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内容自体シンプルかつ面白かったけど、
色んな分野からのインプットと書いた人の事業経験を元にしてその人の導き出した法則性とその法則性を適用した物事の捉え方が書いてあるかつ、その思考の順序がわかる構成になってて、
自分が本とか経験から考えた個々のことをどうやって統合していったらいいかの手本になったのが大きかった。
よう考えたらそれぞれバラバラに感じるインプットでも、自分の興味に沿ってしてる限りは、その人に固有の興味の軸に沿ったものになってるはずやから、それぞれを統合して自分の一つの考えとしてまとめるのは可能なはずだと思った。
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資本主義と価値主義。ミレニアル世代以降の価値観というのは資本への囚われから解放されているという点で本来的には生きやすくなるはずのところ、半ば解放されてしまっていることで資本主義の重力が強く意識されてしまうと生きることが難しくも感じやすい振れ幅がある様に思う。ザッカーバーグのスピーチの通り、誰もが人生の中で目的(意義)を持てる世界を創り出すことがミッションだと強く感じますね。価値主義の先にはその世界があると信じて、進んでいくのみです。
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抽象的な話が多かったけれど、新たなお金の流れを理解するための導入本として良かった。
「お金」の扱いが変わっていく という辺り、自分自身も「お金」にとらわれすぎずに物事を考えたいなと思う。
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久々の自分でもヒットした本である。
シェアリングエコノミー、仮想通貨、ブロックチェー、インフルエンサーなど異なる現象に普遍性、フラクタルのようなパターンが見られる。
テクノロジーにより「中央集権化」→「自律分散」への移行する。いままで企業→個人というお金の動きが個人→個人という動きになる(B to CからC to Cへ)
自律分散の動きはより自然界に近い形になる。
価値とは何か。佐藤氏は価値を3種類に分類している
①有用性としての価値②内面の価値③社会性の価値
資本主義経済では「役に立つ事」「儲かる事」であるので
①が優先される。
今まではそれが正解であったがではテクノロジーにより豊かになった結果※お金の相対的な価値が下がった。またテクノロジーの発達により内面的な価値(熱狂、共感など)が可視化、流通できるようになった。
現在の社会は企業が資本を蓄積しているので個人では対応出来ない。お金がお金を増幅させる仕組み(手段の目的化)により世の中が歪になった。
そこで評価経済が立ち現れつつありそれはクラウドファンディング(「他者からの注目」をお金にかえる)などにもう既に見られる。「内面的な価値」(データ、ファン)は財務諸表に現れない。
法定通貨が支配する資本主義経済とは違い、評価経済では「個性」「独自性」が評価され「住む」ものでなく「仕組みを創り出す側」となる。
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仕事に対するモチベーションとかもやもやしてたんですが、それが自分だけのものじゃなくて、ミレニアム世代のものと知りました。
今の若手社会人の気持ちを言語化してくれる本だと思います。
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「資本主義」の限界について言及しつつ、これからは「お金」ではなく体験や共感・信用・意義といった「無形の価値」が評価基準となる「価値主義」時代の到来を予見しています。
確かにYoutuberやSNS、NPO、クラウドファウンディングの隆盛は、その観点で説明つく理論だと思いました。
一方で、仮想通貨、シェアリングエコノミーやトークンエコノミー、ベーシックインカムといった経済システムの変化については、著者が見えている未来を共有できなかったというのが本音です。
テクノロジーへの理解が及ばなかったのか?私自身が古い常識に縛られている裏返しなのか?平易な言葉にも関わらず、難解でした。
その他、時間を取引する「タイムバンク」や個人の価値をトレードするVALUといった、新たな経済システムについても紹介しています。
今後、こうした複数の経済システムが共存し、個人の需要に合わせて選択できる時代するようになるという点も著者の主張です。
普通に生活していたらまず触れられない、半歩〜一歩先を進む思想のオンパレードでした。
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■中央集権化から分散化がキーワード ・仮想通貨は投機や投資対象として盛り上がっている中、本来の意味とはかけ離れている。ブロックチェーンというテクノロジーが起こす未来を紐解ける内容。組織や政治の世界でも分散化はできないかが今の課題意識。代理人型社会から、ネットワーク型社会へ。自立分散というコンセプトが次世代の成功モデルになるとの指摘は面白かった ■資本主義から価値主義へ ・これは色んな本で最近語られてきたテーマ。佐藤さんがどの著者よりも具体的に説明できていると思う
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価値主義という新しい捉え方。私が生きている間(資本の利権者が生きている間)は資本主義がなくなることはないだろうけど、共存するのかもしれない。今のお金の概念ができた歴史は浅く、変わりゆく可能性は大いにあると感じた。
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前半における、これまでのシステム・経済と新たなアプローチ、テクノロジーがもたらす新たな経済との対比が秀逸であった。また後半の価値主義のアプローチとその意義については、既に形成された市場、また佐藤氏自身が仮設を立て実践した結果として記されており、現実社会をありのまま容易に受け入れさせてくれる。また最後のお金との付き合い方や、これからの生き方に対する提言は、元気をもらえる内容であり、自身何に熱中できるのか振り返る良い機会となった。「お金2.0」という題目からしてもう少しフィンテックの具体的仕組みよる展開かと思ったが、いい意味で期待を裏切られた。自身は本書を「自分エコシステム創造の教科書」として大切にしたい。
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近年、ごく短時間に進む流れの本質が極めて簡潔かつ体系的に整理され、著者自らの経験に基づく地に足ついた論理で展開される。
(その上での疑問メモ)
→価値も現在の貨幣価値に換算される(↔︎価値市場が全てに取って代わることはない)、×Rが拡大しても人は土から離れられない、あるマイクロ経済圏が破綻した際そのベーシックインカムに依存する人々の生活を保障するものは、経済圏を運営するものとそこにライフログを提供することで保護されるものとの断絶は固定化しないのか
仮想通貨の脆弱性を理解した上で、この未来をどう評価するか。
・経済システム=人と人とのつながり(組織も含む)
・持続的かつ自動的に発展していくために要素:
①インセンティブ、②リアルタイム、③不確実性(運と実力のバランス)、④ヒエラルキー、⑤コミュニケーション
+①寿命による移動先、②共同幻想、のよるサイクルの永続性
・自然(自発的秩序、物質・エネルギー循環、情報による秩序強化)の共通性
→これを逸脱する経済システムは続かない?
