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転々バイトの日々
2020/05/16 17:47
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミュージシャンとして軌道に乗るまでの、渡り歩いたアルバイトの多種多様さに圧倒されます。破天荒なエピソードの数々にも、周りから愛される人柄が伝わってきました。
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180520.アトロク紹介から購入。
沢山笑わせてもらった。文章表現力がすごい。特にカッコ書き。
話ごとに挟まれる挿し絵や写真もとても良い。よくこんだけ昔の写真をとってあると感心。
これだけ自分のクソさ加減を惜しみなく書かれてるのはすごい。表紙も全容を表しており、帯位置も最高です。
これだけ全てをナメて、イラついて、ダメだダメだと思いつつも今を逃せない。こんな気持ちたしかにあったような。
彼に比べるとたしかに安定はあるかもしれないが海外旅行なんて会社旅行しかないし、なんというかとても羨ましい。
巻末の藤井さんの対談も面白かった。確かに対極。そして藤井さんとても有能!
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パンクテクノユニット「ロマンポルシェ。」の説教担当掟ポルシェの中学~大人時代のバイト話。
どのエピソードも実に持って下らん(ホメ言葉)が、これらの経験が今の著者を作ってるのかと思うと、それでもやっぱり下らんと思った。
本書タイトルがバイトなのでバイトの話ばっかりなのは、当たり前だが、できれば相方のロマン優光との出会いやロマンポルシェ。結成のいきさつも盛り込んでくれたら、と思った。あと、本書表紙の著者全裸写真はバイトと全く関係なく、あとがきにしかその話が出てこないは全くを持ってなめてるな~。でも、以前の著書でも武田久美子オマージュの貝殻ビキニスタイルで写ってたから、これはこれで良いのだとも思った。
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文章が上手だな~
ダメ人間な感じだけど、若い頃の自分には少なからず共感できる部分が多々あったような。。
面白かった。
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ミュージシャンが過去にしていたバイトについて語る赤裸々エッセイ。抱腹絶倒、七転八倒。
ろくに配らない時も頻繁にあった新聞配達。病院の院内清掃から、治験ボランティア、ペンキ屋、出版社正社員は7ヶ月で辞めて、エロ本編集は3日で辞め、女子プロレスを観るために金が無くなり、消費者金融へ・・・
てな感じ。掟ポルシェ自身も周囲も、素晴らしいほどドイヒーな人だらけで、読んでいると「あー、俺って実は意外とまともなんだなー」と思ったりする。
巻末の藤井隆との対談も面白かった。スーパー出来る高校生バイトだったそうだ。
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仕事はもう少し不真面目にやろう、と思ったばかりだったが不真面目の極みというか仕事を舐め腐りってる(た)著者の活動を読んで、所詮わたしはここまで不真面目に徹することはできないと感じた、わたしの不真面目などたかが知れている。
常々思っていることだが、世渡りが上手ければなんとかなるだろうとも思った、世渡りというと人聞きが悪い感じもするが世渡りというのは畢竟相手を思いやることだ、著者にはなんだかんだ言うても他者への愛があるのだろうなーとおもた。いやそんなこと言うて俺は著者とじぶんを関連づけたいだけか?なんかのエネルギーをもらったことは確かだ「なんか」は分析することもできるかもしれないが書くのがめんどうくさい、こういうところだ俺の良くないところは。
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ウェブ連載も読んでいたけど、本として改めて読んだ。掟さんはイベントで、ネット上で、時には街中でもお見掛けしたことがあるけど、実態のよくわからないサブカルの人だ。音楽やアイドルに独特の見識を持っている。そんな掟さんのアルバイト遍歴というか、半生記ならぬ三分の一生記。
読みやすかった。クズエピソードがおもしろい。どうせクズなら元気なほうがいい。元気があればクズでもなんとかなる。元気のないクズである自分には、ちょっと眩しく映った。つまんねえな自分、とも思った。文中で、100万円の使い道が「おねえちゃんの店に飲みに行く」くらいしか思いつかないヤツのことが書かれてたけど、特に使い道思いつかない自分はクソつまらんな、と思った。
しかしおもしろければ何でもいい、って訳ではない。こういった自他のクズエピソードをおもしろおかしく書くことは、書き手に常識人としての客観的な視点がないとできないはずだ。そう感じる部分は多々あった。
ここまでじゃないにしろ、若かりし日の世の中ナメくさった態度は、自分にも少々身に覚えがある。当然シッペ返しをくらうけど、しかしふざけ続けるのも才能だ。ここにも書いてあるように、その集積が、その厚みが後に生きてくる。仕事につながって、こうして一冊の本にもなる。最後の方のページにある現況を読んで、これはMJが言うところの「など業」だなと思った。サブカル業とは「など業」なのかもしれない。
巻末の藤井隆のバイト有能エピソードが掟さんとは全くベクトルが違って、おもしろかった。
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平成生まれの自分には信じられないような描写だらけだったが、当時のおおらかさ、無茶苦茶さが面白かった(当時としてもダメな方だったとは思うけど)。ほんの数十年でここまで変わるのだなぁ。
人生の一番キツい時期を思い出す、という点にとても共感した。戻りたくないあの頃ってあるし、度々夢に見る。
掟ポルシェさん、好きなことにはとことんハマり込んだり、色んな環境に自分をぶつけに行ったから、ガチだめじゃなくて何とかなってるんだろうな。
元気をもらいました。