもゲスな男の出てくる作品や受けの残酷なまでの扱いの話は色々と読んできたので、驚くほどの酷さではなかったです。幹の壊れっぷりは読んでいると精神的にしんどいかもしれません。
ラストのちょっとだけの未来の幸福が垣間見えるところが、幹のほんのりとした未来の希望かなというのが救いかなと思います。
悲惨な受けの結末は、あんまり好きじゃない方は読まない方がいいでしょう。でもわたしは、どちらの作品も好きかなと思いました。
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