投稿元:
レビューを見る
LIFE SHIFTの関連書籍として読み始めました。GIG ECONOMYというのは「単発の仕事」という意味で、これからの時代、一つの仕事だけで稼ぐのはリスクがあるので複数の仕事を掛け持ちしてリスク分散しましょう、というような内容でした。ポートフォリオワーカーの勧めといった感じです。
本書を読んで受け取った感想をざっくりと書きます。
長寿化によって、我々は働く期間が長くなります。これまで通りの価値観で、一つの仕事だけにとらわれていても、その仕事の寿命がいつまで持つかわかりません。つまり一つの仕事だけで食べていくことはこれから生きていく時代ではリスクが高いということになります。
一方でギグエコノミーでは、複数の仕事を掛け持ち、リスクを分散させます。こうすることで一つの仕事に寿命が来ても自身への影響は小さく抑えることができます。AIの進化は従来の仕事寿命を益々短くしていきます。我々が今面倒だと感じている仕事にこそ、AIによる自動化の波は押し寄せます。もし自分がすがっているたった一つの仕事がAIに取って変わられたら?
私はよくビジネス書と啓発書のハイブリッドのような本を好んで読みます。そこには、好きなことに熱狂せよ。これからの時代は「好き」を突き詰めるところにマネタイズのチャンスがある。というようなことが書かれています。このような趣旨は心を熱くさせるのと同時に、一歩踏み出すことを躊躇してしまう不確実性も持ち合わせます。
「GIG ECONOMY」は、その不確実性をフォローする社会科学的な観点や経済学的な観点がとても詳しく書かれています。
投稿元:
レビューを見る
意外とアメリカでも、終身雇用がはびこっていたのね。
というのが素直な感想。
アメリカは、スキルで食べていく国というイメージは
勝手な印象だったのか。
私自身が
会社員をやめて「職(ジョブ)から働き(ワーク)へ」
となったのが15年前。
ギグ(単発の仕事)でも、
仕方なく引き受けたり、収入面を重視して受託したり
ということも、正直あります。
でもやっぱり
自らの手で、お気に入りのギグのパネルを組み合わせて
心地よく仕事をしたいと思います。
第2部の「休みを増やす」は、とても参考になりました。
あらかじめ休みを取る最良のシナリオをしっかりと考えていきたいです。
終盤のライフプランニングは、共感を抱く内容でした。
家計簿の支出分類は、使い途を可視化するため。
1円たりともキッチリ数字が合うような家計簿つけは、意味のないことだと思っています。
お金を使うことについて
「人生を買っている」
と表現していました。
大げさでなく、本当にその通り。
名言です。
投稿元:
レビューを見る
2年前の本だが内容の古さを感じさせない。ギグエコノミーについて考えるならおそらくこれが最良の最初の一冊。
投稿元:
レビューを見る
Entrepreneurship(起業)で、25年連続ランキング1位を獲得している
Babson大学の人気講師によるこれからの働き方指南本。
ギグ・エコノミーとは、簡単に言ったら収入減を複数持ったフリーランス的な働き方をすることでしょうか。
リンダ・グラットンのLIFE SHIFTの実践版ともいえる本で、
LIFE SHIFTを読んでみて「概ね賛同できるけど、じゃあ明日からどうすればいいの?」と感じた人は、
セットで読むとよいと思います。
(さらに言うと、ギグ・エコノミーの日本版ともいえる「」も併せて読むことをお勧めします。少し視点が違っていて(こちらの方がより日本的)、興味深いです。)
LIFE SHIFT
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4492533877
「キャリア未来地図」の描き方
https://booklog.jp/item/1/4478021996
さて、本の内容はギグ・エコノミーとして、成功を収め、充実した人生を送るための以下の10の法則から構成されています。
①みずからの成功を定義する
②働く場を分散させる
③生活保障を設計する
④ネットワーキングをせずに人脈をつくる
⑤リスクを軽減して不安に立ち向かう
⑥仕事(ギグ)の合間に休みを取る
⑦時間への意識を高める
⑧柔軟性のある家計を組み立てる
⑨所有からアクセスに切り替える
⑩老後の資金を貯める
どこかの自己啓発書に転がっていそうと言えばいそうな内容ではありますが、
モレなくまとまっていて、非常に参考になります。
「成功の定義」を改めて考え直したり、「休みを取る」重要性について強調していたり、
最近のトレンドのシェアリングに言及していたり、
今のトレンドをうまく取り入れた人生プランの設計に役立つ本になっています。
日本ではあまりなじみのない概念ですが、
参考になることがたくさん詰まった良書だと思います。
投稿元:
レビューを見る
これからの働き方についてだけでなく、ギグ・ワークスを成功させるための10ケ条とはこれからの成熟社会でハッピーに暮らすためのTipsだった。
1条目の「自分なりの成功を定義する」から始まって、自分の人生を自分自身でデザインして、自由に泳ぐための指南書。スキルと人とコミュニティと貯金と保険。
ここでもこれからの時代において、複数のコミュニティに在することの重要性が語られている。
投稿元:
レビューを見る
よりよい仕事を得る、休みを増やす、理想の人生に向けた資金繰りを行うという3つの軸をもとに、思い描いたとおりの成功を収め、充実感に満ちた人生を送るための10の法則を解説しています。
この本はライフ・シフトで定義されているポートフォリオワーカーを実際に行うにあたって意識すべきことなどが書かれていて、とくにライフ・シフトを読んだ人にとっては補完する点でももってこいの本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
アメリカの非常勤講師によるギグエコノミーについての解説
終身雇用が崩れて、単発の仕事を活用して…というような話。
アメリカ人によるこの手の本は文字数がやたら多く感じる。
投稿元:
レビューを見る
雇用創出の長期的流出。雇用が減っている。従業員を独立請負人に切り替える流れが定着している。
バッドジョブ=低スキル労働者の低賃金のパートタイム労働。ギグエコノミー化でも待遇は変わらない。しかしギグ・エコノミー化で、時間の自由は得られる。
大学も非常勤の教員が増えている。
自らの成功は自分で定義する。
おくやみ記事のエクササイズ=死んだとき、どういうおくやみ記事が出たら嬉しいか。それが自分の成功。
オンデマンド労働プラットフォームを利用する。
オンライン学習プラットフォームを利用する。
『新しい自分を作ろう』
固定費の抑制が必要。安定しない収入でも慌てないため。
強い紐帯よりも弱い紐帯を多く作る。そこからネットワークが広がる。
インバウンド型人脈作り。
本一冊でなくても、記事として発信する。
『内向的人間のすごい力』スーザン・ケイン(TEDスピーカー)。
コメントは著者と繋がる有効な手段。
イベントを主催する。
『注目を集めよう』
よいオファーとよいアスク=具体的な申し出内容と具体的なお願い。
アウトバウンド型の人脈作り。
不安と向き合う=最悪のケースを考える。
具体的なリスクを考え、対処方法を考える。
ギグの間にまとまったことをする=旅行、趣味を追求、ボランティアなど。
スティッキーズなどポストイットアプリで、休み、というファイルにギグの谷間に追求するプロジェクトをメモする。自分のアイデアや夢を書き出すことが大事。
世界の短期の仕事を探す=ジョバティカル。
ギグの間は新時代の有給休暇。
柔軟性のある家計=ローンは組まない。個人的バーンレートを抑える=最低生活費を抑える。バーンレート(資金燃焼率)はスタートアップの用語。あと何ヶ月資金が持つか。
持ち家が中間層を破壊している。資産が住居に偏っている。
アクセスエコノミー=所有せずにアクセスできる経済。