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教育のみならず、自分自身への戒めの面で共感する内容が多い本だった。「今すぐするか、しないか」などとても印象に残っている。
「どの子も適切な環境を用意してやれば必ず伸びる」という考え。教師は忘れてはいけないと思う。
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スズキメソードの創始者である鈴木鎮一先生の著書です。この本自体1966年に第一刷発行とある程歴史のある物。内容を読んでまた驚き。私の親が子供だった頃既にこんなすばらしい幼児教育、ヴァイオリンを使った英才教育をしていたなんて!!鈴木鎮一先生のお人柄がこの本で伝わってきますし、私が音楽音痴なだけ余計に「音楽は高い感覚・美しい心をはぐくむ」「どの子も育つ育て方ひとつ」など、私の心に響きました。
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才能は、生まれつきではない・・・。読んで、育てるって責任重いなあ・・って感じた。きっといろんな人が、考えは理解したけど、むずかしいなあって感じただろうなあ。だからこそ、メソッドが生まれる。それぞれのエピソードは、ちょい自慢ちっくだけど、感心した。やっぱり好きなことをする、一生懸命する、目の前の人に一生懸命やってみる、が大事だと思う。
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才能は生まれつきではない。たゆまぬ努力の積み重ね。
幼児が500回で出来たことは、大人でも5,000回繰り返すと出来るようになる。
著者の鈴木さんはバイオリン指導を通じて「才能は生まれつきではない」を教えているけど、全てのことに対して当てはまると思う。
私は30歳にしてこれこそ一生をかけてやっていきたい仕事だ! というものを見つけたけれど、そんな私にとってとても力強い言葉になった。
ひたすらに自分を磨き、「その道のプロ」になるぞ! と、熱く思える本。
現在4歳になる娘への接し方や、何かを習わせる時の親としての注意点への参考にもなります。
バイオリンを習わせたい……(影響を受けやすいヒト)。
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人間に能力がある、才能は生まれつきではなく、作り出すもの、という著者の教育理念には共感できるものがある。芸術家の文章は今まで馴染みがなかったので、新鮮。美しさに対する感性というものも大事にしていきたい。
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1966年初版のこの本が読み継がれる理由。
自己啓発はどうあるべきか。
原点が垣間見えます。
おすすめです!
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この本を初めて読んだのはもう10年位前になるだろうか。
きっかけはエレファント・ラブというラップグループだった。渋谷のクアトロに忌野清志郎のライブを観に行ったのだが、そのときにジョイントで出演していたのがこのエレファント・ラブであった。ほとんどラップは聴いたことがないのだが、なかなか面白いもんだなぁと思った。そして、帰りにアンケートを出したのだが、それから彼らの「エララブ通信」なる会報のようなものが隔月くらいで届くようになった。
その会報の中で、あるときこの鈴木 鎮一氏の著書『愛に生きる―才能は生まれつきではない』が紹介されていた。エレファント・ラブとこの本のタイトルの組み合わせは異質だったので、とても印象に残り、後日本屋で確認して購入した一冊だった。
著者の鈴木鎮一氏(1898~1998)は、“スズキ・メソード”と呼ばれるヴァイオリン教育の普及に勤めた方で、多くの音楽家、そして子供達を育ててきた方である。この著者の子供達へのまなざしこそが、「愛に生きる」姿勢そのものだったようである。ヴァイオリンのお稽古というと、どこか敷居が高く、特別なもののように感じてしまう。しかし、鈴木先生のこの著書を読んでいると、ヴァイオリン教育とは、ヴァイオリンというものを通して人間を形成するためのもので、決して特別な人たちだけのものではないことを教えてくれる。ヴァイオリニストになるため、音楽家になるため、という打算的な視点ではなく、その前にある人間性の形成の大切さを教えてくれます。
当院にはバレエを習っているお子様、大人の方も多く来ますが、バレエをやっている方に共通しているのは、みなとても礼儀正しいということです。この礼儀正しさというのは、自然な身のこなしの中に舎るものであり、周りをとても明るくしてくれるものです。見た目は華やかな世界ではありますが、その華やかさを演出するために、演技者達はハードな練習を重ねています。この練習の積み重ねの中に、礼儀の土台作りがあるのかもしれません。
ヴァイオリンとバレエでは違うかもしれませんが、何か共通するものが根底には流れているような気がします。
久しぶりに手にした鈴木鎮一氏の『この愛に生きる―才能は生まれつきではない』。初めて手にしたときと同じところで、目が留まりました。そして、何度も何度も心の中で反芻してみました。
それはこんな文章です・・・。
「思うだけでは能力ではない。それは、思わないのと結果は同じだ。やってのけてこそ、能力なのだ。思ったら行う能力を身につけよう。」
