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歌野晶午の短編集
様々な世代やシチュエーションでミステリ仕立てに恋愛を描いています。
全13話、文庫で650ページを超える大作!の12作目「錦の袋はタイムカプセル」に歌野マジックが仕込まれてました・・・ヤラれました!(^_^;)
久しぶりに切れ味鋭い歌野ワールド堪能。ミステリ好きにオススメです!!
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短編集と知らずに買って(短編集苦手)ちょっと失敗したかなと思いつつ、最後はさすが歌野晶午。なにが"ずっと"だよw
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短編で同じ名前があるとまた前に戻り、そして読み返す。
解説を読んでやっと納得。
とやっぱり伏線に次ぐ伏線。
最後に種明かしがあるけど、でもなるほどって思うのは解説があったからなんだろうなぁ。
短編でもおもしろいのに、短編から 全て繋がるのはやっぱりこの作者のすごいところかも。
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自分で買った本
うーんレビューの書き方難しい。
やはりネタバレになっちゃうかなぁ。
本の厚みと、帯と背表紙の文章を読んで、長編ミステリーかな?と期待して読み始めてみたら、あれ?短編集?という最初は非常にがっかりしてしまった。
とはいえ、切り口がさまざまで恋愛もの?ミステリー?といろいろかき集めた感があるなと思っていた。
13作は多いなぁと感じていたのだけど、「女!」を読んであれ?となり。
なるほど、友達のTぬが歌野晶午はずるいと言っていたのを思い出してちょっと苦笑してしまった。
それにしてもこれがこういう話とは。
波乱万丈すぎるだろ~とは思いつつ、最後の最後でやっぱり苦笑して終わるという、読ませ方はあっぱれかなという感じでした。
確かに時系列と初出順でもう2度読んでみると面白いかも。
と思ったのですが、やはりちょっと疲れたので☆3つまで。
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サプライズ・ミステリーの名手が綴る恋愛小説集は、やっぱり一癖ある。その企みにいつ気付くのかを試される奇想天外ラブストーリー。
ミステリーとして楽しむもよし、恋愛小説として楽しむもよし。そして、人間ドラマとしても楽しめる。よくこんなこと考えついたなと、感心を越えて感動さえ覚える。
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プラマイしてこんな評価になった。
歌野晶午、ずっとあなたが好きでした。
これだけで心惹かれてしまうではないか。しかし読み出したら失礼ながら、よくある恋愛小説で可も不可もなく、正直読んでいた時は楽しさがあまりなかった。ミステリらしい不思議も、主人公の若干身勝手なところに嫌気が差す。
しかしそこは歌野晶午、それだけで終わるわけがなかった。詳しくは云えないが、最後まで貫徹している主人公に呆れを通り越して感心し、最終的に本棚に残る一冊になった。
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さすが歌野晶午と唸らせるストーリー。短編の一つ一つはいろんな世界があるが、最後にジグソーパズルがはまるかのような展開は。ページを巡らせるのに十分な力だ。
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恋愛にまつわる短編集
「ずっとあなたが好きでした」
男子中学生の恋路を邪魔するバイト先の店長が愛の告白をする
「黄泉路より」
練炭自殺志願者を集め財産を奪う詐欺師に恋した志願者が娘に命を救われる
「遠い初恋」
小樽に住む小学生が同級生の引越し先の札幌に行こうとするが遠くて諦める
「別れの刃」
男子大生が劇団員の彼女が役作りのために二股交際してたことを知る
「ドレスと留袖」
ストーカーの正体は妻に雇われた不倫現場を尾行する探偵だった
「マドンナと王子のキューピット」
ラジオ番組に投稿して恋を成就させようとするが番組ADに横取りされる
「まどろみ」
恋人同士の幸せなひとコマ(オチなし)
「幻の女」
アル中の男が出会った女性が実は女装男でそれを知った妻に殺される
「匿名で恋をして」
ネットで知り合った男女2人が対面し互いに一目惚れする
「舞姫」
密室殺人事件を解決したフランス人の彼女を母に紹介したら黒人で驚く
「女!」
大学生が彼女に浮気現場を目撃された話
「錦の袋はタイムカプセル」
今までの話の主人公が同一人物だったことが判明する
「散る花、咲く花」
60代の主人公が恋を謳歌する
※「解説」
各編を時系列に紹介し、掲載年月日を巻末に記載してあることで、読む順番を変えることで違った楽しみ方が出来ると提示
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様々な環境、年代の男女が恋をする短編集。
ミステリー作家の歌野晶午さん、タダの恋愛話で終わるはずも無かった!!!
何度も読み返したくなる作品。ミステリー好きさん、恋愛モノ好きさん、どっちも虜になる逸品です。
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これは凄い!
一度流して読んで文庫本解説読んだら再読したくなり、2度目じっくり読んだ。
歌野晶午が恋愛短編集かあ、ぐらいな感じで読み出したのだが、完全に徹頭徹尾騙された。という意味で至高のミステリーと言える。文庫本表紙にも騙されたな。
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ただの短編集かい。これだったら☆2やな。この作者の長編が好きなのになー、と読み進めてたら。あら、ビックリ‼️そういう事なのね。
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短編集って読みやすいよねー、くらいの気軽さで読みはじめ、
まぁ帯の謳い文句から何かあるんだろうな、と思っていたけれど
後半の怒涛の謎解きで、見事にやられた! という感じ。悔しいからすぐには読み直しません。
仕掛けも筆致も好き、言葉遣いがときどき引っ掛かるけれど悪くはない、
ただちょっと、なんていうか、
色男って、傍から見てると腹立つというか…
いや…うん…
☆3.4くらい。ほんとは4。
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恋愛あり!事件あり!若者から大人まで色んな主人公が紡ぐ恋愛ミステリ短編集…!読み進める度に味が変わっていく物語。読了後、きっとあなたは呆れ笑い読み返す。
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ツイッターのフォロワーさんに薦めていただいた本。
恋愛をテーマにした短編集。
しかしここは歌野晶午さん。すごい仕掛けが待ってました…! 歌野晶午さんを知ったのは、以前ビストロSMAPのときに、読書好きの中居君が勧めていたのがきっかけ。中居くんが推薦していた「葉桜の季節に君を思うということ」もとても好きな作品。
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読書会でオススメされた小説。歌野晶午は「葉桜の季節〜」以来2作目。
驚きの仕掛けがあることだけ教えてもらっていたが、4作目あたりで何となくネタの見当はついた。『黄泉路より』で人に惚れやすい人生だったという文章から少し見えてきて、あだ名や偽名が多いあたりで繋がりを隠そうとしているんだなと確信を強めた。ただ、明らかに名字が違う話もあったため、もしかしたら2、3人いるのかなとも思ったりしたが。
『葉桜〜』と同じ感想になるが、やはり作者の作品は苦手だ。というより叙述トリックに気持ち良さではなく、ズルさを覚えてしまう。素直な驚きはあるが、どうしても上手いなとか考え込んだんだろうなといった裏側を見過ぎでしまうのかもしれない。また、本作に限って言えば短編を一気に読んでいれば作品のヒントを見つけたりして楽しいのかもしれないが、短編という形式上、一旦話が終わってしまうため、ダラダラと時間をかけて読んでしまったため、種明かしの驚きが弱まってしまった部分もある。