投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
初の倒叙もの連作4篇。コロンボ役を務めるのは死神のような佇まいの乙姫警部。共作作家の仲間割れに端を発する殺人(「運命の銀輪」),不正をした大学主任教授が彼を強請る事務職員の口封じを狙う表題作,劇団主宰者がおじである高利貸しを殺し恋人にアリバイ作りを依頼する「恋人たちの汀」,そして斬新な「吊られた男と語らぬ女」。倒叙ものでは犯人は大抵不自然なほど饒舌だが,この作品の犯人は必要以上に黙っている。読者も犯行のプロセスに不明な点を抱えつつ読み進めていくが,なんと意外な結末。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
コロンボ風の倒叙ミステリ。
連載短編物なので仕方ないのかもしれないが、主人公である刑事キャラクターの説明が同じような内容で重複しており、くどい感じになってしまったのは残念。
この種の小説では主人公の魅力が肝になる部分なので、短編毎に違う角度から見た説明にしたほうが面白くなる気がする。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
コンビ作家における殺人というのは最早定番になってるね。岡嶋二人にこんなことが起きたら…なんて、不謹慎なことを考えてしまった。ラストの作は、心理小説的に突き詰めたい。「ソア橋」の逆ヴァージョン?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
短編4つ。犯人がわかっている倒叙スタイル。犯人たちを追い詰めるのは、乙姫警部。見た目は長身黒づくめ、眼窩が落ち込んだ死神そのもの。相棒の部下はモデル並みのイケメン、鈴木太陽刑事。
「運命の銀輪」・・・作家コンビでの事件。自転車の防犯登録がカギ。
「皇帝と拳銃と」・・・国文学教授が辞書に弾丸を残す。辞書は倉庫から持ってきた。
「恋人たちの右輪」・・・小劇場脚本家。高利貸しの叔父を殺害。恋人の女優にアリバイ作りを頼む。
「吊られた男と語らぬ女」・・・売り出し中の彫刻家と美人カメラマン。殺人と見えて実は自殺。結婚を断ったことに罪悪感を感じていた。
とにかく死神刑事のキャラが中心。特に何するわけではないが。ひたすら無表情、喜怒哀楽なし、動きが突然。なのに小劇場の歴史やティーンズモデルに詳しかったりする。トリックや動機は目新しくない。続編あるのかな。ドラマ化したら誰がいいかなーと思いながら読んだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
倒叙法で書かれたミステリ。探偵は2名:”死神”の容ぼうの乙姫警部とモデルみたいなイケメンの鈴木刑事。謎解きは乙姫警部でコロンボ警部並の推理ぶりを発揮するがキャラクターがコロンボ程魅力を持っていないのが致命的な欠点
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
短編4編の倒叙ミステリ。犯人を追い詰めるのは死神の様な風貌の乙姫警部と俳優の様な男前の鈴木刑事。周りの証言を取っていきながらじわじわと犯人に迫っていく過程が一話目の「運命の銀輪」だと雑かなと思ったけど後の作品になっていくに従って洗練されていく。「恋人たちの汀」の組み上がりが綺麗。
時々入る二人のやり取りとか乙姫警部の意外な博識ぶりをまた見たいので続編出ないかな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
倒叙形式ミステリー。倒叙とは、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かし、その後のストーリーは犯人目線で描かれることが多く、事件解決というゴールに向かって紆余曲折しながら進んでいく推理小説。刑事コロンボや古畑任三郎がそうらしい。 様式美だね。
中編集。
皇帝は、大学主任教授のアダナ。式にわざわざ燕尾服でやってきて、その姿がペンギンのようんだったから。某ミュージシャンのようにGと呼ばれるよりはいいと思うよ。偉そうだから、ペンギン→皇帝陛下。
軽く読みきりたいときに良い。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
古畑任三郎的な、最初に犯人がだれか分かっている状態でのミステリ。死神テイストの乙姫警部と、超絶イケメン鈴木刑事のコンビが謎を解き明かしていく、っていう。(鈴木刑事は謎は解かないけど…)
完全犯罪って難しいんだなーと思った。
どの話も面白かったので、続編を期待したい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ちょっと無理があるかなぁ。『運命の銀輪』では、ホームレスが盗もうとした自転車の防犯登録票の番号を覚えてたのが決め手に。偶然にも自分の誕生日と年齢を組合せた番号だったとか。盗み終えて登録票を剥がそうって時ならともかく、急いで持ち去ろうって時にそんな番号見るかしら。残りの作品はまあ、なるほど。皇帝はその程度の裏金(問題発言かも)のユスリならば、自らの手を汚し、まして殺しなんてリスクを負わずとも子飼いの誰かに対応させればいいのに。語らぬ美女伽也にふられた堀部くん、初回の突然のプロポーズ失敗でいきなり首吊るなよ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
動物の表紙の文庫が気になっている。
が見当たらなかったにで同じ著者本読んでみる。
コロンボ警部形式。最初に犯人の独白があり、
その犯罪を死神もかくや、な刑事が追い詰める、というもの。
ラストの犯人じゃない犯人の話が一番おもしろかった。
ちょっと死神さんの言葉がきけた感あって。
犯人にしても捕まえる方にしてもなんか淡々としている感じ。さらりと読めるミステリー。
犯人の齟齬をどう捕まえていくか、というのを楽しんで読める人にはいいもかも。
私は警部とかにももっとキャラクターとしての魅力を求めてしまうので、ちょっと物足らなかったかな。
毎度の死神描写だけだと飽きちゃう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
刑事二人の容姿について、死神〜イケメン〜死神〜と、何回も描写が出てきて執拗い。
運命の銀輪は無理やり感が強かったが、他は面白かった。
また、「22口径の拳銃は、女性の護身用などに使われることが多い。〜しかし、殺傷能力のある鉄の塊の存在感は圧倒的で〜」(女性向けで小さいのが難点であるような旨)p82文庫本
「何しろ首吊り死体というのは非常に見栄えが悪いものでして、女性にはショッキングでしょうから。」「ああ、こうゆう生々しい話はいけませんか、ご気分が悪くなるといけない」見かけによらずフェミニストなのか"死神"はそう聞いてくる。p326文庫本
と、さほど古くない小説なのに、ところどころ女性に対する見方として言い回しに違和感を感じる部分があった。特に後者の発言で、死神のことが嫌いになった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
パターン化されていて読みやすい。
しかし意外性がないため、飽きて三話で読むのをやめてしまった。
名前と他者に毎回説明させる外見的特徴以外のキャラ付けが乏しくて、魅力的に思えなかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「死神のような乙姫警部」と「イケメン鈴木刑事」のキャラ強強コンビの倒叙ミステリ。真相を突き付けられる犯人の焦りが伝わる作品。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
倒叙ミステリ。乙姫警部(死神)は完全犯罪をどう切崩すか。犯人視点で刑事に追込まれるスリルを味わう。
運命の銀輪:ハンマー,自転車
皇帝と拳銃と:墜落死,硝煙
恋人達の汀:短刀
吊られた男