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浪人若さま 新見左近 シリーズ6
甲府藩主でありながら、正体を隠し、浪人・新見左近として、江戸市井に住み、か弱き庶民たちを救う、後の6代将軍・徳川家宣の若い時代の活躍を描く。
兄・岩城泰徳が持ってきた.旗本との縁談を断り、泰徳にカマをかけて、左近が甲府藩主である事を知るお琴は、
左近と結ばれようとは思っていない。生涯、独り身でいると言う。
一方、左近は、将軍の代参で日光に行くことになる。
将軍暗殺の企てがあると察知した綱吉。
桂昌院は、甲府藩主・徳川綱豊が、首謀者ではないかと言う。
そこで、牧野成貞は、首謀者を見極めるために、日光社参の代参を綱豊に命じるように、進言する。
「日光社参の道中で、刺客が襲わなければ、綱豊が絡んでいることになり、襲ってくれば、綱豊が退治するだろう」と。
綱吉は、不承不承、承諾して、左近が綱吉の身代わりとして、代参するこたになった。
かくして、柳沢吉保に守られ、左近は、旅立った。
今回も、サクサクと読めた。