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紙の本
まとめに入っていた感じ。
2002/03/05 14:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
泉君シリーズもとうとう最終巻。
由鷹のヒッチハイクの旅をTV番組に取り上げる企画あり、泉の本が出版される企画あり、泉に小さい兄弟が出来たり、亜矢はフランスへ旅立っていく。
確かにいろいろな出来事はあるものの、どれも泉の色恋に関係するものではなく、またそれまでの泉にかかわった男達と居合わせるたびに、それまでの経緯を思い出し、泉が物思いに耽るので、何となく読んでいて「まとめに入っているな」というのが感じられる。
展開的には、泉にとって特別な二人の男から同時に濃厚に愛されちゃう場面あり、旅立ち前の由鷹とのじゃれあいのようなえっちアリ、さて最後は伊達でしょう、楽しみー、と思っていたのだけれど、結局のところ、このシリーズ、今でこそ「泉君シリーズ」だけれど、根本的に「泉&由鷹シリーズ」なわけで、伊達はあくまで「恋人」という地位にある「だけ」の人であって、とにかく泉の中で由鷹は、特別な誰にも変えがたい大きな存在なんだ、という結末。
私としては、何より大事なのは恋人である伊達であって、由鷹は「いい存在」だとばかり思って読んでいたので大ショック。どうせ最後なんだから、せめて伊達は「恋人」として由鷹と比べることは出来なくても、それなりに泉にとって大事な存在なんだ、ということをもっと書いて欲しかった。
それに二番目に好きな天野とのことも、触れてはいるのだけれど、あれほどいろいろな出来事がこのシリーズの間にあったのだから、もっと思い入れを込めた綴られ方をされていてもよかったような気がして残念。
ということで、好き度は思い入れの大きかったシリーズだけに心残りもひとしお。
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