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読み始めから、心に響く、常に読み返したくなる言葉が次々と。
「話す」ことは「離す」ことであり「放す」ことにつながる。
だから、人に話すと心が少し軽くなることがあるんですね。
司法試験に向けて勉強する筆者に
「勉強さえすれば通る。あとはテクニックだ」と言った弁護士のお父様に対し、
「文学好きの頭で通るはずがない」と内心反発していたというところは、去年行政書士の勉強をした私も思ったこと。
前向きな性格でたいがい過去に後悔はしない私でも、「ああしていれば」とか「こうだったら」と思うことはあります。
でも、
「過去にこだわっている限り、新たな道を選ぶことすらできない」
「最後に目的地へたどりつけるなら、どの道も間違っていない」
そう信じていきたいです。
「相手のよさは『ある』かどうかではなく『見る』かどうか」
これにはハッとしました。
もともと私の信条としていたことも。
「子は言うことは聞かないが、親の姿を見て学ぶ」
そして、
「本音を伝えることが、問題解決の第一歩」
でも、
「自分が言われたくないことは、相手にも言わない」
などなど。
人生後半に入った今(明日終わるかもしれませんが)、より幸せに生きるヒントをたくさん与えてもらえたと思います。
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最初は離婚裁判の話が中心で自分に重なる部分が少なかったのでつまらなかったが
読み進めていくうちに人との距離の置き方、コミュニケーション方法など興味深い言葉がたくさんあり大変勉強になったと思う
「正しいことを言うときはほんの少しひかえめに」
この言葉が1番自分に刺さった
もっと早くこれを知っていたらと思うが、今からでも意識して人と関わっていきたいと思う
何度も読み直したい作品
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人とほどよく距離をおく
距離感は やはりとてもだいじ
親しき仲にも礼儀あり
家族でも 親友でも 一緒
ほどよい距離感で たのしい人生にしたいな
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弁護士である著者
『裁くのではなくもつれた糸をほどく』
という言葉がいい?
多くの人間関係の絡まりは
距離が近すぎるためにおこる。
本来の心地よい距離を保つことが
できれば絡まりもない。
夫婦、親子、友人、仕事仲間、
自分と相手とは、どんな距離感なのか?
また糸はもつれてないかな?
と考えさせられる一冊。
相手のよさは、「ある」かどうかではなく
「見る」かどうか。
離婚相談を何件も担当した
これが妻側から聞く離婚原因の中で
多いものだそうだ。
この中で当てはまるのは?と質問すると
以外と一つしかなかったり。
1 働かない
2 生活費を入れない
3 暴力を振るう
4 暴言を吐く
5 大酒飲み
6 浮気をしている
7 借金がある
8 子育てに協力しない
9 家事を手伝わない
嫌なところにフォーカスすればするほど
そこがさらに、拡大されて見えてしまう。
たまに客観的にみるのもいいかもね。
良さを、みようと思えば見える、のかも。
『人は一番の本音を言わずに、
二番目を言いたくなる生き物』
『ほとよく忘れた人は幸福度が倍になる』
『誰かを救うのは法律ではなく
理解しようとする思いやり』
こころに響く言葉がたくさんあった。
時々読み返したい一冊。
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帯に書かれている事が1番大切で分かりやすいかも。話の内容は弁護士という仕事を通しての人との関係性なので少し思っていた内容とら違ったかもしれないけれども客観的に見たらこういう事なのかなと思ったり。帯に書かれている事だけでも忘れずに覚えておきたいです。
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【マイベストワード】
★「話す」ことは「離す」こと
★ 問題の中に自分がいるのではなく、
夢や希望、自由があるという
自分の世界の中の一点に、
ひとつ問題が起きているだけ。
【気になるワードメモ】
●「初心」というのは
×始めたころの気持ちや志
○はじめて事にあたる未経験な状態
「未熟さ」そのもの
●初心に帰る
=未熟な自分に戻ること
自分の未熟さを忘れることなく精進しなさい
●「今どう動くのか」にしか答えはない
●問題の中に自分がいるのではなく、夢や希望、自由があるという自分の世界の中の一点に、ひとつ問題が起きているだけ。
