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人間関係をやわらかく! 正しいことを言う時は少し控えめにするほうがいい、正しいことを言う時は相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい、という詩人の吉野弘さんの祝婚歌 の中の一節が湯川久子さんは好きなのだそうです。
なるほどな!と思うことありました。
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著者は女性のベテラン弁護士さん。九州の女性弁護士第1号の方。
内容は長い弁護士人生での出会いからの教訓など。おばあちゃんからの言いつけのような語口の本。
印象に残った一文「人は一番の本音は言わずに。二番目を言いたくなる生き物」
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ココロがささくれてやたらと他人を責めたくなった時読むと穏やかになれそうなヒントがありました。
.....
司法試験に何度も落ちた末、やっと合格した時、嬉しかったと同時に「私は優秀ではないけれど一生懸命仕事をしよう」と決めました…という雑誌のインタビュー記事で著者に興味を持ちました。
若い時に読んだらおばぁちゃんのお小言のように受け取ってしまいそうな部分もあるけれど、◯と✖︎だけではままならない事が人生多いのだと思える今ならナルホドと思うのです。
「一歩引くとき、人は少しやさしくなれる」
表紙裏の一言でガツンときました。
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女性弁護士90才現役の方
民事の法は裁きでなくほどくため
初心忘るべからず
苦しいとき悩むときこんなはずでないと思うが、誰のせいにしても結局はそれが自分の選んだ道
糸口は過去にはない今をどういきるか
相手を打ち負かして何があるか
虚しさしかない
自分が幸せになることを考える
争いで命の時間を無駄にしない
正しさを追及しても解決にならない
親しくても距離が必要
子どもは親の言うことは聞かないが親がしてきたことは真似する
欠点メガネで見ていないか
感情的な言葉の応酬は相手も自分もきづつける
嘘は口に虚しいとかく
どれだけ嘘ついてごまかし保身に走っても自分だけはそれが嘘だと知ってる
ひとつの嘘のために別の嘘をつく
信頼、つながり、やがて輝きを失う
恨み続けるか穏やかな未来かは自分で決める
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明瞭で優しい文章。
きっと肩の力の抜けた素敵な方なんだろう。
今の私に響いたのは
つらかったことが幸せな記憶に変わったらそれは、成熟のしるし
という言葉。
苦労を思い出として語るとき、それは頑張った自分を誇らしく感じる時間であり、幸せな今を実感する時間でもある。確かにとても嬉しかったことの過程には苦労があるなぁ。
他にも
正しいことは人を傷つけやすいから、ほんの少し控えめに言うこと
相手の良さはあるかどうかではなく見るかどうか
本当の思いは行動に滲み出る
人は一番の本音を言わずに二番目を言いたくなる生き物
など、心に留めておきたい言葉がいくつかありました。
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「はじめに」の言葉から、あー、そうなんだ、と気持ちに響いてきました。
〈 誰かと関わるとき、その対象との距離感をはかりながら、もっと近づきたいと押しすぎたり、自分なんてと引きすぎたり、時に間違い、修正しながら人間関係を織りなしていく。人生とはその時々で誰かとのちょうどいい距離を見つける作業の連続です〉
誰とでもうまくやれるわけでもない私は、人間関係を築くのが下手なのか、と落ち込むこともあるのですが、著者のような方でさえ、人との距離をはかることが始めから上手くいくわけではないのだと思うと気が楽になりました。
若い頃は勢いで生きていたけれど、50才を過ぎてから、もっと違う視点でものを見たり、自分の生きてきた道を振り返って、関わってきた人たちとのことを振り返って考える時間が必要だと思うようになりました。
本書を手元に置いて、悩んだ時は、人生の先輩である著者の言葉を参考にして、ほどよい距離感で、親子、親戚、友人たちと楽しく気持ちよく過ごしていきたいと思います。
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他人との距離
自分との距離(特にネガティブな自分との…)
苦手なものとの距離
いろんな物事や人との距離感を上手に設定することが、心地よく生活するためのコツだと再認識しました。
「ほどよく忘れた人は幸福度が倍になる」
一番印象に残ったフレーズです。
物事や人への執着を手放し、自分に素直である。
行き詰まった時にスルーする力と、ある程度の鈍感力を養いたいと思いました。
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いわゆる「おばあちゃん」が書いた本なのですが、下重暁子や佐藤愛子が書いた本とは違い、読んでいて納得できる部分の多い本でした。
おそらく、下重暁子や佐藤愛子は、「昔は世の中がまともなだった、今の世の中はまともじゃない」というスタンス、あるいは「自分は正しい、周りは間違っている」というスタンスなのが、僕には受け入れがたいのだと思います。
その点、本書からは、「携わってきた人々や時代に寄り添う著者の姿勢」が伝わってきたので、納得できる部分が多かったのだと思います。
湯川さんのように、歳を重ねたいものです。
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心がほどかれる本。
その先に幸せがあるか、と考えることで、
合理的になるための合理的、勝敗を明らかにするための戦い、といった息苦しい世界から、完全に離別できそう。
私は、問題が起こった時、相手を打ち負かしたいという気持ちになったことはないが、悩み始めたら、眠れなくなったり、四六時中、感情が支配されることが多かった。
これではいけないと思い、無理に感情をコントロールしようとして、こじらせてしまうこともしばしば。
問題の中に自分がいるのではなく、問題は、人生の中にある一部分。
そう受け止めたら、問題の中に全身が埋まってしまうことはない。
そんな勇気が湧いてくる。
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まさしく今、争うか、しないかの選択を迫られてて、私の弁護士さんとは真逆の筆者に、先に出会いたかった!
