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少し前に読み終わりました。
マンガはパパッと読めるのでいいですね。
自分との折り合いをどこでつけるのか。
色々なことを前提として、自分自身で
じっくり考えるしかないなぁ。
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2018年読了(忙しくて記録付けてなかった…)。話題の本だったので、ようやく読みきれて良かった。いろんなことを考えさせられたし、生きる上での指針になることがたくさん書かれていた。コペル君のお父さんが亡くなる数日前に言った「私はあれに、立派な男になってもらいたいと思うよ。人間として立派なものにだね」という言葉がとても印象的で、世の中の親はきっとみんなそう考えていると思う。じゃあ立派って何だ?ということをこの本は考えさせてくれる。
(以外抜粋)
●私はあれに、立派な男になってもらいたいと思うよ。人間として立派なものにだね
● 人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。
●人間が本来、人間同志調和して生きていくべきものでないならば、どうして人間は自分たちの不調和を苦しいものと感じることができよう。お互いに愛しあい、お互いに好意をつくしあって生きていくべきものなのに、憎しみあったり、敵対しあったりしなければいられないから、人間はそのことを不幸と感じ、そのために苦しむのだ。
●僕たちは人間として生きていく途中で、子供は子供なりに、また大人は大人なりに、いろいろ悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会う。もちろん、それは誰にとっても、決して望ましいことではない。しかし、こうして悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会うおかげで、僕たちは、本来人間がどついうものであるか、ということを知るんだ。
●自分の過ちを認めることはつらい。しかし過ちをつらい感じるということの中に、人間の立派さもあるんだ。
●人間である限り、過ちは誰にだってある。そして、良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は、僕たちに苦しい思いをなめさせずにはいない。
●僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
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うーん。よかったけど。
やはり、最後はハッピーエンド的で。。。
子供向けかなぁ。
嫌な大人になったもんだ。
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自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ。
人間としてあるべき姿を求め続ける、コペル君と
叔父さん…。「子どもたちに向けた哲学書であり、
道徳の書」として読み継がれてきた歴史的名著を
漫画化。テキスト版も同時刊行。
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父を亡くしたコペル君と叔父さんやりとりを中心として
どう生きるべきかを説いた本
マンガ
叔父さんからの手紙(ノート)
の交互のやり取りでの構成
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ベストセラーで売れているから、本屋で立ち読み。
コペルニクスの地動説にちなんでの名づけられた男の子に、無職のおじさんが説教をするお話。
「自分中心にものごとを見ない」
人生哲学を物理や宇宙論のものさしで語る。
今となってそれほど珍しい見かたではない。
失礼ながら、絵があまりに下手で飛ばし読みしてしまった。
原著にあたりたい。
子どもという純粋な存在に立ちかえって、人生を考えるのはいいことだが抽象的すぎるかな、という気がしないでもない。
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発売2カ月で33万部というすごさに、この本が必要とされる現代を考えた。
1937年といえば軍国主義が高まる中での児童文学。
これらを読んだ子どもたちが、数年もしないうちに戦地へ向かい、あるいは特攻隊となって命を落としていったのだと考えると、たまらない。
たくさんの若い人たちに読んでもらいたいと思う。
宮崎駿さんがアニメ化するということなので、期待したい。
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人が考えることが生きることなら、哲学はそう難しいものじゃない。少年はその時々で悩み、気づき、成長する。考えて、ある答えを見つける。そして自分が生きる世界を知る。
主人公の少年と同じ目線で、自分にもあのノートは語りかけてくれているようだった。
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話題の本というだけでとりあえず購入。
漫画版ということで気軽に手に取ったけれどこの読み応えはなるほど文芸書。
軽く読もうとすると途中のナポレオンあたりで一瞬疲れるがそれを乗り越えると早い。
本当、人間を良くするも悪くするも全ては考え方次第なのだよなぁ。
80年前の作品といってもこういった内容は時代なんて関係ない。
当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる一冊。
もしこれを子供の時に読んでいたらどう感じたのか、少し気になるなぁ。
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原作の“品格“が失われていないし、芳賀翔一さんが描くコペル君はイメージとピッタリだ。「勇ましき友」や「雪の日の出来事」のエピソードで「どう生きるか」を考えさせられる。岩波文庫をまだ読んでない息子たちに薦めてみよう。
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ものの見方や人間関係とはどんなものか。正しく、強く生きるとはどういうことか。
コペル少年におじさんから贈る珠玉のアドバイスが詰まった本。
1937年の作品であるが、その瑞々しさと輝きをもって 今も強く我々の心に 人間の在り方を語り掛ける。
消えてしまいたい失敗をすることもある。
なんとか言い訳を考えて、自分でそう認めまいとする。
そんなときにこの言葉を思い出せば、失敗を受け止めて、またきっと歩き出せる。
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後悔ばかり押しよせるって言ったよね・・・。
いま君は、大きな苦しみを感じている。
なぜそれほど苦しまなければならないのか。
それはね、
君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。
「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、
君が正しい生き方を強く求めているからだ。
きっと君は、自分を取り戻せる。
あらたな一歩を踏み出すことができる。
僕たち人間は、
自分で自分を決定する力をもっているのだから。
してしまったことをいくら思い返したって、相手がどう思っているかをいくら考えたって それは君に変えられることじゃない。
だったら一度考えるのをやめてごらんよ。
変えられないことを考えるのをやめれば 余計な感情に足をとられない・・・。
いま自分がしなければならないことに まっすぐむかっていける。
