サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

  • 販売終了

たゆたえども沈まず みんなのレビュー

  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー444件

みんなの評価4.3

評価内訳

433 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

色に溢れる作品

2017/11/30 01:24

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

原田マハさんの作品を初めて読みました。正直場面の移り変わりが突然過ぎてついていけない部分も多々ありましたが、全体的に読みやすく、何よりも表現に色が溢れていました。文章の間に一切の絵はないのに、どうしてか、風景やオーラのようなものが自然と心に描かれているような。目の前に常にキャンバスがあるような。特にゴッホがアルルヘ旅立った後の兄弟の心の交流、以降の怒濤の切ない運命的表現については、唸る他ないほどの色の奔流でした。とても素晴らしかったです。
あくまでフィクションのはずなのに、まるで本当に忠正さんとゴッホ兄弟が交流していたかのようなリアルさ、特に自分が同じ日本人だからというのもあるのかもしれませんが、私自身が林商会の一員としてそばにあるかのように感じました。また、余計な推測を入れずただあるがまま(それもフィクションですが)を描く原田さんの表現力には驚かされました。あらゆる感情が風景や登場人物を通して表現され、ただの美しい物語として完結させるのではなく読者の想像力に任せるような、そんな描写に踊らされていたようにも思います(もちろん良い意味です)。
絵というのは心を写す鏡とは言いますが、これほどまでに純粋に心を写した(移した)画家はいないと思います。優しく激しく切なくて脆い。生前心を形にして、今現在も多くの人間に愛され形を変えて生きている。そして生れた時からそれをそばで見守り続け、信じ続けた弟テオ。彼の想いはやっと叶ったのかな。今生きていたらきっと「ほら絶対世界中に認められるって言っただろ、兄さん!」って言うんだろうな。そしてそれを隣で照れ臭そうにして聞くゴッホがいて、またキャンバスに向かうんだろう。
改めてゴッホが大好きになりました。原田先生、ありがとうございます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

作品を見たくなりました

2022/09/02 22:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:teao - この投稿者のレビュー一覧を見る

原田マハの作品と知り読んでみました。
ゴッホのことは名前や数点の作品は知っていたが、その人生は知らなかったので、結末に驚きました。作品はフィクションだが、実際のゴッホの人生や、ゴッホの死後どうやって彼の作品が社会に認められて広まったかを知りたいと思いました。本を読んで作品を見ると、より深く鑑賞できる気がしましや。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

ゴッホ展に行くのが楽しみ

2020/02/02 18:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アップル - この投稿者のレビュー一覧を見る

知り合いの勧めで読みました。
フィンセントの書いた絵が見てみたいと思いました。
兄弟がお互いを思うほど、自分自身を苦しめていたのかもしれませんね。
ちょうどゴッホ展も開催されているので、事前学習になりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ラッセンよりゴッホが好きじゃないの? 普通。

2018/11/11 22:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゴッホは間違いなく天才画家です。
圧倒的な存在感を放つ絵を知らない人はいないでしょう。
ラッセンはポスター的なとっつきやすさがありますが、
ゴッホと比べること自体が違う気がします。
永野のギャグの勢いは好きですが、本当にラッセンのほうが
好きという人のほうが多いのか、気になるところです。

さてさて。この作品は、フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオドルス、
当時パリにあった画廊の若井・林商会の林忠正と
そこで働く加納重吉の物語です。
先に断っておくと、ゴッホと林忠正に交流があったのかは
分かっていません。また加納重吉はフィクションの人物です。

その重吉と、テオが語り役を入れ替わりながら務め、
なかには林が語り手となる章もあります。
俯瞰的な三人称なので、頭に物語がなんとなく入ってくる
スタイルです。特定の人物に感情移入しにくい感じがします。

原田マハさんの美術小説の最大の特徴は、
多くの事実を紛れ込ませて虚構を作り上げるところです。
以前読んだ作品は、気になって読後に事実関係を
調べてしまいました。この作品もゴッホを好きなだけに気になりました。

読者の気の引き方が物語の推進力になりますので、
やっぱり上手いですね。先に掲げた感情移入のしにくさも、
虚構世界の構築に一役買っていると思うのです。

テオはアカデミックなグーピル商會のブリュッセル支店で働いています。
フィンセントもハーグ支店にいます。
テオはハーグ、パリと順調に出世します。
フィンセントは、ロンドン・パリと異動しますが、グーピル商會を
退職することになります。そしてパリのテオの下宿に転がり込むのです。
テオは兄のために三部屋のアパートへと移り住んで
一部屋をアトリエにします。画家ゴッホの誕生です。

ゴッホは十年間しか絵を描きませんでした。
生涯に売れた絵は一枚きり、画家仲間が買ってくれたものだけです。

パリ、アルルの生活や、タンギー爺さんとのやり取り、当時の日本美術が
どんなに人気だったのかなどが織り込まれています。
林忠正は印象派と日本を結び付けた人物の一人で、この作品でも
重要な役割を果たしています。

ただ一点気になったのが、林忠正がゴッホを買った形跡が
ないことです。これだけ交流し、評価したという設定ならば、
一枚も買わないというのに無理を感じました。
小説なので目くじらを立てるものではないにしろ、いくらなんでも
盛りすぎかなあと、虚構の仕掛けが崩れかかっています。

現実はさておき、苦い部分を書いたほうが迫力が増したように
思います。そこに目をつぶれば楽しめる作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

カフェでの時間つぶしに

2018/07/03 20:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とらちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

原田マハさんの小説初めて読みました。
いい意味で裏切られた感じ。
もう少し理屈っぽいのかと勝手に想像していましたが。映像的で映画を見えいるような感覚でさらりと読み終わりました。
カフェで時間潰しに読むのにちょうどいい程度の重さの小説でした

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2018/06/07 12:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/10/29 22:28

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/02/01 13:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/10/20 07:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/05/21 07:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/01/26 21:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/11/09 22:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/12/07 17:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/10/29 08:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/12/05 11:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

433 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。