・テクノロジーの潮流は「分散化」という線上に見るべき
・トークンエコノミーはネットワーク内で経済システムが完結
→国家不介在による通貨発行益の享受、不安定性
→現実世界のアセットと結びつくことでの価値の可視化
→独占・支配に対する分裂による回避
→自律分散による経済(システムの構築)の民主化
※国家の専売特許ではなくなる
・価値主義における「価値」の3分類
①有用性としての価値
②内面的な価値
③社会的な価値
→データ化することによる②③の価値化
・複数の経済圏の構築・試行錯誤、企業によるベーシックインカム(ライフデータの提供)
・儲けでなく価値(≠炎上による関心・注目)を高める働き方
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怪しいと思ってたけど面白かった。
お金の価値が相対的に小さくなって、やりたいことを持ってる人とかに価値が出てくると。グーグルとかFacebookとか知らないとこですごい考えで動かしてんだなって。
不変なものを疑って、好奇心と探求心を忘れず過ごしていきたいね。
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不確実性が期待を生んで持続性や自動発展が生まれるのは確かに。
不確実性が全くない世界では想像力を、働かせて積極的に何かにとりくむ意欲は失われる。
変化の激しいリスクのある状況での報酬に大きな快感を感じる人はたしかに多いけど、最近はそうでもない人も増えて来てる気もちょっとはしたので、そこは佐藤さんが本当にできるビジネスマンなんだろな、と思った。
ただの注目や関心が、評価や信用にすり替わってるから違和感がある。
宗教を選ぶように、経済も自分で選べば良い時代。
自分が一日中熱中できたことってなんだったっけなぁ。
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どうしても若者は金銭的な価値を見出せない云々に同意できなくて仕方なかく引っかかって読み進めるのが大変だった。
価値観の遷移が起こってるのではなく、単に物理的なお金がないだけだと思うから。
まあ若者の価値観が変わりましたねというのは本筋ではないか。
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最近流行っている仮想通貨について、面白い捉え方をしているとtwitter上で話題になっていたので購入。
SNSでのフォロワー数などについて、自分が最近なんとなく考えていたことを、「価値主義」という言葉を用いて言語化してスッキリ納得させてくれた。
資本主義の問題とこれからの進歩の方向についても触れていて、ワクワクさせてくれる内容だった。
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これからは資本主義だけではなく、価値主義にシフトしていくであろう、というのが本筋。
IT化が進み、ビットコインや楽天ポイントのようなものがもっと整備され広がりいくつもの経済圏を作り出す。行政や日常業務も全てIT化され、人々は仕事をしなくてよくなるかも。ベーシックインカム=生活保護みたいなのが全国民を対象に払われる。今の生産性効率化重視の考え方がなくなり今までお金にならなかった価値(人脈とか、得意なことや、社会的価値のあることなど)にシフトしていく。
印象的なのはビットコインを否定してる学者たちをバッサリと切っていたこと。ビットコインは著者が考える経済圏の卵のようなものであり、今後はこのような仮想通貨はもっと発展していくと。これまでの金融の概念ではあてはめられない。
グーグルやフェイスブックの創設者は子供の興味をとことん伸ばしていくモンテッソーリ教育を受けていた。
最後に宇宙に経済圏が拡大していく、人々が宇宙に旅行するのもそう遠くないとか、人工衛星が空からWi-Fiを飛ばすとかっていうところにも話が及んでてSFっぽくなってきた。
全体的に同意はできるけど、5〜10年後の話ではなく50年、100年後の世界かなあと思った、けど、どうなんだろう、このスピードだとそんな遠くないのか…?そういう世界を想定しておくのはありだけど、目先のキャリアや投資先を変えるものではないなあという印象。。自分の子供の教育とかになら影響するかも。