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投稿者:カツサンド - この投稿者のレビュー一覧を見る
元の落語を知らないので、純粋に切なくてよかったです。
与平は何でこんな怠け者なのかしら?で、何でこんな人のもとに次々と嫁さんがくるのかしら?不思議です。
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何人の嫁さんに逃げられたか覚えてられない程の甲斐性なし。
そんな甲斐性なし主人公の家に貧乏神が...
そこは、根っからの甲斐性なし!貧乏神にも働かせる!
ん~この、甲斐性なしの主人公、 見ててむかっ腹がしますねw。
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貧乏神が試験を受けて死神になるって新しい(笑) 『金魚すくい』は雑誌掲載時に読んで、だめんずにハマる貧乏神が不憫で仕方なかった…(´;ω;`)
でも続編にあたる?『デラシネの花』の方が更に切ない。 なんて可哀想な寿限無。 終わりの見えない孤独に疲れきった魂が淡々と、でも寄り添う温もりを枯渇してる姿は、いっそひと思いに楽にしてあげたい衝動に駆られた。 紆余曲折の末になんだか普通のゲイカップルに収まった2人はお似合いだわ(涙)
そして最大の萌えはラストの短編に隠されていた!! 『母親業』を頑張る父親の恋人(♂)に対する、小学生の複雑な想い…
颯太の初恋だったのかな? 物心ついた時から一緒だけど肉親じゃない家族。 優しい蓮司。 最後のオチまで完璧で、やっぱり秀さん大好きだー(≧∇≦)♪
エロは少なくて残念だけど、秀さんの『チラリズム・エロ』も萌える。 ホント少しの描写に色気がぶち込まれてる。
がっつりガン見して楽しむのも好きだけど、この一冊は妄想膨らまして楽しむタイプ。 そういう気分の時にオススメ☆
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憑いた家の者を貧乏にするのではなく、貧乏から脱する様にする為の貧乏神と言う解釈が面白い。貧乏神と言う忌み嫌われる筈の日陰の存在を物ともしないダメ男の、弱さ故の優しさの為に死神になった下りは…ほろっと来た。落語がベースなのか…興味深い。人気作だが『宇田川町~』で色々考えたのだが、人気作であるんだろうけど自分には合ってないなぁ、この作家さんとは相性悪いんかも、と思ったんだが、同じようなモチーフを用いながらも自分の世界観をしっかり描いてしまうのは実力あってこそだ、と思ったし、似た作品にならないってのが凄い。同じ様な素材(落語)をどう膨らませるか、って想像力なんだろうなぁ。作家の個性とも呼べるものかもしれん。
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良子さんが現代のごくふつうの人間以外の描くの珍しいなって思ったけど祖父がどうのこうのって話も描いてたしそこまで珍しくもないっけ。でもやっぱり良子さんの漫画は現代の若者のだらっとした今が好きだな〜
他の作品と比べて重みというか、心に残るなにかは少なかった。安心してさらっと読める。ただ、読み返そうとは思わないかな。
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死神さんの話もまあ好きだったんですが、短編にめっちゃもえたー
子供視点大好き。
ぐるぐるぐるぐる悩みながら、結局泡になっちゃ嫌なので、誰にもしゃべらないことを選んだ。彼は良い大人になるよ(笑)
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大変よかったです。
買って損はない。
貧乏神が幸せになるお話。
悲恋で終わり、新しい次の人と幸せになる……っていう話は基本的に好きじゃないけど、これはとても良かった……。
短編もとても良かった……
読み終わって、良くて、放心……は久しぶりだなぁ。
満ち足りました。
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死神と寿限無という二人。どちらも落語ネタではあるが、うまくアレンジが効いて一つの話になっている。死神が色っぽくていい奴過ぎる。攻めのろくでなし感はちと苦手だった。
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貧乏神(後の死神)と仕事をしない男の話
とっても長生きな男と死神の話
ゆっくりと流れるお話で、良かったです。
BLというほどがっつりじゃないです。
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やはり秀さん素敵…!!!
今回落語ものとかまた妙なところに…と思ったけど、読んだらもうとても良かった。貧ちゃん可愛い…。
秀さんはとんでも設定多いけど、なんかスルーッとそれを受け入れちゃえるんだよね。書き方がうまいのかな。すごい人だ。
宇田川で少し冷めた感あったけど、今回ので「やっぱり好き!」って思った。
今後も楽しみです。
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秀さんの描く一重三白眼はなんでこんなに素敵なんやろう…!
