投稿元:
レビューを見る
あとがきを読んでやっぱりそうだよなぁと妙に納得してしまいました。
そうなんですよ。携帯がなければ恋もできない若者におばちゃんは待て待てといいたい。まずはそのiPhoneを置けと。
ヒロインのナナのなんといじらしいこと。読んだかわからないほうがいい、と既読のわかるようなツールは使わずに恋する。律儀に彼と同じ本を借りたり。(20年前に想いを馳せてしまいそうになる)
個人的には森田のアニキに祝杯をあげたい。おまえかっこよすぎだろ。むしろわたしを嫁にして!!
安定した文章でとにかく最後まで安心して読めます。
ただひとつだけ。このレーベルの最初のポエムってほんと要らんわ。むかしのケータイ小説をいつまで引きずるつもりなのかなぁ。これ絶対作家さんの意向じゃなさそう。
投稿元:
レビューを見る
なんとかわいくて愛しいまっすぐな彼ら。
ナナのピュアさはたまらないし、主人公もそりゃこいつもてるわ!と言いたくなる。
まっすぐで一途な女の子にど直球の男の子に、気が強いけど広い心を持ってる女の子。
ああもう本当、みんな抱きしめたくなる!
読み終わって、本当に心洗われる気持ちになった。
いやーやっぱり女の子は、強いね。
投稿元:
レビューを見る
ネットで通じた彼と彼女。人として繋がった彼と彼女。瞬時に反応を求めるネットではなく、相手が読んだかも判らない手紙で相手は読んだかな?どう思ったかな?と想いを時間にのせて熟成させる。時間は掛かるけど、人と人との繋がりと時間をかけて関係を築く若い二人の物語。
投稿元:
レビューを見る
私はバリバリのスマホ世代で、夜も友達と遅くまでLINEや電話をしています。
クラスからはみ出すのが怖くてInstagramやTwitterなど、色々なことをして「普通」になろうと頑張っていました。
そんな時にこの本を読んでハッとさせられました。
「私はクラスから外れないように頑張っているのに、努力してクラスの中心のメンバーにいるのに、どうして、どうしてあの子は!」と心に棘が生えてしまう事もありました。そんな時に「あの子は弱い」と思い自分を慰めていましたが、そんな自分の方がよっぽど弱かった。
2人のピュアな恋愛模様と、その2人の周りのキャラクター達の魅力に引き込まれます。
投稿元:
レビューを見る
アクアリウムが趣味の主人公・高校2年生の水嶋慶太は、実姉の「ミキ」の名前で趣味のブログを書いています。そのブログに「ナナ」と名乗る人物がコメントを寄せ、そのブログ上でのやり取りが楽しみになります。ところが、同じクラスの壷井菜々子が、その「ナナ」ではないかと気づきます。本のあらすじや帯には予想外の展開や切ない恋の物語とか感動と号泣などとお約束のように書いてありますが、それほどでもなくて、ほっこりと優しい気持ちで読めます。お姉さんの美貴、先輩の森田、かわいい七瀬さんも良い感じです。
投稿元:
レビューを見る
読みたいと思い、買ってきたはずなのに何故か物陰に隠れていたのを見つけたのでその勢いのまま読み、読了しました。
そんなに長くないお話なのでサラッと終わります。
面白かったです。ただ、ミステリばかり読んでいる自分は『このナナちゃん、実は七瀬さんなのでは?』とか深読みしすぎて、何も無く終わったので物足りない感じが…。ミステリの読みすぎですね。笑
個人的な解釈ですが、最後の方に出てきた、菜々子の幼い頃の境遇の一部が自分と同じだったのですが、その事を同情的に描かれていて少し悲しくなりました。まぁでも逆に父親が最初からいなくて顔も知らないことも、その状況で母親が再婚することも自分の経験からはそこまで悪くなかったので、きっと菜々子も幸せになれるのだろうなと思いました( 考えが軽い )
久々の恋愛小説、楽しかったです。できることなら、森田先輩とお姉さんのお話も読んでみたいです。
投稿元:
レビューを見る
クラスの一軍グループの一員の今どき男子の慶太と地味で大人しく古風なタイプの菜々子。接点を持つはずのなかった2人のラブストーリーがとてもよかった。
慶太が趣味のアクアリウムのブログをミキという女子設定で書いているんだけれど、そこに偶然ナナという名前で菜々子がコメントしてきて。最初はお互い知らずに会話を重ねるんだけど、途中で慶太はナナが菜々子なんじゃないかと気づきだす。
慶太の菜々子への想いに素敵な恋だなぁって思いました( *´꒳`*)
あのラストのあと。きっと2人もハッピーエンドになったよね?