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もはや野球漫画の表紙とも思えない地獄絵が目を引く最終巻。
試合が凄惨の度を増していくにつれ、ただでさえアレなのにどんどんラフになっていく絵柄。
突如なかったことにされてしまう第2部。
そして前代未聞の結末。
いろんな意味で開いた口がふさがらない、世紀の傑作をじっくり味わってもらいたい。
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アストロ球団や逆境ナインなど、野球を題材にしたギャグっぽい作品は数あれど。
ここまで、残虐でバイオレンスな作品はないんじゃないかと思います。
だってフライを補給した選手が突如として爆発するんですよ!!
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物語という既存フォーマットに対してどこまで不誠実でいられるかをひたすらに実験しているような漫画であった。どこで終わってもいいような気もするけど、続くなら続くでこちらとしても延々と読んでいられるうんこ味の金太郎飴構造。
よく「まじめに読むのが馬鹿らしくなる」などというけれども、この漫画はむしろ画太郎先生のまじめになんか読ませてやらねー!という明確な意志の元に描かれていた。
さっきどでっ腹を突き破られて死んだはずの男が次のコマでは普通になんの説明もなく生きてセリフを喋っているようなシーンばかりなので、どんなにまじめに読もうと思ってみても、結局はへこたれて「これはもうそういう漫画なんだ」「考えても仕方がない」「受け入れる他にできることはなにもない」とある種の悟りを開いて読み進めていくしかなくなってしまう。
コピーを多用した前後不覚のループ構造も手伝って、なんだかお釈迦様の手の中で転がされているような気持ちになったが、むしろそのわからなさが心地いいような気がしないでもないような感じがなくもない雰囲気。