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再読。Xシリーズ第五弾。今回は連続爆弾事件に関わるいつものメンバー。Xシリーズの中でも一番内容を濃く覚えていたので犯人はわかった状態での再読となったわけだが、それでも犯人の動機を捉えるのはやはり難しいと感じた。内容をよく覚えていたというのも犯人の不可解さ故かもしれない。好意的に解釈できるものなのか、それとも全く逆だったのか…。うーん、難しい。
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最初から怪しいサソリ。ずーっとそのテンションのまま終盤に行き、最後にドドドっと盛り上がりました。緊迫感からの開放という意味でもEXPLOSIVEはシャレたタイトルです。
今回、真鍋くんが大活躍でした。これまでのデリカシーない言動はチャラかな。。いかにも不気味なお茶を飲んでしまう小川さんは不用心ながらも可愛らしいですね。
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ここから!初めて読む話!
どうなるのか徐々に気になっていって、最後の出来事にもオチにもびっくりした〜。小川さん、萌絵ちゃん並みに危ない目に遭ってる。
なぜかこの話がXシリーズの最終巻だと思ってたけど、まだあと一冊あった〜嬉しい!
Xは真賀田四季と少し距離があるから、なんかちょうど良い息抜き。次はいよいよWシリーズ!楽しみ!
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SYアート&リサーチの面々は匿名の依頼を受けて、ストーカー行為を行っていると思われる男性の尾行を行う。世間を騒がす連続爆発事件も絡み、事態は思わぬ方向に進んでいく。Xシリーズ第5作。
相変わらず、小川さんは危なっかしい。真鍋くんがいなかったら・・・。
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p231
「思い込みからスタートして推理を進めたら、途中の論理が正しくても、結果も思い込みになるんだよね」
p272
その笑顔は、もうはっきりと思い出せない。
ただ、自分は彼の笑顔を見た、というだけなのだ。
時間が経つと、すべてのものが、みんな薄まっていくようだ。
Xシリーズ5作目読了。
サブトピックスとしてあげるならストーカー、張り込みモノ。ドストエフスキーの『地下室の手記』が章ごとに挿入され、解説は精神科医の先生。
このシリーズは特にそうですが、探偵という仕事であろうとも、第三者的な視点というか、言ってしまえば傍観者という要素が強く込められているような気がします。あれこれ推理や推論、観測情報を口にするけれど基本はそこで終わり。
犯人は誰でした、動機はこうでした、この行動にはこのような意味がありました、という説明は極力省かれ、ぼかされ、また犯人(らしき人物)が真実を語ることもない。でも現実ってそういう曖昧なものでしょうし、すべてが理解できるとも思えません。
伏線を投げた、と言われかねないかもしれませんが、犯行や凶行に及ぶ人間への不理解さ、分かりあえなさみたいなものがよく書けてるかと。最初はチューリップの花言葉を何かにかけているのかな、と思っていましたが、やはりそれも触れずにフェードアウト。Xシリーズ、タイトルはだいぶリズム重視なので、英題の方が作品に近い言葉のように思えます。
ちゃんとは読んでいませんが、『地下室の手記』は自意識過剰な、もっと言うと精神に異常をきたした主人公の独白。娼婦も出てきます。基本的に引用する本は読んでいない的なことを何かで書かれていましたが、絶妙にデザインに組み込まれているように感じました。
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冒頭の、サーファーの相沢さんのところで爆笑。
どなたかも書いていたけど、このシリーズは、出てくる人が他の森シリーズと違って、普通の人ぽくていいと思う。
今回は真鍋が活躍。
状況から、いろんな可能性を消して、推測していく様はとても冷静で頼りになる。
布団巻きのシーンも、真鍋が体力と頭脳で小川さんを助けてあげたのだ。
鷹知さんより活躍してましたよ。
あやしい人物が二転三転。これぞミステリーの面白さ。
謎解きはやはりちょっと不思議なテイストだけど、森博嗣だしこれでいい。
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220525*読了
今回のXシリーズは、何とも言えない気味悪さを感じました。
佐曾利(名前からしてすごい)という男の尾行を依頼されたいつもの面々。
実際に人をつけるって、こういう風なのね…ふむふむ。
尾行のシーンは、自分まで後をつけているような、ソワソワドキドキ感を味わいながら読みました。
ストーカと爆弾魔という二つの事件、さらに殺人事件まで加わり、「この人が犯人?え、違う?」と混乱しながら、ページを捲る手が止まらない。
クライマックスでは、小川さん、危機一髪。真鍋くん、よくやった!
向こう見ずな小川さんにやっぱり親近感が湧くなぁ。
いつものように全てが語られない。
動機が理解できない。
そこがリアルで好きなのだけれど、「なんで?」が脳内を渦巻いています。
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第5弾
監視の依頼、ストーカー、爆弾魔、殺人 恋人?売り?兄妹…誰が死んで、誰が主犯で、失踪した人はどこにいたのか、いなかったのか。 結局真相がほとんど分からず。なのにもやもやしないのは森ミステリになれたからなのか…何回読んでもわからないのに。とにかくやめられなくて、とにかくおもしろくて、なのにとにかく出てくる人が好きじゃない。 このシリーズはもはや、鷹知しか好きじゃないのではないかと思うくらい。この壮大なシリーズ群は、着地点がどこかにあるのだろうか。
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ハラハラドキドキして楽しめました。動機などは作中で完全には明らかにされませんが、本人ですら明確な動機はわからない、それが人間の非合理性や不完全さなのだということが繰り返し語られていました。香山リカさんの解説も面白かったです。
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まさかそんな事実が隠れていたなんて。
他人の考えていることなんて本当にわからない。
みんな変人なのだから。
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面白かった。
最後の小川さんと真鍋くんの行動が、ちょっと唐突な気はした。
でもまさかこの人が犯人じゃないよな、と思った一番怪しい人が犯人なパターンが多いような、、、?