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私もあと少しで60歳になるけど、こんな定年後を迎えたくないですね。
会社と関係の無い付き合いや趣味も持たないといけないな!
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定年退職後、いかに生きるべきか?! というオビにそそられて、この歳になって初めて「渡辺淳一」本を購入しました。
こうはなりたくないという反面小説でしたね。
主人公のアホさ加減にムカムカさせながら、スラスラと読めてしまうところはさすが人気作家ということなんでしょうね。
自分の退職後の人生はもう少しはマシだなと思わせてくれるところも少なからずあったんですが、大手広告代理店の上席常務執行役員まで務めたという経歴まであるのなら、社内外でそれなりの教育なり様々な情報に接する機会が多くあったはずで、こんな見識の人間が役員になれるはずもないんだが・・・とか、デートクラブの話にしても、こういうリアル感のないお話と比べたところでどうしようもないか。
(2013/10/17)
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この著者の作品といえば男女のどろどろとした愛憎を描いた作品が思い浮かぶ。いくら制したくても制しきれない情念が生み出す悲劇が得意だ。しかし本作の主人公は哀れな退職者だ。会社という特殊な社会に特化したために、一般社会に適合できず、家族にも見放される哀れな老人なのである。それは孤独でもあり、滑稽でもある。私自身かならずしも客観的に読めない年齢になって、必ずしも笑い飛ばせない哀愁が感じられるのだ。
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定年退職で、第二の人生は、今まで、我慢していた事やら、したいと思っていたのに、時間がなかったので、出来なかった事などなど、全て、出来るようになると、思っていたのに、、、
定年後、待ち受けていたのは、夫婦関係、親子関係の、ちぐはぐな関係が、起こって、スワッ、別居生活か?に、、、、
エリート企業戦士が、会社から離れたら、時間の余裕は出ても、金銭の余裕が、がっちり、配偶者に、掴まれているので、何も出来ない。
上司の立場であったため指示をするのが、当たり前で、細かい用事など、自分でした事のないし、やらなかったのが、退職後、いちいち、家族から、指示が出るのが、余計に気に食わない。
犬の散歩まで、やらされるのか?と、腹を立てるが、1日を過ごすのに、どうしたらよいか?主人公の威一郎は、時間の過ごし方が解らない。
暇がストレスになっている!と、医師から言われたり、また、主人が、1日中、3食必要となり、家に居られるのにも、妻は、不定期愁訴に、陥ってしまい、お互いにイライラしてしまう。
娘が、旅行にでも、行ったらいいのに、、、と、言われても、妻の方は、今までの旅行経験から、行きたくないとの自己表示をする。それを聞いて、夫も、余計にへそを曲げてしまう。
人生バリバリと、働けているのが、幸せなのかもしれないと、つくづく思う。
子供達も、巣立ってしまって、親を必要としなくなったら、好きなことできると、思っても、頼りにされている時は、もう、忙しいのにと思いつつも、、誰からも、頼りにされなくなったら、何もする気力が、起きない。
人間とは、人のために、何か出来る時が、一番幸せなのだと思う。
妻が、家を出てから、威一郎が、デートクラブの小西さんと、アバンチュールへとのはなしの展開になって来るが、彼女が、結婚してまで、お付き合いを約束する所で、話は終わるが、、、、
やはり、渡辺淳一氏で、恋愛物を入れないといけないと、思っているのだろうが、最後までデートクラブの彼女の話で、終わるのはいかがなものなのだろうか、、、と思った。
1日に、10万近くを、デートクラブで、使う事なら、今まで、つつましく、倹約してきた妻に、それだけの事をしてあげるという、夢のある話が、欲しかった。
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定年退職後、仕事に打ち込んでいた主人公は
思いもよらなかった事にことごとく直面していく。
妻と旅行したり買い物に行ったりのんびりしたり…。
そんな夢を思い描いていたにもかかわらず
現実はまったく違うもの。
それに理不尽に起こる主人公。
ものすごく亭主関白、といえばまだ大丈夫そうですが
単なる自己中心的夫。
核家族になった今、これは無理です。
最初から最後まで、女性相手には
駄目だしをくらうだろう生活態度。
男性にしてみれば、当然の生活態度。
どうしても上に立つと、その癖がぬけません。
それが生活の一部、ですし。
どうして、相手の立場にたって、ができなくなるのか。
プライドが高いのは面倒です。
とはいえ、そのまま放置して楽をしてきた妻にも
問題があるといえばあります。
しかしこの夫相手だと、少しずつ改善、よりは
崖から落とした方が早いのも確か。
驚くほど典型的な、定年退職後。
ある意味、世の中の男性に『退職後は気をつけろ』と
警告できる本です。
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きっかけから、普段ない読み方でもあったので、このストーリーは、どこへ向かうのかと、ちょっとハラハラというのは言いすぎでも、先がわからず読み進む感じでしたが、文章自体は読みやすく、ただ連載小説なりの、章ごとの重複もあって、と、叙述がやっぱり間延びする感じというのを覚えつつ読みました。
