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登場人物が敵なのか味方なのか、目まぐるしく変わっていくのが面白い。勿論、かといって首尾一貫していないということではない。一人一人の設定がかなり細かくされているのではないかと思う。
また最初から終わりの書き方も決めているのではないかと思うほど、物語の流れがスムーズで初期の作品にありがちな尻切れにはなっていない。伏線の回収も素晴らしい。
ただ、多少文章が読みづらいのとあまり作者から伝えたいテーマ的なものがいまいち伝わらない。
だが、世界観やストーリーの一貫性は期待に値するので
他の作品も読んでみたいと思う。
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上巻ではストーリーの進行にあまり動きはなく、もっさりした感じでありましたが、下巻に入ってからは怒涛の動きで、登場人物それぞれが明らかに成長していくので面白く読めました。ただ、相変わらず主人公であるアトリとロナーに魅力を感じず、それよりもナムール、ペルシャザル、ユウェインの三角関係の物語と、弱々しかったアルディル公女の目覚しい激変振りのほうが印象的でした。
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図書館で。
面白くない訳ではないけれども…という感じ。
なんとなく苦手なお話でした。何が苦手かというと
主人公が感情的で読んでて疲れる。
序盤から登場人物が多く、誰が誰だかわからないうちに事件が起こり何がどうなってるのかわからない。
お話の根幹にあるカルタってのと社会のシステムがよくわからない。
良い人なんだか悪い人なんだかわからない人間が出てくるのは仕方ないんですが自分を誘拐した男よりずっと幼少時より仲良くしていた塔の姫の方が許せないって感覚がよくわからない。
というわけで全体的にお話の世界観と背景を理解するのに苦労しました。挿絵でも付いてると違うのかな?まあでも主人公があまり好きなタイプではなかったのでどうしようもないのかも…