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主に夜の仕事(見守り屋)を終え、眠りにつく前のランチ+酒。
とにかく登場する料理が美味しそうで、飲めないはずのお酒でさえ美味しそうに感じるほど。
アラフォー、バツ1、娘とも離れて今は孤独という事情を抱えている祥子だけど、辛い想い、さみしい気持ちが分かるからこその、見守りという仕事を通しての様々な境遇の人との関わりや、娘とのエピソードなどが胸を熱くさせ、日々いろんなことが起こっても、美味しいものとお酒を口にして、明日も前を向いていこうという気持ちが感じられる1冊だった。
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2018.6.8
初読み原田ひ香さん。本屋さんで装丁に惹かれて興味を持った。あとタイトルも。一章ごとのタイトルが〇〇酒ってなってるのも面白いなって思った。
祥子さん、本当においしそうにごはんを食べてお酒を飲むなあー!仕事終わりの一杯、こんなに吟味して味わえたらかっこいい。仕事で降り立つその街その街の雰囲気も描かれていて、よかったな。
人って、どうしても孤独を感じてしまう生き物なのかもしれない。だから、その孤独をかき消すんじゃなくて、受け入れてどうやって付き合っていくかなのかなと思ったり。生きてたらいろいろあるけど、ごはんを楽しむことができたら、まだ元気でいられるような気がする。欲の中でも食欲はわかりやすくて顕著。
「私は生きているし、健康だ。元気出そう。へこたれてなんかいられない。」
祥子さんのことばに、たしかにな〜と元気をもらいました。
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昼からお酒とがっつりご飯良いですね。
帰りの電車は大丈夫かな?
一つ一つのエピソードもジンワリきて
祥子さんに幸あれと願うばかりです。
身体には気を付けてね。
続きが楽しみ。
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女性版、酒ありの孤独のグルメかと思ったら、しっかりと作ってある女性が1人の女性が立ち直っていく成長物語だった。
とても面白かった。
しかし、この作者、毎度毎度都会の仇花ような職業、よく思いつくな。
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1章が短くてスイスイ読めた。
ものすごく何かが残った訳ではないけど、シリーズ化してくれたら読むのに、と思った。
祥子さんに私も見守って欲しいな。
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見守り屋という聞いたことはないけれどありそうな仕事をしている祥子.子供を夫のもとに残す形で離婚したので,寂しい一人暮らし.楽しみは仕事明けのお昼ご飯,ランチとお酒.女子ながら意外とがっつりお肉料理などをお酒とともに描いてよだれが出そう.もちろん,これからの生活や仕事の悩みなどもあるけれど,しっかり食べられるなら万事OKだろう.
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離婚後、深夜の見守り屋として働く祥子。
仕事を終えて、食べるランチ、そして至福の一杯が本当に美味しそう!
祥子の娘や元夫との関係も絡み、今後祥子はどう生きていくのだろうと思う。続編があると嬉しい。
それにしても本当に美味しそうな料理の数々にうっとりする。
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夜中から朝までの特殊な見守り屋をしている主人公
案外性的や介助をしなくてもただいてくれると
いうだけの需要ってあるんだなぁと
その付かず離れずの距離感を仕事として守りたいけど
私生活が色々あると少しぶれ始めたり
ランチ酒というと大袈裟だけど
1日や少しの移り変わりの瞬間を見ている感じが微笑ましい。
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ランチにお酒を飲まざるを得ない生活。
それは、悲しい事があるからなのだが、ランチするお店を決めるところから始まり、どのお酒を頼むか迷うところや、出てきた料理を食べる描写など、グルメ漫画の小説版みたいで楽しめた。
再婚をどう子どもに伝えるのか苦心する所など、ストーリー自体も面白く、バランスが取れた小説だった。
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訳ありを「見守る」仕事の後 依頼人の人生、
自分の過去について思いをはせながら
美味しいものをほおばる
生きていくために しっかり食べて飲む
一度のご飯に真剣に向き合うことに
心から「お疲れ様」と言いたくなる
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昼間っから旨いお酒と、お酒に合うボリュームのある美味しい食事。
夜と違って、日の明るい内に呑むビール、冷酒、ワインのなんて贅沢なことか。
バツイチでアラサー、深夜専門の「見守り屋」祥子の、一仕事終えた後の食べっぷり呑みっぷりが豪快で、読んでいてこちらまで呑みたくなる。
深夜の見守り・付き添い業の「見守り屋」の依頼人は訳ありばかり。
老人に子供にペット…急に夜出掛けることになった依頼人の代わりをする「見守り」の需要は現実にも結構ありそう。
本業の「見守り」の他、悩みを抱える孤独な依頼人の気持ちに寄り添う祥子の存在は、依頼人の頑なな心を優しく溶かしてくれる。
「私は生きているし、健康だ。元気出そう。へこたれてなんかいられない」
祥子自身が抱える悩みもまた根深いけれど、男性並みにお酒とランチをぐいぐい呑み食べする祥子のお陰で私も元気になれた。
TVドラマに良さそう。
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理由はあんまり幸せな感じではないんだけど、よかった飲み食いしてる様子はとっても食す幸せん噛み締めてる感じで美味しそうだった。ほんのり切ない、お酒とご飯の話。
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ランチ。お酒。家族。子ども。仕事。見守り。
「とろろは麦飯の半分ほどにかけるようにして、汚れていない麦飯を残せば、」(P.91)の汚れていないが気になっちゃって、そこから先はずっと表現のどこかが引っかかって素直に読めなかった……。
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離れて暮らす子供のことや、別れた旦那のこと…
つらいことも苦しいことも多いけれど、美味しい食事とお酒で前を向ける。
出てくる飲食店が実在するのも面白いところ。
どこか行って楽しんでみたい!
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2018/8/14
お腹空いた!
離婚して一人暮らし、夜間見守りの仕事をしてその帰りにランチ酒。
いろんなお店、全部美味しそうで実在するお店なのかといちいち調べたくなる。
祥子の不安定さが良かった。