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さがのセンセ初の、キャラコミックス&ファンタジー要素ということで、楽しみにしておりました。
正体不明の生命体Xが、不足してしまった生殖するためのエネルギーを、ヒトの「生殖に使わないH」のエネルギーから搾取する…という設定です。
しかもそれだけではなくて、謎の生命体Xによって「働き蜂」に選ばれてしまったら、もし誰かとHした場合相手から自分の記憶がすっかり消えてしまうんです。否応なく。
すごく面白い設定でなにこれ⁉と話に引き込まれました。でも働き蜂の能力がかなり過酷。
「働き蜂」にされた警備会社営業の栗原に恋してしまうのが、蜂蜜ショップ店員の朋也です。二人の純粋な恋心がよかったです。
同じ人に何度でも恋をする…という運命的な二人という話は、ロマンがあってツボなんですよね。だけど、兵頭と海徳の関係が残酷というか悲しかっただけに、ただロマンティックだとは言えないところがあって…切なかったです。
すごく好きあってるのに、忘れてしまうとか、忘れられてしまう…ってのは胸が痛みます。
エロからエネルギーを吸収するんで、確かにエロいはエロいんだけど、それだけじゃないんですよね。
なぜ本来の意味である生殖抜きでのHをするのか?意味無いなら生命体Xが有効利用するよ?から始まって、それは決して無意味なことじゃない…!すごく大切なことだって再認識できるようなストーリーで、深かったです。
…まあ、そう言いながらも、ストイックに苦悩する栗原にすごく萌え萌えだったんですけどねw
兵頭にも海徳ラブが確認できて満足でした。こっちのcp刺激ありすぎ。かなりエロかったです…