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<目次>
第1章 「いま・ここ」をサバイブするための「そもそも」思考
第2章 「連れション男」と共感力
第3章 「私」はいつまで私なの?
第4章 「伝染る」のかあ!~社会的ネットワーク
第5章 『みんなうんち』劇読~生態系ネットワーク(1)
第6章 うんち、その後~生態系ネットワーク(2)
第7章 大切なものは目に見えないのだね
第8章 触ると正解が感じとれる
第9章 感覚は越境する
第10章 行き詰まったらピョンピョン
第11章 好奇心は幸せの鍵?(1)
第12章 好奇心は幸せの鍵?(2)
第13章 ノイズになりたい
第14章 いま、あらためてことばとむきあう
<内容>
元代ゼミ英語講師(現東進ハイスクール講師)のエッセイ。この本(というか元ネタは「小説新潮」連載の記事)の編集者が予備校で著者の講義を聞いて、「この人の本を作りたい」と痛烈に感じ、28年後に実現した本(帯による)。著者は予備校の講義でも、脱線に脱線を重ねるが、気が付くとちゃんとした授業になっていた(ということは、論理的に意図的に脱線していたということだ)そうだ。私も授業中によく脱線するのだが、意図的な時と間を繋ぐ時と、感情的にやってしまう時がある。予備校は1コマに金がかかっているので、聞いている側は無駄を嫌っているはずだが、受講生側がこうした感想を持ったということは、その脱線そのものに素晴らしく意味があったということだ(この言い方難しいが…)。脱線が単なる雑談にならないように、私も気を付けているが、著者のこの本を読むと、帯のように素晴らしき教養の下、自分の仕入れた教養を、縦横無尽に組み立てて、ある着地点に向かって(つまり論理的に)話しているさまがわかる。この本は、教養としても素晴らしく役立つ。脳科学や文化人類学、生命倫理なども語られる。多くの人に一読してもらいたい本だ。
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なんだろう、内容を説明するのが難しいなあ。面白いんだけど、その面白さのツボがわからない。視野は広がった気がする。新書っぽい内容。
そらから、著者が東進ハイスクール講師ってところに納得感あり。
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様々なつながりについて、数多くの引用文献等を駆使して、意外な落としどころを見つけてくれる面白い発想の本だ、科学的にかなり詳しい議論が展開されるが、上手い説明が続くことですんなりと理解させる流れが心地よいと感じた。幅広い分野に旺盛な好奇心を以て追求していく姿勢は素晴らしい、
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浪人時代に大変お世話になった先生の本ということで購入。久しぶりに二度読んでみようかな、と思えた本。
1歳の子供を持つ親としては考えさせられることが多かった。