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(借.新宿区立図書館)
日本古代史の現在を知るためには必読本。それぞれの研究の到達地点が研究者たちによってえがかれている。昔の理解とはだいぶ違うことが確認できる。ちくま新書ってこういう関係に力を入れているのかな。他にもなかなか良い本を出していると思う。
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邪馬台国から奥州藤原氏まで最近の研究の知見も交えて俯瞰。古代史は新たな歴史的史資料が発見されるとそれまでの説がドラスティックに塗り替えられることを実感。
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万葉集を理解するにあたり、和歌が歌われる背景となった古代歴史について復習したく読んだ。最初に戦乱篇を手に取ったが正直全く分からず、まずは全体的な歴史を復習しよう…とこちらから読むことにした。
卑弥呼の時代から奥州藤原の時代まで、政治や歴史的出来事の話だけでなく文化や貿易、地方政治、宮都事情まで幅広くカバー。教科書ではなかなか地方政治まで詳しく勉強しないのではないだろうか?(もう覚えてないけど)
1講あたり15〜20ページ前後で概要が書かれており、参考文献も豊富なため、本書で足りない部分は参考文献で補えそう。知識欲求の強い読者にも親切だ。
1講あたりのページ数が少ないとはいえ、入門編ではないため内容は簡単とは言えない。自分の頭で噛み砕いて読み進める必要があるので読むのに時間がかかった。
本書は、日本古代史を発掘調査や多様な歴史史料からわかる最新の情報や新しい解釈を教えてくれる。
個人的には、藤原仲麻呂の乱と桓武朝の政治、地方社会の話が興味深かった。
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自分の知識が不足していて十分に咀嚼できていないところが大だが、歴史学の思考過程も含めて伝えたいという編者の思いもあり、その部分のわくわくは伝わった。古代史の世界は文献だけでなく考古学的な知見も活かしての研究が今後も進められていく、その中で今後も発見があるのだろうと思わせてくれる。
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サブタイトル「邪馬台国から平安時代まで」のとおり、最新の知見に基づき15の講義形式で読むことができた。日本の統治が、大王から天皇へと移行し、制度が成熟していく部分は人物相関がやはり複雑だった。平城京が、唐の長安城の1/2モデルで、都建設に対する唐の許認可があったという説は興味深い。各講の末尾には参考文献として文庫・新書から学術専門書まで紹介されているのも良い。通史的な本書を受けて、興味をそそられた時代の書籍を読んでいきたい。
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歴史のあらゆる出来事について、広く専門的に解説している ちくま新書歴史講義シリーズの古代編。本書では、古代(邪馬台国から平安時代)までの出来事をわかりやすく紹介しています。
ただし、ある程度歴史の知識がないと読みにくく、高校の日本史は抑えていることが前提で、その内容をより深く掘り下げるような内容となります。
また、このシリーズ全般で、各章をより深く学ぶための参考文献が紹介されているため、興味のある内容についてはこちらの参考文献も併せて読むことで知識の掘り下げができます。
【こんな人におすすめ】
古代史について中級者程度の本を探している
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教科書(中学レベルで構わない)の「次」に読むことで効果を最大限に発揮して、読者を歴史"学"に誘う最適な入門編。
こういう考古学的な発見が、あるいはこういう文献解釈があって、こういう議論がされて、で今はこう考えるのが主流的だ、という学説が固まるまでの流れも含め、読み物として面白く、そのくせ非常に読みやすい。
また、各章末で紹介されている参考文献(ブックリスト)が比較的新しい本・今でも手に入りやすい本で固められているのも、良い。
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愛国心をくすぐる古代史でもなく、物語でもなく淡々と進むので、読み物としては楽しくないかもしれない。
ただ最近は愛国心をくすぐるような本ばかり読んでいたので客観的にみる意識に戻る事ができた。