紙の本
肩の力を抜いて読める
2017/11/26 22:07
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投稿者:イストコ・プッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正体不明の占い師の婆さんが、これまた怪しいデブ猫と一緒に江戸の町に神出鬼没する。
悩みをもって、この婆さんが必要とする人の前だけに現れる。
占ってもらった人は不思議な力を持つ玉を借り受けるのだが、その玉のおかげで人生が好転する。
しかしその好転が果たしてその人の思い通りかといえば・・・
ちょっと面白かったです。
肩の力を抜いてリラックスしたい気持ちのときにいい本でした。
時代劇ドラマにもなってほしいですね。
お婆さんは吉行和子さん、しゃべる猫が佐藤浩市さんだったらメッチャおもろいで。
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占いというより呪いに近い感じがするけど、あまり深く考えずに楽しんでしまうのが正解な本だと思う。これはネタさえ思いつけばいくらでも書けるし、シリーズ化して欲しいかな。占い師のばあさんの行く末も気になるし、猫の大福も謎だしね。
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白っぽい『笑うせえるすまん』的な?児童書の『駄菓子屋銭天堂』といい、こういう形式は一ジャンル築いてるのかな。深刻になり過ぎず、とはいえ何かしら気付かせてくれる所もあり。
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マンガを読んでいるかのような読みやすさであった。既視感はあるが、リラックスして読むにはいい本。
肝っ玉を手に入れた家来の話が一番良かったかな。
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時代小説のお家騒動や人情話、そして剣豪たちの活躍する本ばかりを読んでいた時に、この本を手に取ったら、読むのが楽しくて、アッと言う間に読み終えてしまった。
何処ともなく現れれる不思議な老婆と、ちょこっと太り気味の(?)金色の瞳を持った 大福と呼ばれる猫。そしてあおいもようの描かれた白い大きな壺から出てくる未来を導く運命の玉。
5話からなるのだが、どれも、色んな未来の玉が、出て来る。
ファンタジーの世界のようで、又、人生について疑問を投げかける内容も、優しい文章でつづられている。
最後のあとがきも、作者 星乃あかり氏の人柄を表すような文面に、頬が緩む。
この本があなたの心に小さな灯りをともしてくれたのなら、これに勝る幸せはありません。と、、、
ホンワカした一文でした。
続編を楽しみにしています。
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あら、こんなところに橋があったっけ。
朱塗りの太鼓橋のたもとに現れる、玉占いのお婆さん。
みれん玉
愛しいあの人とどうにかならないか。彼女に渡される玉は。
やっかい玉
いつも嫌われている年増な彼女。借りた玉が呼び寄せる縁とは。
びびり玉
殿に無理難題をふっかけられた時に出会った玉占い。
忘れ玉
すぐに忘れてしまう彼が手にした玉は。
よくばり玉
楽しみもなく、老い先短い彼女が手にした玉は。
いるよねーこういう人。あるよね、こういう時。
そんな時に現れる玉占い。
手にした玉でどんな未来を手に入れるのか。
玉はあくまでも手助けなのかも。
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あっという間に読了。江戸時代版の世にも奇妙な物語って感じ。初作家さんでしたが読みやすかったです。玉を引いて、その玉を見て占う…というか予言するというか…こんな占いがあったらちょっと怖いかもと思いました。それにしても出てくるにゃんこが可愛い☆大福って名前も可愛い☆描写も可愛い。占いをしてるおババと大福の関係性も謎なので続編出るかもしれないですね。
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ドラえもんの希望の持てるエピソードの一つ「あの日あの時あのダルマ」を彷彿とさせる5つの短編はどれも味わい深くて胸に染みました。予定こそないものの、もっともっとほかのエピソードも読んでみたいと思ったのはきっと私だけではないはず。