瓜実顔といいますかお狐顔といいますか…あー、たまらん
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落語が下敷きになった短編2作。斬新な二次創作で、目からウロコでした。
「金魚すくい」は、『貧乏神』が元ネタ。原作は、とり付いた人間を貧乏にするはずの貧乏神ですらも働かせてしまうとんでもない怠け男が痛快で笑える噺なんですが、それがまさかこんなにしっとり切ないストーリーになるとは。
やっぱり貧乏神のルックスですかね~
ビンちゃんが若くて色っぽいと、全然BLになっちゃうんですね~
なんか、すごくいいお話に。
私の中では、ずっとビンちゃんはしょぼいじーちゃんのイメージで、お金あげちゃったり働いてあげたりするのは笑いどころでした。貧乏神から巻き上げる男ってスゴイ、面白い、って思っていましたが…
もう、これからは秀良子センセの絵でいきます!そうすると、ストーリーが切なくなっちゃいますけどね。やっぱり男同士で同居するなら貧乏神でも美形が正解かな。…ということは、そんな優しい貧乏神から巻き上げる男ってサイテイ!という、今までとは真逆の見解に。
しみじみとして心に残る話でした。
「デラシネの花」は『寿限無』が元ネタ。噺では親心からの常識を超えた長い名前がメインだけど、こちらはその長命を願う名前のせいで、時を超えて生きることになってしまった男の話。面白かったです。引き込まれました。
厳しい世の中の移り変わりに耐えて、色んな経験をして疲れ果ててしまった寿限無の心の拠り所は、ステップアップして死神になったあのビンちゃん。
同じく時を超えて生きる存在でもあり、魅力的でもあり。
ビンちゃん、ほんとに控えめで健気で尽くす感じが、地味だけど色っぽい…!
描き下ろし、ソファが微笑ましくて幸せそうでよかったです。
「小向家の事情」は、打って変わって子供の目から見た男夫婦の話で現実的な設定。ファミリードラマだけど、オチがあります。
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秀さんの新境地?落語をベースにした死神を巡る恋物語。死神のぞくぞくする色香や百年の孤独を味わうデラシネのような青年の空虚な表情…何故こうも秀さんの描く男達は情緒的で憂いを帯びて色っぽいのか(*≧艸≦) 一つ一つのカット割りや余白やモノローグ、また台詞の無いシーンの見せ方も素晴らしい!BLとまではいかないかもしれない?空気感がまた切なくて悶えさせてくれます。もう一編の子供から見たゲイの両親の話もよかった。切なくてきゅんとしてクスっと笑えるオチ…大好き!
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時は江戸、怠け者の与平と彼に取り憑く貧乏神。長屋で夫婦のような生活を始めた二人の行く末は、、切なくも優しい気持ちになれる表題作の他、舞台を現代に移し、貧乏神から転身を遂げたその後の「彼」のお話も見られます。現代舞台のお話は、死神が何故か死ねない身体をもったホストと関係を持つという不思議なテイスト。落語モチーフのBL 集。
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秀先生の、ストーリーを生む才に鳥肌が立った
古来より愛されている落語を、こうも儚くて淡い、温かみが滲むBLに作り直すか
いや、文句はない。落語好きとして、むしろ、落語に疎い人に興味を持ってもらえるような作品は大歓迎である
しかし、これまでBL漫画を読んできて、興奮や感動はした事は数回ばかり覚えがあるが、設定や世界観に驚愕したのは初かも
やっぱ、『おしゃべりは朝ごはんの後で。』、この作品で秀先生に惚れて正解だったかな
内容は先にも述べたように、落語を基礎にしているBL二本、あと、オリジナル
肉体描写は割と淡白ではあるが、ストーリーがしっかりと作り込まれているので、物足りなさは少なくとも、私は感じなかった
人間と人間じゃないモノの“交わり”ってのは、こう、ノマカプでも同性愛でも惹かれます。もっとも、人間×人間も、人外×人外も大好物なんですけどねぇ
『金魚すくい』も『デラシネの花』も、我儘で自分勝手な気質の人間がふとした拍子に曝け出してしまう人間らしい弱さと、女々しく縋り付いてしまう様が、実にイイ。傲慢な男ほど、惚れ抜いてしまうと、脆くなるって事実を、秀先生の軟そうな線が克明に描いている
オリジナルの短編、『小向家の事情』、こちらにはラストの落としドコに笑ってしまう反面、やっぱ、親子は親子だな、としみじみ感じ入った
BLとか抜きにして、私、秀先生の練るストーリーが好きだな、と再実感