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「週刊現代」に2016年7月から2017年8月まで連載されてたエッセイ。時流をテーマに酒井順子らしい切り口でその事象をコメントしている。女性の目線、しかも中年の未婚子なし女性の目線と言えるだろう。
柔らかな文章で、その事象や事件に対して優しさと厳しさをない交ぜに批評し、また著者が若かった頃の思い出と照らし合わせたり、私より1世代若い著者ではあるが、共感することが多々あった。
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P99
今、「やらされている」
もしくは
「やってあげてる」感を漂わせずに
当たり前に家事ができる男性というのは
素敵に見えるもの。
モテるためという意味でも
家事能力は必要なのかもしれません
P112
容姿を磨いたり相手の心理を読んだりしなくては
相手を得ることができない、
求愛の狩場。
おまけにお金もかかりそうだし、
失敗したら負傷は免れない。
…であれば、
「だったら別にいいや」
と、つまり
「欲求があるのに得られない」
のではなく
「欲求自体がそもそもない」
ことにした方が快適
↑これは以前小池龍之介も指摘している。
つまり高貴な無欲とは違う
「諦め」、心理学で言う
「酸っぱいぶどう」であると
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P180
今の高齢者の場合
戦争に耐え、高度経済成長期を支え…
と大切にされる理由があるけれど
ずっとのほほんと生きてきた我々が
高齢になっても
若者から「なぜあの人達のために…」
と思われるのではないか
P203
今、中高年女性は
「いつまでも若く」と希求しています。
日本女性はほとんど「人生九十年」なので
早く老け込んでしまっては
間が持たないのです
P218
とはいえ豊田(代議士)の暴言は
今までの政界で類を見ない斬新な芸、
じゃなくて失態だっとので…
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2017年秋までに週刊現代に連載されたエッセイをまとめた本なのである。
なので、内容が少し前の出来事について語られているため
酒井さんの当時の考察が果たして核心をついていたのか
その答え合わせのようになっていて面白いのです。
思わず、お見事!とうなってしまったのが
真子様の御婚約者小室さんを目撃した時の酒井さんの感想。。。
当時はまだ彼に関する噂など流れていなかったはずなのに、酒井さん見抜いていたんですねぇ。
相変わらず『専業主婦達』を見る目は、
そこはかとない意地の悪さを感じますが(笑)
面白くさらりと読める一冊でした。
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うーん・・・、という感じ。
以前はそれなりに「感じるもの」があったが、
読後、目次を見直しても、うーん・・・状態。
酒井さん、ごめんなさいっていう感じ。。
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なんだかすっきりしない・・・と思ったら、酒井順子さんって「どっちもわかる」派だからか。
うーん。作家さんはどちらかに意見が寄っていた方が(書いたものが)面白い気がするなぁ。
24時間テレビに出てくる障害者は「感動ポルノ」の道具になっていまいか、と訴える番組に「やってくれた!」と感慨を得ながら、一方では24時間テレビの演出にまんまと発情する(要するに感動して、それを楽しむ)って、なんだそれ・・・と思ってしまいました。他にもそういうのが沢山。
どちらの視点からも見られるのは冷静ということで、美点でもあるんだけど、読みものとしてはどっちつかずで物足りなかったです。
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週刊現代の連載をまとめたものですねぇ…もう読まないでいいか、と思いきや、酒井さんの文章は中毒性があるのか、また読みたくなり手に取ることに…。
今回も色々、時事について語っていましたねぇ…「このハゲー!」とか言った発言を録音された議員さんのこととか、懐かしく思い出したりして読みましたねぇ…。社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
あとは皇族の結婚のことについてとか…けれども、あの結婚話は破談?に近いようなアレになってしまっているらしく、そこはこの本では触れられていませんねぇ…まあ、人生何が起こるか分からないということですねぇ…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
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♪村の渡しの船頭さんは 今年60のお爺さん♪ 子供の頃歌った歌ですw。電車に乗れば、座席の老老譲渡、労妊譲渡が。(若者:目はスマホ、耳はイヤホン)。長寿の国、日本。70代は小ばあさん、小じいさんで「若造」(^-^)。80代で中ばあさん、中じいさん。90代、やっと大ばあさん、大じいさん! 酒井順子 著「忘れる女、忘れられる女」、2017.10発行。酒井順子さんの本音丸出しエッセイです。私は電車に乗ったら席を譲る側ですw。
1966年生まれ(バブル世代、超売り手市場だった時代)酒井順子さん、週刊現代連載のエッセイ集49編「忘れる女、忘れられる女」、2017.10発行、再読。49編は著者の年齢に因んだのかw。①団塊世代が皆75歳を超え、高齢化がピークを迎えるのが2025年。もうすぐです。在宅医療は可能なのか・・・。②長寿国の日本(老老社会)、70代では小ばあさん、小じいさん。高齢者界で若造なので、とても忙しいw。はい、確かに若造です。忙しさは中位ですw。
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酒井順子さんのエッセイ49篇が収録されています。
「忘れる女 忘れられる女」をテーマにベッキーや峰岸みなみさん、斉藤由貴さん、高畑淳子さん、豊田議員、その他多数の実在する人物の悲喜こもごもが書かれています。
「女」ではないけれどピコ太郎さんや新垣隆さん等も登場。
自分が全く気にしていなかった「謝罪と髪型」ではなるほどね!と共感したり
「澤さんのCMにモヤモヤ」では色々な見方がある事に気付いたり
全体的に新しい発見をしたエッセイでした。
1篇が短いのでさらっと気軽に楽しめました。
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酒井順子さんのエッセイ。
もっと元気でシニカルであるあるで笑えるものを期待していたので、肩すかし。
彼女も自分も歳をとったということか。