同じ間違いを二度と繰り返しちゃいけないよ。
人間である限り、過ちは誰にだってある。
そして、良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は苦しい思いをなめさせずにはいない。
お互いに、この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか。
正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもあるのだと。
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元来真面目な私は、人の役に立つ人間になりたい、正しく生きたい、困った人は助けたいと思いながら、流されてしまうことが多い。
次の言葉はそんな私の背中を押してくれる。
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「人類の進歩につくした人々」という本を読んでみたまえ。
英雄や偉人と呼ばれる人々は、人間の生活を明るい美しいものに変える流れを、正しく押し進めてゆくために非凡な能力を発揮した。
この流れにしっかりと結びついていない限り、どんな非凡な人のした事でも、非常にはかないものだということを知るに違いない。
よい心がけをもっていながら、弱いばかりにその心がけを生かしきれないでいる、小さな善人がどんなに多いかということを、
おいおいに知ってくるだろう。
世間には悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。
人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ。
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人の不幸とはなんだろう、なぜ憎しみはつら���ことなんだろう。
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けがや病気で苦痛を感じるということは、苦痛を感じることで、からだが正常の状態にないということを知るためなんだ。
人間は本来、同志調和して生きてゆくべきものだからこそ、憎み合ったり、敵対することを苦しいと感じるのだ。
人間は誰だって自分の才能を伸ばし、その才能に応じて働いてゆけるのが本当だから、そうでないとやり切れなくなるのだ。
もちろん、自分勝手な欲望が満たされない人や、つまらない見栄にこだわって苦労している人もある。
こういう人たちの不幸は、そういう欲望や虚栄心を捨てれば、それと同時になくなるものなんだ。
その場合にも、人間は、自分勝手な欲望や見栄を張るべきではないという真理が、この不幸や苦痛のうしろにひそんでいる。
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ときに利己的な自分に気付きながら変えられないことや、自分の立ち位置が判らなくなることがある。
そんなとき、次の言葉を思い出したい。
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たいがいの人が、手前勝手な考え方におちいって、ものの真相がわからなくなり、
自分に都合のよいことだけを見てゆこうとするものなんだ。
大きな真理は、そういう人の目には、決してうつらないのだ。
君が、自分を広い広い世の中の小さな一分子だと感じたということは、ほんとうに大きなことだと、僕は思う。
宇宙が地球を中心に回っていないように、世の中が自分を中心に回っているわけじゃないってこと。
誰か一人の人間を中心に 世の中は回っているわけじゃない。
世の中を回している中心なんて もしかしたらないのかもしれない。
太陽みたいにたったひとつの大きな存在が世の中を回しているのではなくて
誰かのためっていう 小さな意志が ひとつひとつ つながって 僕たちの生きる世界は動いている。
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コペル君は、こういう考えで生きてゆくようになりました。
そして長い長いお話も、ひとまずこれで終わりです。
そこで、最後に、みなさんにおたずねしたいと思います。
君たちは、どう生きるか。
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漫画でない部分も多い。
80年前に書かれたものとは思えないくらい、まんま現代でも、子供でなくて大人にもあてはまる。
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原作をまた違った形で提示している本だと思います。
組み立て直してあるので新鮮な形で読んでいける。
絵の親和性が高くて、原作から入った身でもわりとすんなりと入っていけた。
原作に比べて薄味に思えるのは、やはり、元の作品から大幅に登場人物やエピソードがカットされているからか。
原作を超えるという気持ちで描かれたと聞いていたけれど、おじさんとの関係性やエピソードが現代風になっている以外はちょっと薄口に感じてしまいました。
だけど、漫画と原作を読み、やはり世界の一部としての私、世界の中で繋がり合う私たち、と言ったことは補完し合うように感じることとなりました。
自分のしたいことを、という考えではなく、世界の一部として何を成し遂げるのか、それを問いかける内容。
迷いながら、間違えながら、成長するコペル君と、それに熱意を持って語りかけるおじさんの二人もまたお互いにつながりあい、影響し合う。
漫画から入る人はどう感じるのか気になるところ。
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ちょっと今読んだばかりだから陶酔しているうちにメモ。
中学生の頃に母親に渡されて読んだときは、
なんだかあまり頭に入ってこなかった。
でも何となくちゃんと読まなきゃいけない気がして、最後まで読んだ記憶がある。
今になってこの本がまた私の手元に届いたのも、きっと何かのご縁!
この本に出てくる言葉を読んでると、これまで経験してきた歯がゆい記憶や消したい記憶、人間をやめたくなった日の記憶が奥底から引っ張り出される気がした。
でもそれが今の自分を作ってる大事な大事な要素になってるんだってことにも気づかせてくれた。
いつでも正しい判断や行動はできないんだろうけど、人として間違ったことをした時に、それに自分で気付けるかどうか、そしてそれを誤魔化さずに向き合えるか、それが肝なんだと思う。
…なんて偉そうなこと言ってるけど、情けなくて目を背けたくなるような自分ばっかりだよ本当は。
でもいま胸を締め付けているナニかは、本当は自分はこうありたいと願っていることの裏返しなんだってことを忘れたくない。
その願いが聞こえないフリをして誤魔化したら、これまで私に自分の正しい道を気づかせてくれた人たち全員を否定することになる。私が私でいる意味がなくなることになる。
真理でしかない。
人間が人間として、人間らしく生きていくことの難しさと奥深さ。
紡ぎ積み上げられてきた人間の歴史のうえに私たちが立っていることと、いまこの時代に生まれたことの意味。
自分は人としてどう在りたいか?
その人から滲み出てくる"深み"みたいなもの。
肝心なときに出てくる"本当の自分"みたいなもの。
このことに真剣に向き合うきっかけをくれる一冊。
ずっと手元に置いておきたいなあ。
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世の中に対しての見方が大きく変わるような一冊でした。
世の中が、自分を中心に回ってるのではない。
誰か1人を中心に回ってるわけではないということ。
すごく心に染みました。