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藤井邦夫さんの新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№2「思案橋」、2017.7発行、思案橋、幻の女、忠義者、帰って来た娘の4話、どれも胸のすくはなしです。特に、忠義者、感動しました。秋田から主の仇を討つために江戸に来た直吉。そして、その直吉を追って野良犬化しながらも江戸の白縫半兵衛宅に辿り着いた秋田犬の「しろ」。この忠義者たちの心に、半兵衛がこたえます(^-^)
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新知らぬが半兵衛になっているのを、気づかなかった。
藤井邦夫氏の、秋山久蔵御用控シリーズも大好きである。
今回のこの本は、第2弾 4話からなる。
「思案橋」おつやと夏目左内のほのかな想いが、会ったのに、、、1人でどちらも、罪をきようとする。
左内の潔さというか、、、、もう少し、どうにかおさまらなかったのか!
今日の、横綱の引退の話ではないけど、、、
「幻の女」千利休の茶碗で騙りをし替えた桂木青洲こと、盗人の仏の喜十、その顔を持つ長法寺の住職宗円の悪事、子供を殺すと言われて、盗賊働きをさせられたおそめ。
半兵衛の粋な計らいで、初めからおそめは居なかったように幻の女で、終止符を打つ。
「忠義者」犬のしろに主の香月蔵人の無念をはたす直吉の忠義者。
ここでも半兵衛の才覚で、直吉の殺した竜之介が、病死扱いなので、直吉が人殺しとし捕獲されることは無くなった。
「帰って来た娘」4歳の時に行方不明になった娘が、12年後に戻って来た。
本当のお嬢さんか???
何か企んでいるのかと、思っていたが、最後は、丸く収まって良かった。
第1弾の「曼殊沙華」を読んでいないので、今度はこれも読んでみたい。
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内容(「BOOK」データベースより)
楓川に架かる新場橋傍で、博奕打ちの猪之吉が死体で発見された。探索を開始した半兵衛の前に、猪之吉の情婦おつやの家を窺う浪人者が現れる。さらに猪之吉と連んで悪事に手を染めていた“厨の長助”も殺され…。「世の中には私たちが知らん顔をした方が良い事がある」と嘯く、北町奉行所臨時廻り同心白縫半兵衛の人情裁きを描く、大好評シリーズ第二弾。
令和3年8月22日~24日