思ったらやる、思ったら実行する。単純なことですが、これが一番難しい。いや、“難しい”と思ってしまう時点で、すでに実行することを避けているのだ・・・。この本を再び読みながら、“実行”を誓いました・・・。
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この英才教育は人に競り勝つためのものとは違います
「もし、世界の国々が自分の国々の幼い子供たちをほんとうによい人間に育て上げることに全力を注ぐならば、たぶん、地上から戦争はなくなるでしょう」
という鈴木氏の言葉にあるように、もっと深い宗教的な念いを感じさせられる内容です。
読みながら念いを実践に変えていくその生き方に感動しました。
多分ただの英才教育のノウハウだけならここまで広く世界に広まることはなかったのでしょう
愛に生きる、と言う題名がぴったりの名著です
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幼稚園以来の幼馴染みが、アメリカの日本人幼稚園で先生をしている。
ひょんなことから幼児教育に興味を持ち、一時帰国した友人に話を聞くと、いろんな本を貸してくれた。
その中の一冊がこれだ。
私の友人たちは、「ヨコミネ式」という幼児教育法を取り入れた幼稚園に子どもたちを通わせているが、
確かに、子どもたちは読み書きも運動もよくでき、自信をもってすくすく育っている。
この著者、「鈴木メソッド」というヴァイオリンによる幼児教育法を提唱した鈴木鎮一さんの考え方も、
おそらく共通したところがあると思うが、それに加えて、音楽という芸術の持つ力もすごいと思った。
つまり、才能とは生まれつきではなくて、育てるもの。
「すべての幼い命がよく育つ可能性をもって生まれてきている」という人間観の重要性。
幼い子どもたちに友情と尊敬をもって接し、よい人間に、好ましい能力の人になるように育てていく。
音楽を通して、生きる喜び、温かい人間性を養っていく。
聖書的に見れば、人間は生来、歌や音楽を通して創造主なる神をほめたたえるために造られている。
バッハやモーツァルトは天上の音楽だとしばしば言われるが、
音楽を通しての幼児教育を子どもたちに施すことは、
人間が本来の人間性<真・善・美を感じる心>を豊かに持つ人生を送るための秘訣だと、強く思った。
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[ 内容 ]
音楽は高い感覚・美しい心をはぐくむ。
そして、だれでもが、音楽を通して、生の喜びを感じ、あたたかい人間性を養うことができるようになる……。
どの子も育つ育て方ひとつ――をモットーとした著者独特のヴァイオリンによる才能教育は、江藤俊哉・豊田耕児・志田とみ子・小林健次など多くの名ヴァイオリニストを生み出した。
そして、著者が指導した幼い子どもたちの高度な演奏は、カザルスやグルミュオらの巨匠を驚嘆させ、全世界の注目を集めている。
本書は、その貴重な著者30年の実践の記録を公開し、愛を基調とした教育を提唱する感動の名著。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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これを読んで俄然やる気がでてきた。いつまで続くか分からないがその都度読むべき本であろう。よっしゃー!!!
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よく誤解される才能教育。しかし才能の開花は調教によってではなく、まさに愛を知る教育者が愛によって触れることをとおして、出来事として起こるものであることを教えてくれます。誠実な躊躇の末引き受けた、目の不自由な少年にヴァイオリンを教えることの課題。鈴木鎮一氏は家に引き取った少年を理解するために、ヴァイオリンを持ちながら電気を消します。同じ立ち位置に立たれたのです。まさに、‘understand!そして少年の好ましくない動作を改めてもらうために、家族と相談し、「小言を言わないこと。家中がより良い行動、より良い礼儀のある生活をすること」という約束をとり、その結果少年の生きる姿が変わっていく。この少年こそ、後の世界的名ヴァイオリニスト、豊田耕児氏・・・。
(レビュー者:聖学院大学:阿久戸光晴学長)
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バイオリンのスズキメソッドの鈴木さんですが、子供、人間に対しての視線がすばらしい。
人間はみな同じという点には共感。
また、その人に才能がというよりみんなができる、という点もまたすばらしい。
非才という本との共通点もあるが、ひたすら努力をし続けることも大切さを改めてそして丁寧に書いてある本だと思った
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『生まれつきではなく、環境によって子供たちがその能力を身につけて育っている。』
才能ではなくて、育つ環境がどれだけ大事かを痛感します。
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図書館で借りて読んだ
石原 明先生の著書「成長曲線を描こうの」の巻末のリストに載っていた推薦図書だった。
子供(人間)の才能は、生まれつきでなく、正しい方法で実行し習慣化する事によって身につける事で生まれるというところが理解できた。
また、現代の教育が「教える」ことに重点をおき、「育てる」事がおろそかになっているとの指摘は、現在も同様だと納得した。