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子育てについて書かれた本を読むと、だいたい責められているような気持ちになります。できていない自分に気づくからでしょう。この本は、佐藤初女さんのお人柄なのか、すんなりと受け止めることのできる内容でした。「いちばんは食べることをいっしょにすること」と、それを素直に即実行しています。以前からわたしが参考にしているモンテッソーリ教育にも通じるものがあり、とても共感できました。「今日と明日が違うように、自分の気づきを大切にして生きていく」という部分が一番心に強く残りました。子育てに限らず、学ぶことの多い一冊でした。
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食事を大切にしている。
にんじんの白和えを作るとき「皮むき器は使わない。人間だってそこまでされたら痛そうでしょ。包丁でそっと剥くの。」と。
白和えおいしそうだった。
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いまの若い人たちは
とても急いでいますね。
遅れをとるのがいやだから
急ぐのでしょうか。
でも先というのは、
一瞬先のこともわかりません。
10分後のこともわからない。
わからないことを考えるから、
もっとわからなくなる。
でも “いま”ほど
確実なことはないのですよ。
(佐藤初女/日本の福祉活動家
『佐藤初女さんの心をかける子育て』より)
* * *
「もっとがんばらなきゃ」
「あれもこれもしなければ!」
いつも急いでいるような
追い立てられるような感覚に
支配されないように……
未来の予定で頭でっかちになると
大切な人の話もじっくり聴けない
ものごとを雑に行うと
それらは面倒な“雑用”になっていく
いま、目の前にあることに
ていねいに心を込めて行動する
頭の中は「いま」それだけでいい