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下巻読み終わりました。やはり、時間軸や話の構造を無理に複雑にして、強引に関連づけしてる印象が拭えません。
伏線を、無駄に貼りすぎ、それを回収していくものだから、結局話の本筋がよくわかりません。
もっとシンプルなほうが‥
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星3.5
結局、思ったよりゴタゴタには巻き込まれなかったので、ホッとする気持ちと物足りなさが半々。
津田クンのクズさ加減や本通り裏の人など、振り切っていないのがリアルに感じる。
まぁ、長いよね。
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一生に一度は誰でもあの時こうしていたらとか、そっちを選んでいたら…という思いに捉われたことがあると思います。佐藤正午の小説はこうした人生の分岐点を取り上げ、もしも…したら…していればの、もう一方の風景を描いてみせます。
今回の小説は、落ちぶれた直木賞受賞作家の津田伸一が主人公。現実の自分を俯瞰している小説家の津田が同時進行で、物語を創りあげていく過程を述べながらの内容で、重層に入り組んでいるので最後の方まで結末が予測が出来ませでした。
「ピーターパンとウエンディ」この子ども向けの本のフレーズがところどころに引用され、隠喩となり本自体も行方が重要なお話の鍵となります。
生活苦で喘ぐ津田に思わぬことから突然転がりこんできた大金でしたが、このことが発端になり事件に巻き込まれていきます。「別の場所でふたりが出会っていれば、幸せになれたはずだった」というお話の中で登場するキャッチコピー。この言葉の持つ悲劇性が暗示するように、夫婦と幼子の3人が忽然と姿を消した事実も関係し、事態はその人間関係を軸に複雑に絡み合い、縺れていきます。ストーリーもさることながら、登場人物の会話も頭文字会話が出てきたりで笑える部分もありながら、ハードボイルド的な要素も含まれていますから意外性も十分。
読んでいる私たちが先が読めないのは当然のこと、ようやく最終局面で、様々なエピソードを繋ぎ合せお話は収束するかのように見えながら、書いている津田自身も…ほんとうに終わりなのか…と自問自答しているくらいですから無理もありません。
人生においてはどうしてそうなったのか当の本人にはわからないことばかり。神ではない私たちに全体の風景はけっして俯瞰できないものだからです。
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これは受けつけない人がいるのも理解できるけれど、私はすごく好きだった。主人公がスーツケースを受け取ったときには小説のほとんどは終わっていたのだな、とじんわりしてしまう。意味がないように思えた台詞ひとつひとつが小説世界を暗示している。ひとつだけ、いくら地方にしても人間関係が繋がりすぎているのが気になるけれど、ラストの快感はそんな欠点を補っている。「小説家ならふたりを幸せにできる」
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苦痛だった…
とにかく最後まで読もうとしたがいつのまにか意識を
失い、睡魔を追い払ってまた読み、また失いを繰り返し
ようやく読み終えた(笑)
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読みきるのが辛かった。思いのままに書き連ねられているので頭で理解しようとするとついていけない。ありのままを感じるべき作品。上級者向け。
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現実と小説の中がシンクロかつシームレスであることにより、読みやすくはあるものの理解しようとするととても難しい。
ひょっとすると、流れに身を任せ戸惑いながら読んでいく類なのかもしれない。
冒頭の数行はとてもインパクトのある出だしであり、文庫本では解説の糸井重里がそれを引用しつつこの本の読み方を指南している。
冒頭の数行を先に見たくない人以外は解説を先に読む事をオススメする。
(ちなみに解説を読んでも全くもってネタバレにはならない)
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たまに、なぜヒットしてるのかわからない作品というのがあるけど、これはまさしくそれだった。会話劇…語りを楽しめず、冗長だなぁと思ってしまった。
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上下巻ともかなりのボリュームで読み応えあります。
読んでいてストーリに関係ないような無駄な情報が沢山ちりばめられていますが、不思議とそれらがこの小説の味ともなっています。
あちこちに散らばった点が最後に綺麗に線となって結ばれていくのは読んでいて非常に気持ちが良かった。
ストーリー展開には多少気になるところもありますが全体的に面白く読めました。
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どうしよう、久しぶりに止まらない、、
と思いながら読んだけど、すっきり明解に終わる感じでなく、拍子抜け感というか、若干もやっとした読了感。
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津田の中でもただの居候先、かつラパンの借り主くらいに成り下がっていた慎改家のベビーシッター、ファインプレーしかしてないことが判明。
彼女の手紙で、
小説内の晴山くんの行動は、すべて津田の行動だったことが分かる。幸地家の長女である茜の実父とされていた「欠端」も、津田がナンパした女子大生の苗字。改めてしっかり、そっか、幸地家のくだりは全部フィクションなのか~という種明かし。
それが分かった上で幸地家の結末を読むので、波止場のシーンはヒデヨシがんばって、と軽く読める。
本物の倉田けんじろうは一回も出てないよね、けっきょく。
「この女とはいずれ寝ることになるだろう」が後半ことごとく外れて滑稽(笑)
ラストは決して派手じゃなく、謎は謎のままってのも結構多いけどそれでよし、な結末。
TM I(too much infomation)にならなくてね。
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面白いは面白かったけど、なんか無駄にひねくり回しすぎた気もする。小説云々なくシンプルに起きたことだけも楽しめた気がする、
2018.9.5
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2019.2.10
タイトルと表紙のデザインに惹かれて購入。
ハードボイルドかと思いきや全くそうじゃない。
ミステリかと思いきや全くそうじゃない。
不思議な本だった。
主人公が面倒くさいけどモテるのも分かる。
ドーナツ屋の姉ちゃんがいい感じだなぁ。
伏線はちゃんと回収してました。
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あるとき、新聞か何かでたまたま著者のエッセイを読んで、軽妙な文に興味を持ちいつか小説を読もうと思っていたのだが、ようやく代表作を。
これといってストーリーも構成もないようにみえ、どことなく人を食った内容が上下2冊延々つづく。通読したいという熱意も持てないのに、なぜか心地よくてずっと読み続けたくなる、本当に不思議な小説。仕事のことで頭が一杯になりがちなこの時期、現実逃避にぴったりであった。
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長かった…そして事細かに時系列を確認せずにさらっと読んだので終盤はよく理解してないけど、お金!もったいない!!そんなことってある?!ありそう。戻ってきてー!と自分のことのようにガックリした。お金。