やっぱ、本訴はやめて、負けたが勝ちにしとこかな( ・∇・)穏やかな人生を選ぼうー
私の人生なのだから
でも、"自己愛"相手に理不尽とむきあったな過去は、
彼のような弁護士さんと一緒だったから、私らしかったと、感謝するのみ!
早く穏やかになりたいのだけど、距離を空けても、つきまとう方からは、どうすればいいのでしょう?一生、距離を空け続けるしかないのでしょうか・・・
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90歳を超える弁護士先生の著書。
90歳を超えてなおこの内容を書けることが単純にすごいというのが1点。
もう1点は、法律家である著者であるからこそ、「正論」を振りかざすことの悲しみや愚かさを知り、「赦す」ことや「あきらめる」ことで自分を癒し、前を向いて生きていくことの方がその人にとって大切なことなのだということを良く知っているのだと思う。
現代の日本社会は、SNSや掲示板の進化により、各個人の「正論」や「正義」を大義名分に、他者を叩くこと、攻撃することが当たり前になってきている。また、他者と自分とを比べ、他者が自分よりも「得」をしていると感じた場合にその攻撃はエスカレートしていく傾向がある。
そんな現代だからこそこのような本に目を通し、こういう視点からのモノの見方をあらためて思いなおす必要があると感じる一冊である。
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人間関係を壊して本当に後悔しているときに、
『言い足りなかったことは、言い足せばいいのだと。
言い間違えたことは訂正すればいいし、言いすぎたことは謝ればいいのです。』
と言う、言葉が胸に刺さり実行しました。
そのお陰で和解ができましたし、自己成長へと繋げることができました。
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~ささった言葉3選~
1.「長生きは、もつれた糸を幸せな結末に結び直す人生のボーナスタイム」
2.「正しさを追求していると解決から離れていくことがある」
3.「相手を打ち負かした高揚感は、相手を裁いたむなしさに変わる」
90歳にして現役の女性弁護士が人間関係の距離感の極意について書かれている本だけに、大変説得力があります。
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スタエフで紹介されて読みたくなった本。一歩引き、程よく距離があるとき、人は不思議と優しくなれるということ。これは夫婦、子供や親、近所付き合いや友達、会社の同僚など、どの人にも当てはまり、さらには自分自身を見つめ直す際にも役立つ考え。
問題の真っ只中にいる時はそれしか考えられないが、一歩引く・俯瞰してみることで問題が一部分であったり実は大したことでなかったりしてくる。
1人で生きてきたつもりでも、まわりの人に支えられ、生かされてきたのだと知る。
人は素直な気持ち、本当の気持ちを隠してしまいがちだが、そこに気づけた時にはいがみ合っていたとしても許せる心も芽生えてくる。一人一人の考え、価値観は違うから、そのことに理解し頷いてあげられる心のゆとりが大切。
心の糸をほどいていくという感覚、いいな。
281冊目読了。
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弁護士を目指す彼女のお母さんが薦めてくれた本。
人間関係を糸に例え、たくさんの絡まった心をほどいてきた湯川先生。
身の回りの人を素直に大切にしようと思えた。やさしい言葉には説得力がありました。ありがとうございしました。