最後、おおとりとなって、むしろ、スッキリした気がしました。渡辺淳一さん、お若い頃の名エッセイ『公園通りの午後』と、あの話題作『失楽園』を読んだ記憶はあるのですが、その他の作品は読んで来なかったので。
この威一郎の物語を、現代の象徴として書かれたのであれば、それは、当を得ているのだろうと、最後はそう思えました。
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評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
大手広告代理店の上席常務執行役員まで務めた大谷威一郎。関連会社の社長ポストを蹴って定年退職した。バラ色の第二の人生を思い描いていたが、待ち受けていたのは夫婦関係と親子関係の危機。そして大きな孤独だった。犬のコタロウが側にいるだけのさみしい日々がつづく。人生最大の転機を迎え、威一郎の孤軍奮闘が始まる。定年退職後、いかに生きるかという一大社会問題に肉迫した異色の傑作長編。
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定年後の自分はどうなるんだろうか?と自分と重ねながら読み進めた。多分プライドとか過去の役職とか、そんなものを身にまといチュージィなじじいになってしまうのだろうか?車に乗っていて目にするのは結構な渋滞の時、年配の特におじさんの中には意地でも割り込みさせないという人が時々いる。あそこまで必死な態度は一体何だろうと思う。話がそれたかもしれないが、あんな人にはなりたくない。おおらかなじじいになりたい。
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余生をどう過ごすか、参考になるかと読んでみたが・・共感する部分、ほとんどなし。元役員の退職者がプライドを捨てきれずに自分勝手な愚痴と言い訳の連続。かなりピントがずれてる感じ。リタイアしてからの悲哀や新たな生きがいとか材料はあると思うが、この作品には何もない。理屈をつけても、嫁さんも勝手だし(笑)
まぁ、読んだ時間の無駄でした。
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定年を主題にした小説。定年後、自宅にいる時間が多くなる古老男性。自宅での妻の仕草やかまってくれないことへの不満と苛立ち。子供たちはすでに自立。かまってくれるのは、犬ばかり。定年を迎える前の男性に薦めたい1冊。
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第一線で戦ってきたサラリーマン戦士の定年退職後の悲しいドラマ
妻との会話が定年前でもあるあるすぐて切ないw
上手な歳のとり方をしたいものだと思う
まぁ、今時のサラリーマンは会社よりも家庭に傾倒しているのでこの小説のような物語は生まれてこないだろうけど
定年退職以前に早期離婚のが問題だ
熟年離婚まで持たないんだから時代は変わった
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2015年19冊目
大手広告代理店で役員までなった男が定年になった。
働いている時は寝に帰るだけの日々。
定年になって自分がうちにいることになれば妻は喜ぶ事になるだろうと思ったが、妻は妻の世界を作っており、夫がいることでストレスが溜まっていく。
男にはそんな妻なことがわからない。
ついに妻は家を出ていくことに。
さあ、どうなるのか?
会社一筋、うちの事は妻まかせのお父さんは今のうち読んで方がいい物語です。
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定年後の団塊世代男のわびしさ。心理はかなりとらえていると思う、カミさんの言うこと、それに対する反応とか。どちらだけが悪いという問題ではないのでどうしようもないままタンタンと進む。最後もどんでん返しがあるわけでもなく、これから頑張ろう的な終わり方。何かでおススメってみて読んだけどこれのどこに感動を?という感想。
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定年退職した威一郎の生活を描いた小説。定年後、家にずっといるので妻とうまくいかず、出て行かれてしまう。その間にデートクラブの女性と知り合い、少しは気が紛らわせ、自分のことを自分でできるようにもなった。妻が戻ってくるといなくなった間に自分が変わったことに気づかされ、今後の生活を見直すことになる。
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定年を迎えたお父さんの半分以上が大小違えど起こりそうなシミュレーション小説。
仕事一筋で趣味もなく、家では威張ってばかり、家にいない時間の方が長かったため家族とのコミュニケーションがうまくとれず、あげく家族からは邪魔者扱いされ疎んじられる。
本人は家族のために頑張ってきたとの思いが強いため、あまりにも報われない現状を受け入れられない。
何か趣味を作るにもプライドが許さず、付き合える仲間もどんどんいなくなる・・
この小説を笑い飛ばせるように、これから定年を迎えるお父さんは準備しておきましょう。
さて、小説に出てくるコンパニオンガールの小西さん・・彼女は結婚するのに今まで通りの関係で、なんて現実には絶対起こりえませんので、夢見るお父さんたちはご注意ください。