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読みきるのが辛かった。思いのままに書き連ねられているので頭で理解しようとするとついていけない。ありのままを感じるべき作品。上級者向け。
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現実と小説の中がシンクロかつシームレスであることにより、読みやすくはあるものの理解しようとするととても難しい。
ひょっとすると、流れに身を任せ戸惑いながら読んでいく類なのかもしれない。
冒頭の数行はとてもインパクトのある出だしであり、文庫本では解説の糸井重里がそれを引用しつつこの本の読み方を指南している。
冒頭の数行を先に見たくない人以外は解説を先に読む事をオススメする。
(ちなみに解説を読んでも全くもってネタバレにはならない)
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たまに、なぜヒットしてるのかわからない作品というのがあるけど、これはまさしくそれだった。会話劇…語りを楽しめず、冗長だなぁと思ってしまった。
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上下巻ともかなりのボリュームで読み応えあります。
読んでいてストーリに関係ないような無駄な情報が沢山ちりばめられていますが、不思議とそれらがこの小説の味ともなっています。
あちこちに散らばった点が最後に綺麗に線となって結ばれていくのは読んでいて非常に気持ちが良かった。
ストーリー展開には多少気になるところもありますが全体的に面白く読めました。
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どうしよう、久しぶりに止まらない、、
と思いながら読んだけど、すっきり明解に終わる感じでなく、拍子抜け感というか、若干もやっとした読了感。
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津田の中でもただの居候先、かつラパンの借り主くらいに成り下がっていた慎改家のベビーシッター、ファインプレーしかしてないことが判明。
彼女の手紙で、
小説内の晴山くんの行動は、すべて津田の行動だったことが分かる。幸地家の長女である茜の実父とされていた「欠端」も、津田がナンパした女子大生の苗字。改めてしっかり、そっか、幸地家のくだりは全部フィクションなのか~という種明かし。
それが分かった上で幸地家の結末を読むので、波止場のシーンはヒデヨシがんばって、と軽く読める。
本物の倉田けんじろうは一回も出てないよね、けっきょく。
「この女とはいずれ寝ることになるだろう」が後半ことごとく外れて滑稽(笑)
ラストは決して派手じゃなく、謎は謎のままってのも結構多いけどそれでよし、な結末。
TM I(too much infomation)にならなくてね。
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面白いは面白かったけど、なんか無駄にひねくり回しすぎた気もする。小説云々なくシンプルに起きたことだけも楽しめた気がする、
2018.9.5
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2019.2.10
タイトルと表紙のデザインに惹かれて購入。
ハードボイルドかと思いきや全くそうじゃない。
ミステリかと思いきや全くそうじゃない。
不思議な本だった。
主人公が面倒くさいけどモテるのも分かる。
ドーナツ屋の姉ちゃんがいい感じだなぁ。
伏線はちゃんと回収してました。
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あるとき、新聞か何かでたまたま著者のエッセイを読んで、軽妙な文に興味を持ちいつか小説を読もうと思っていたのだが、ようやく代表作を。
これといってストーリーも構成もないようにみえ、どことなく人を食った内容が上下2冊延々つづく。通読したいという熱意も持てないのに、なぜか心地よくてずっと読み続けたくなる、本当に不思議な小説。仕事のことで頭が一杯になりがちなこの時期、現実逃避にぴったりであった。
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長かった…そして事細かに時系列を確認せずにさらっと読んだので終盤はよく理解してないけど、お金!もったいない!!そんなことってある?!ありそう。戻ってきてー!と自分のことのようにガックリした。お金。
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【内容】
―このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ。身を潜めて小説の下書きを進める津田伸一は、退職金をいきなり手渡された。ついに“あのひと”が現れたのか?忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金…多くのひとの運命を狂わせた、たった一日の物語が浮かびあがる。数多の作家をも魅了した、ユーモアとスリル、そして飛び立った“鳩”のあまりにも鮮烈な軌跡。現代小説の名手佐藤正午渾身の最高到達点。
【感想】
主人公の小説家、津田がちょっとアホすぎて...
折角床屋のまえだに新しい職を得るのに手助けして貰い、
その日のうちに街を出るように忠告されていたのに、
目的はあるにせよ、10万近く酒でぼったくれ、
曰く付きの女と寝たりとか。
女を渡り歩くヒモであるところとか。
そもそも全てが偽札なのかどうか、
自動販売機で確かめてみたら良かったのに、とか。
客を追って、車に轢かれるとか。
でもどこか憎めないのが不思議。悪びれないからかな。
著者の直木賞受賞作「月の満ち欠け」を読んだ際、
現実感がない設定が個人的にはイマイチだった。
けれども、これはギリギリありえそうな設定。
物語が主人公の津田が書いている小説と、現実、想像と、
行ったり来たりだが、混乱せず、面白かった。
ちょっと読むのに疲れたが、
逆に言うと、読み応えがある作品。
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こう言うハッキリとした終わらせ方をしない本があんまり好きじゃない
大体まりこの件とか必要か?
こう言う余計な部分を抜いて1冊にした方が良かったじゃないか?
スピンでの秀吉と健次郎の会話はあくまでも津田の想像だよね
小説内小説があってメタフィクションぽくってそこは良かった
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この文章は、クセになりますね。
私は児童向けに省略されたピーターパンしか読んだことないけど、確かにあれは、こちらに語りかけていた。
ティンクが死にそうなとき「拍手してください!」みたいな指示があったのを覚えています。
それ以来です、こんな文章(笑)
ダメ男なんだけど、津田さんがなんか憎めないなあ。
まったくつながりなさそうな出来事が、あっちもこっちもつながってて、でも津田さんが実際見聞きしたことと、想像で書いてるとことあって、なんだか不思議な気分です。
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書いてなかったけど実はこの日はこうで・・などと後出しで次々謎が解ける感じ。
予想外の展開でそれなりに楽しく読めました。
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鳩の撃退法(下)読了。
(上)に続き(下)も一気に読みました。
大金の謎や『鳩』の意味が次々と明らかになりページをめくる手が止まりませんでした。
そして何より物語の描き方が斬新でした。
途中から主人公である津田さん書いている小説を読んでいる感覚になりどこまでが本当でどこまでがフィクションかが段々わからなくなる感覚になりました、だけどよく考えるとこの小説自体が佐藤正午さんの描いたフィクションの小説なので本当のことは何もないんです笑
なんか新しいカタチの小説に出会った気がして久しぶりに小説を読んでワクワクしました。
次はなんの佐藤作品を読もうかな!