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くどさとポップさが良い塩梅だったと思う。途中から頭が追いつかなくてよくわからんくなってきてたけど、最後にすっきり出来て良かった。タイトルもなるほどって感じ。
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主人公の語り口が面白くて、不思議な設定だけど置いて行かれず楽しく読めました。
最後の種明かしにびっくり。
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初めてのSFミステリー。
設定が異質なだけに、読み始めは入り込めなかったけど、徐々に引き込まれて一気読み。
面白かった!
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鮮やか! SF+ロジック推理ものというW大好物ジャンルな上、ここまで完成度が高いとは……! 殺人事件でありながら悲壮感皆無のコメディなので、テンポも読後感も良く、大変に満足です。
「オリジナル」である一周目、事件が起こる二周目を経て、三周目からがSF設定を活かしての真骨頂。そもそもこの話を成立させるためのご都合設定だとは理解しつつも、自分の体質を活かしながら事件を防ごうと孤軍奮闘する主人公のアプローチにわくわくします。反復する「一月二日」も毎回少しずつ変容するので、九回も繰り返されているにも関わらず全く飽きが来ません。主人公の地の文も、達観しているのに惚けていて楽しいです。
最後に明かされる真相が、また、予想も出来なかったのにすんなりと腑に落ちて、なんとも快い「してやられた」感に打ちのめされました。
それと、作中に句読点がほとんどないことに、あとがきを読むまで全く気付かなかった自分自身に驚きました。それくらい巧みに文が整えられているということか……ううむ、すごい。
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サスペンスかと思ったけど、半分コメディみたいな感じでもあった。
最後にちょっとひねりがあったけど、まあ、普通。
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本格ミステリと言われるジャンルを初めて読んだが、最初から沢山の登場人物があり整理できないまま話が進んでしまった。しかし、ストーリーが繰り返される度に世界にのめり込んでしまった。
本当にヒサタロウと友理さんの仲が気になる。
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古風で独特な文体だが読みやすかった。ミステリーとしてのトリックもしっかり出来ていて満足。ループ系の作品が好きな方はぜひ。
文体 +1
ループ設定 +1
トリック +1
世史男兄さん +1
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どんでん返し好きだから、帯に惹かれて。
けど思ってるほどどんでん返されなかったかなぁ〜
けど、もう一回読み直してみると発見があるのかも!
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おー、これはまさにSF新本格!
主人公は特殊な体質で、一ヶ月に何度か一日を9回繰り返す。この「反復落とし穴」にはまる日は完全にランダムで自分では選べない。たまたま反復落とし穴にはまった日に祖父が他殺体として発見され、特殊体質を活かしてなんとか祖父を助けられないか奔走する話。
フーダニットでもハウダニットでもなく、これは"how stop it"?かな。SF新本格といえばイロモノっぽいのに、話の構成はじつに巧妙。ずっと引っかかっていた点が最後にすべて回収されるのがみごと!
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主人公は、リセットがきくゲームのように「実際に、ある一日を繰り返し体験してしまう」という体質の持ち主。
祖父が殺されるという奇怪な事件が発生する日がまんまとその時間の反復落とし穴にはまってしまったことで、主人公は当日の午前0時に戻っては祖父の死を防ぐために様々な対策を行います。
しかし、そのたびに祖父は殺される。
何故、祖父の死を防げないのか?
「リセット」できるという利点から、祖父の死を避けるためになかば強引な手法をとる主人公のやり方や、繰り返されるのは特定の1日のみであるから警察の捜査状況や死因がわからないというもどかしさも相俟って、続きが気になるつくりになっています。
全体の構成もさることながら、文章の書き方も面白い。思わずクスッと笑ってしまう場面も♪
最後まで読まないと気がすまない!久しぶりに面白い本でした。
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祖父が死んだ日がリセットされる、少しずつ真相が、明らかになるのが面白かった!
反復される日、ミステリー系だったらちょっと嫌だけど、自分だったらやり直したい日とか経験したいかも、と不思議な感覚。疲れそうだけど。笑
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ループモノ、あまりにあっさりと友理さんが受け入れたことに物足りなさがある。でも、よくできている。ネタがわかった時に足元が崩れ落ちるようなカタストロフィは心地よい、伏線がうまく機能している。ストーリーを忘れた頃に読めばまた心地よくなれるに違いない。
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自分では繰り返す日を選べないとは言え、1日を9回繰り返せるのは、少し羨ましくもあり、遠慮したくもあり…
そこは、繰り返す日 の(主人公は反復落とし穴と言っている)出来事によるだろうけど。
既視感のある設定だが、それがこんなに面白くなるなんて!最後はそんなあっさり納得しちゃうのか…?と思わなくもなかったが、ちょっとずつあった違和感も解決して楽しい読書だった。
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主人公の久太郎は、同じ1日を9回経験する「反復落とし穴」にはまる体質を持っている、という設定。
だれが祖父をころしたのか、を推理するのではなく、祖父は何故「反復落とし穴」の最中にころされてしまったのか、を推理する。
ころされたのが、二日目ではなく、三日目だとすると話があうな、というところまでは、おそらく誰も気が付く。その先の、なぜ普通の服に着替えたのにジャージにもどっているのか、とか、「赤の折り紙がない」云々のやりとりがなぜ繰り返されるのか、といったあたりの謎解きは、ちょっとこじつけが過ぎるか。
仮に三日目だとすると反復の数が合わない、についての謎解きは、あざやか。
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ドタバタSF恋愛コメディミステリー?
人は死にますがコメディタッチな文章や設定で明るい気持ちで、それでいて物語に秘められた謎が気になってざくざく読めます
にゃ
あとがきにもありましたが探偵でもない素人主人公が事件を推理していく過程がその主人公の特異体質という設定によって違和感無いものになってるのが良かったです