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日本に出張する主人に頼んだ一冊。購入予定の本がたまたまなかったので、最近の売れ筋を検索。この本は全く知らず、漫画だったので小6の娘用に購入。予備知識ゼロの状態で味見のつもりで読み始めたら...とんでもない!心して読まなければと思わせてくれました。情報が溢れる現代で、深く考える習慣を置き去りにしてしまった私は圧倒されました。人間の本質や、その存在意義等々。優しい語り口ではありますが、内容は深く、次回は是非原作を読もうと思いました。
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小学生のコペル君が自身の経験をもとに、貧困格差・学問・俯瞰的に世の中を眺めるという姿勢・失敗した時どうするか?など、生きていたら必ずぶち当たる問題に叔父さんと一緒に深く考えていく物語。
個人的には、自分が感じること、思ったことは逃げ出すことなくしっかり向き合って、それがどういう意味を持っているのか?考えることが大切。それが人間とは?という本質的な答えに回帰するから。というのが響いた。
自分が世の中の中心だと傲慢にならず、身なりや外面には現れない人としての価値と真摯に向き合い、自分が都度経験することや感情を大切にして自分の頭で考えながら生きていこうと思った。
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もっと早く出会っておきたかった本。主人公の年齢で、この内容を理解できたかどうかは怪しいが、その頃からこういう考え方があると知っていたら、世の中の見え方が変わるんだろうな。
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大切にしたいこと。
・自ら考えて発見することと、過去発見されたことを学んだ上でさらなる発見に努めることの、それぞれの重要性
・自分は何を生み出しているのか
・偉人への敬意と、その上で何を成し遂げたのか虚心坦懐に問うこと、その上でその人から何を学ぶことができるか
◯人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多い
・過ちとそこから初めて知ることと、それとどう向き合うか
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本質的な話。失敗も成功もまた世の中での自分の立ち位置もあるべき姿も実はシンプルで、紛れも無い自分の人生を自分でどう切り開いていくかがここにはある。凄く良いと思う。
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コペルニクスからコペル君。
昔も今も、変わらない考え方。そして自分で、困難の壁に突き当たった時 錯誤しながら、自分の意見をどのように引き出していくのか?
考えさせられること一杯の本である。
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少し前に読み終わりました。
マンガはパパッと読めるのでいいですね。
自分との折り合いをどこでつけるのか。
色々なことを前提として、自分自身で
じっくり考えるしかないなぁ。
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2018年読了(忙しくて記録付けてなかった…)。話題の本だったので、ようやく読みきれて良かった。いろんなことを考えさせられたし、生きる上での指針になることがたくさん書かれていた。コペル君のお父さんが亡くなる数日前に言った「私はあれに、立派な男になってもらいたいと思うよ。人間として立派なものにだね」という言葉がとても印象的で、世の中の親はきっとみんなそう考えていると思う。じゃあ立派って何だ?ということをこの本は考えさせてくれる。
(以外抜粋)
●私はあれに、立派な男になってもらいたいと思うよ。人間として立派なものにだね
● 人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。
●人間が本来、人間同志調和して生きていくべきものでないならば、どうして人間は自分たちの不調和を苦しいものと感じることができよう。お互いに愛しあい、お互いに好意をつくしあって生きていくべきものなのに、憎しみあったり、敵対しあったりしなければいられないから、人間はそのことを不幸と感じ、そのために苦しむのだ。
●僕たちは人間として生きていく途中で、子供は子供なりに、また大人は大人なりに、いろいろ悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会う。もちろん、それは誰にとっても、決して望ましいことではない。しかし、こうして悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会うおかげで、僕たちは、本来人間がどついうものであるか、ということを知るんだ。
●自分の過ちを認めることはつらい。しかし過ちをつらい感じるということの中に、人間の立派さもあるんだ。
●人間である限り、過ちは誰にだってある。そして、良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は、僕たちに苦しい思いをなめさせずにはいない。
●僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
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うーん。よかったけど。
やはり、最後はハッピーエンド的で。。。
子供向けかなぁ。
嫌な大人になったもんだ。
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父を亡くしたコペル君と叔父さんやりとりを中心として
どう生きるべきかを説いた本
マンガ
叔父さんからの手紙(ノート)
の交互のやり取りでの構成
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ベストセラーで売れているから、本屋で立ち読み。
コペルニクスの地動説にちなんでの名づけられた男の子に、無職のおじさんが説教をするお話。
「自分中心にものごとを見ない」
人生哲学を物理や宇宙論のものさしで語る。
今となってそれほど珍しい見かたではない。
失礼ながら、絵があまりに下手で飛ばし読みしてしまった。
原著にあたりたい。
子どもという純粋な存在に立ちかえって、人生を考えるのはいいことだが抽象的すぎるかな、という気がしないでもない。
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発売2カ月で33万部というすごさに、この本が必要とされる現代を考えた。
1937年といえば軍国主義が高まる中での児童文学。
これらを読んだ子どもたちが、数年もしないうちに戦地へ向かい、あるいは特攻隊となって命を落としていったのだと考えると、たまらない。
たくさんの若い人たちに読んでもらいたいと思う。
宮崎駿さんがアニメ化するということなので、期待したい。
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人が考えることが生きることなら、哲学はそう難しいものじゃない。少年はその時々で悩み、気づき、成長する。考えて、ある答えを見つける。そして自分が生きる世界を知る。
主人公の少年と同じ目線で、自分にもあのノートは語りかけてくれているようだった。
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話題の本というだけでとりあえず購入。
漫画版ということで気軽に手に取ったけれどこの読み応えはなるほど文芸書。
軽く読もうとすると途中のナポレオンあたりで一瞬疲れるがそれを乗り越えると早い。
本当、人間を良くするも悪くするも全ては考え方次第なのだよなぁ。
80年前の作品といってもこういった内容は時代なんて関係ない。
当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる一冊。
もしこれを子供の時に読んでいたらどう感じたのか、少し気になるなぁ。
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原作の“品格“が失われていないし、芳賀翔一さんが描くコペル君はイメージとピッタリだ。「勇ましき友」や「雪の日の出来事」のエピソードで「どう生きるか」を考えさせられる。岩波文庫をまだ読んでない息子たちに薦めてみよう。