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本格ミステリと言われるジャンルを初めて読んだが、最初から沢山の登場人物があり整理できないまま話が進んでしまった。しかし、ストーリーが繰り返される度に世界にのめり込んでしまった。
本当にヒサタロウと友理さんの仲が気になる。
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古風で独特な文体だが読みやすかった。ミステリーとしてのトリックもしっかり出来ていて満足。ループ系の作品が好きな方はぜひ。
文体 +1
ループ設定 +1
トリック +1
世史男兄さん +1
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どんでん返し好きだから、帯に惹かれて。
けど思ってるほどどんでん返されなかったかなぁ〜
けど、もう一回読み直してみると発見があるのかも!
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おー、これはまさにSF新本格!
主人公は特殊な体質で、一ヶ月に何度か一日を9回繰り返す。この「反復落とし穴」にはまる日は完全にランダムで自分では選べない。たまたま反復落とし穴にはまった日に祖父が他殺体として発見され、特殊体質を活かしてなんとか祖父を助けられないか奔走する話。
フーダニットでもハウダニットでもなく、これは"how stop it"?かな。SF新本格といえばイロモノっぽいのに、話の構成はじつに巧妙。ずっと引っかかっていた点が最後にすべて回収されるのがみごと!
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主人公は、リセットがきくゲームのように「実際に、ある一日を繰り返し体験してしまう」という体質の持ち主。
祖父が殺されるという奇怪な事件が発生する日がまんまとその時間の反復落とし穴にはまってしまったことで、主人公は当日の午前0時に戻っては祖父の死を防ぐために様々な対策を行います。
しかし、そのたびに祖父は殺される。
何故、祖父の死を防げないのか?
「リセット」できるという利点から、祖父の死を避けるためになかば強引な手法をとる主人公のやり方や、繰り返されるのは特定の1日のみであるから警察の捜査状況や死因がわからないというもどかしさも相俟って、続きが気になるつくりになっています。
全体の構成もさることながら、文章の書き方も面白い。思わずクスッと笑ってしまう場面も♪
最後まで読まないと気がすまない!久しぶりに面白い本でした。
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祖父が死んだ日がリセットされる、少しずつ真相が、明らかになるのが面白かった!
反復される日、ミステリー系だったらちょっと嫌だけど、自分だったらやり直したい日とか経験したいかも、と不思議な感覚。疲れそうだけど。笑
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ループモノ、あまりにあっさりと友理さんが受け入れたことに物足りなさがある。でも、よくできている。ネタがわかった時に足元が崩れ落ちるようなカタストロフィは心地よい、伏線がうまく機能している。ストーリーを忘れた頃に読めばまた心地よくなれるに違いない。
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自分では繰り返す日を選べないとは言え、1日を9回繰り返せるのは、少し羨ましくもあり、遠慮したくもあり…
そこは、繰り返す日 の(主人公は反復落とし穴と言っている)出来事によるだろうけど。
既視感のある設定だが、それがこんなに面白くなるなんて!最後はそんなあっさり納得しちゃうのか…?と思わなくもなかったが、ちょっとずつあった違和感も解決して楽しい読書だった。
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主人公の久太郎は、同じ1日を9回経験する「反復落とし穴」にはまる体質を持っている、という設定。
だれが祖父をころしたのか、を推理するのではなく、祖父は何故「反復落とし穴」の最中にころされてしまったのか、を推理する。
ころされたのが、二日目ではなく、三日目だとすると話があうな、というところまでは、おそらく誰も気が付く。その先の、なぜ普通の服に着替えたのにジャージにもどっているのか、とか、「赤の折り紙がない」云々のやりとりがなぜ繰り返されるのか、といったあたりの謎解きは、ちょっとこじつけが過ぎるか。
仮に三日目だとすると反復の数が合わない、についての謎解きは、あざやか。
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ドタバタSF恋愛コメディミステリー?
人は死にますがコメディタッチな文章や設定で明るい気持ちで、それでいて物語に秘められた謎が気になってざくざく読めます
にゃ
あとがきにもありましたが探偵でもない素人主人公が事件を推理していく過程がその主人公の特異体質という設定によって違和感無いものになってるのが良かったです
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青春ミステリ。帯に「ライトミステリに多大な影響を与えた」とある。登場人物に癖があり個性が際立っていて、彼らのやりとりやドタバタがほとんどを占めている。
遺産相続をめぐる罵り合い・喧嘩の大騒ぎがなんども繰り返される。そこをコメディチックに書いてはいるが負の感情ばかりで読んでいて気分はよくない。遺産相続のドロドロが楽しめるか否かで大分違うんじゃないだろうか。
ループによって祖父を助けなければと躍起になっているが、結局一緒に酒盛りに付き合えば死なないんでしょということが気になって、それほど真剣に死を回避しようというサスペンス要素は感じられなかった。酒盛りをしたくないのは酔いたくないから、というだけの理由だし。
ループの設定は非常に良く出来ていて実際自分もこうなったらどうしようかなあなんていう妄想が膨らむ。
SF設定につられて自分の推理もSF方面によってしまい、全く検討は当たらなかった。
恋愛は要素は非常によい。もうちょっとほしいなというぐらいが丁度いいのかも。
作者があとがきに書いているが読点が全然ない文章は非常に読みにくい。悪文近い。
面白いとこもたくさんあるが欠点もかなりあるという小説でした。
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感情移入せずさくさく読めて、エンターテインメントとして楽しめました。登場人物がクズだったり、そうはならないだろ…という部分もコミカルに描写してあるため、途中からは気にせず読み進めることが出来ました。ただ、合わない人は合わないかもなーという印象。
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タイムリープ物は小説や映画の題材としては定番ですね。本作は体質で一日を9回繰り返してしまう少年が、誰かに殺害された祖父の死を回避しようとする物語です。
基本的にドタバタコメディータッチのミステリーで登場人物多いのですが、キャラがはっきりしているので、一瞬で読み分けできました。
本格ミステリーに分類されると思うのですが、本格ミステリーが苦手な僕もこれは非常に面白く読めました。謎解きが長い本はとても辛いのですが、これはお話として面白かったというのがライトユーザーとしての正直な意見です。
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面白い。SFミステリーといつやつ。最後のトリックは全く予想がつかなかったが、聞いてみると納得できるものであった。人物描写の緻密さもなかなか良い。あとがきを読むとずいぶん自己評価の低い作家であり、本作のようなジャンルは所詮変化球だと言っているが、あと数冊はその変化球を読みたいという気になった。
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1月13日、読了。いやぁ、素晴らしかった!
この作家さんは、こういうのが得意なんですね。とても、面白かった!思わず笑ってしまうような設定ですが…ちゃんと「本格」でした。この歳まで出会わなかった自分の不運を、嘆きたくなります。
ラストも、なんだか笑ってしまいました。