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佐藤航陽さんが12年の経営者経験の中で考え続けた、お金というものの本質と資本主義の未来予想がたいへん読みやすい文章でまとめられています。文章の読みやすさにもかかわらず書かれている内容には重厚感があり、すぐに咀嚼することは難しそうです。
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単純に儲けの話かと思ったら、仮想通貨がどのように世界を変えるか、どういったことがこれから重要になるか、まで踏み込んであってワクワクさせる内容だった。
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金融や経済の仕組みを解説する内容かと思い手に取ったが、いい意味で期待を裏切られた。お金を稼ぐことに対し抱いていた違和感が見事に解消され、経済の既成概念を見事に打ち砕かれた。様々な事象から構造を抽出してアナロジーを見いだすという思考法も、様々な場所で言われていることではあるが、ここまで納得のいく例示や解説に出会ったのは初めて。久しぶりに、心から買って良かったと思える本に出会えた。
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ちょうど10年くらい前に持続可能性についての書籍を読んで衝撃を受けましたが、この本もまた次の時代を予言させるような、時代の変化をうまく捉えたような作品です。内容が濃かったのでもう一度読んでからレビュー更新します。
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タイムバンクの社長が書いた本。
最古のお金は、紀元前1600年頃の貝殻と言われている。
中央銀行が本格的に普及したのは最近100年程度。ブロックチェーンが新しい仕組みとして100年後には当たり前になっていてもおかしくない。
ビットコインは、ナカモトサトシという人が2009年に作った。
儲けたい、モテたい、認められたい、の3つの欲が強く、これを満たすシステムは広がりやすい。
最初から完璧なシステムを作ろうとはせず、寿命があることを意識して作る。次のシステムにユーザーが移っていけるように、何段階も作る。
一見意味のない時間を一緒に過ごした人ほど、その後に深い関係を築きやすい。
ゲーム性は、脳内の報酬系を激しく刺激する。
お金にはなりにくい価値のあるものは何か?
ネットの普及により、価値をお金以外のもので持つことが出来るようになった。
デジタルネイティブ→トークンネイティブへ。自分が生まれてすぐの出来たテクノロジーは自然の一部と感じ、15歳~35歳で発明されたテクノロジーは新しくてエキサイティングと感じ、35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる。
モンテッソーリ教育。子供の興味をとことん伸ばしていく教育法。Google、Amazon、Facebookの創業者はいずれもこの教育を受けていたらしい。
お金は単なる道具である。
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これは、私の中で間違いなく2018年のベスト3には入る本です。まだ2018年始まって1カ月ですが。断言します。読んだ人は、1歩、2歩先の未来がみえる!?
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お金とは何かから丁寧に解説してくれる、熱意ある書きっぷりの入門書。
経済は作り出すものにかわる。
第三章以降の存在が若者の価値観の潮流をきれいに示している。お金以外の評価軸(人材・データ)が評価され始めたことから導き出された価値主義という考え方。小さく、選択可能な経済圏とそれ同士の折衝・かかわり合い。エストニアという事例。Googleの宗教性(価値性)。
第四章以降のようなことをもやもやとくすぶらせている若者は多いと思う。これから強力な論理になってくれることを期待します。
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正直、流行ってるから読んでおこう程度で電子書籍で購入したけど最近自分がずっと考えて居た通貨価値と人間のモチベーションに言及されており為になったので早速紙で購入して後輩に渡した。個人的には人事制度を考えてる人たちにも読んでほしい。
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参考になった。
今までの考え方、常識を変えないといけないのだろう。
変化を恐れてはいけない。常に新しいことに興味を持つことか。
日頃の良好な人間関係が大事とか不変的な提案もある。
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今までを知っている、体験している人にとっては
今後起こりうることに対する不安や疑念が発生する。
一方、今後の事が起こった世界しか知らない世代にとっては生まれた時からある「当たり前」であり、自然に使いこなす。
少し例えが違うが、Facebookが登場した時、世の中に実名でプロフィールを晒すなんて…てことで日本で流行るわけない!って意見がものすごいあった。けれど、今はそんなの当たり前だし、インスタやショールームで写真や動画を載せる・表現する事が当たり前になっている。
それは本書でも書いてある通り、お金に対する考え方が変わり、隠す必要がなくなった。
自分を表現し、「自分という価値を高めていく事が何よりも大切」だと感じている世代が登場したからだと思う。
色んな価値を提供できる人でありたい
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お金の価値は昔と変わって来ていて、現在は物よりも価値主義に変わって来ている。
経済の発展を考えるときにはテクノロジーも切って切り離せない。発展する経済システムはインセンティブ、リアルタイム、不確実性、ヒエラルキー、コミュニケーションズが備わっている。
我々はミレニアル世代と言われ、物には満ち足りて生きていた。これから大事になのは生きている価値、充足感を何から満たすかだ。
アウトプット
熱中できる何かを探し、突き進む
新しい物を毛嫌いせず、先見の明を持って本質を掴む。
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仮想通貨やブロックチェーンによる通貨の革命に関して、様々なキーワードを入れて、非常に読みやすい文書で、さらっと書き上げた内容。ブロックチェーンや仮想通貨の勉強をしている人には知っている話も多いかもしれないが、改めて、人に伝わりやすい言葉で整理しやすい。後半は、自身のビジネスモデル、シェアリングエコノミーに関する考え方や社会への提言が含まれている
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今はお金が絶対の価値になっているけれど、それはここ100年ちょっとの話で、今後お金の価値は揺らぐ。その分、新たな価値を持ったものが産まれてくるはずで、それが何か?という事がきちんと纏められて書かれており、私の様な経済のど素人でも分かりやすかった。
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著者はお金の世界が今迄の中央集権型から分散型に変化しつつあるという。確かに仮想通貨などはその流れである。
また、将来的にはAIの進化により労働から解放され、人類は衣食住が労せずして手に入る為、ルネサンスのように芸術等精神世界の追求に頭と時間を使うようになるとの事。
ルネサンスが本当にその様な時代だったのか判らないが、生きて行くことに不安感が無いなら、人間はそうなるのだろうか?それとも人間の欲求には限りなく、他の人間を少しでも上回りたいという欲望により、資本主義が拡大するのか、私ごときには見通せない。
ここ数十年で世界に広がった中央銀行的なシステムを信用し続けるのか、それともブロックチェーンのような国境を越えた枠組みを信頼するのか、どちらに進むのであろうか。
更には価値主義(マズローの承認欲求に言われているような)によりお金の重要度が相対的に低下している。
個人的な発信がその人(インフルエンサー的な)のvalueになるような仕組みも発生しているが、それがいまいち受入れられないのは、それが評価・信用ではなく、注目・関心に過ぎないからというのは確かに納得できる。
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話題本につき読んでみた。
経済システム(ビットコインといった仕組みからSNS等も含む広義な意味で)が中央集権から共有分散型、自律型ともいえるモデルにシフトしている。
お金を含む「価値」自体のあり方も変わってきている。これからは仕組みを使う側でなく作る側が評価される。
などなど、こういった概念で世の中とらえるとまた違う考え方ができるなーというのがこの本を読んでの収穫。