●自分が誠意と信頼をもって相手に接する時、相手の心にも誠意と信頼が生まれます。
●相手を打ち負かそうとするのでなく、心をほどいて、自分(と相手)が幸せになるような選択をしてほしい。
☆「話す」ことは「離す」こと。
●「離見の見」 世阿弥の能楽論書「花鏡」で述べられた言葉
演じ手が自ら身体を離れて客観的な視点をもち、あらゆる方向から自身の演技を見る意識。
●詩人 吉野弘氏 「祝婚歌」
「正しいことをいうときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことをいうときは
相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい」
●人間関係のもつれにおいて「正しさの追求」は、解決を生みません。
正しさを追求していると、解決から離れていくことがある。
「正しさ」こそ、人を傷つけやすいから。
●売り言葉に買い言葉。「言刃」は、からまった二本の糸をぶったぎってしまう「刃」です。
きられた糸は、むずび直さない限り、もとには戻りません。
●「剣をとるものはみな、剣で滅びる」
マタイによる福音書 イエスキリスト
●「くつやのマルチン」の原題は「愛のあるところに、神もある」
私たちが愛のある行動をとるとき、そこに神がおられるのだ。
●私は母に「感謝」とい糸で結びなおすことができた。
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優しい中にも芯があって強い言葉がたくさんの、とても素敵な内容でした。
私も著者さんのように懐を深めながら時を過ごしていきたいなと思いました。
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時代柄、女性が弁護士として活躍するには苦労も絶えなかっただろうに、自身の辛かった経験はさらっと語るに留めているところに、酸いも甘いもかみ噛み分けた筆者の成熟した心を感じる。
どちらかというと、調停の場で出会った人々のエピソードを中心に、読者へ人生のアドバイスを送っている内容で、読んでいると背筋がぴんと伸びる。
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年をとるプラス面が印象的だった。今まで持っていたプライドや悩みがなくなるわけではないけれど、気にならなくなって、ほどけていくような感じ。物事に少し寛大になっている自分がいる。
そして、できなくなったことにこだわるのではなく、できることに集中して楽しもうとするようになる。
こういう生き方はいいなと思った。
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九州で初めての女性弁護士になった湯川さん。
もつれた人生の糸をほどいてきた経験から書かれていた。
心に残ったことは、話して→話して→放す
許さないってずっと思うことよりも穏やかに生きることを選べる人でいたい。許さないって気持ちを持つこともあるけど、それに固執せずにいられるように心がけたい。許さないではなく、許したくないだと思うから。
誰かに投げかけたものは同じ顔をして返ってくる。愛あるところ、神もある。愛を自分から投げかけられる人は、どんな状況でも再出発できる。
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一つ一つの言葉が、じんわり響きました。
あたたかい気持ちになれ、
あぁ、頑張りすぎなくていいんだな
と感じられました。
著者の言葉をすんなり受け止められるのは
著者の経験や人柄からくるものなのかもしれません。
だれも答えが見えない距離感をテーマにし
向き合わせてくれるすてきな本でした。
思わず友人にオススメしてしまいました!
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個人的には
「逆境を越える力になるのは 大切に扱い、支えるという、能動的な『信じる力』」と『くつやのマルチン』の話(愛あるところに神もある)が印象に残りました。
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「争いごとで命の時間を無駄にしない。和を尊び選ぼうとする人は、必ず幸せへと導かれる。」その言葉に全てが詰まっているように思います。弁護士として60年余りを過ごした筆者の言葉はわかりやすくてするすると心に響いてきました。
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心のきれいな人が書いた文章という感じ。
目の前のことを1歩引いて見る視点は大切だなぁ。熱くなっちゃう時こそ。