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子供達にわかりやすく,もちろん大人が読んでもすっきり理解できるような啓蒙小説という感じ.「くに」を作るという形で憲法だったり国民や国旗,国交,基本的人権,独立宣言,象徴天皇など,複雑な問題を,素朴ななぜ?で問いかける.図書館に住む裸のキャラメルの箱おじさんって何者?神様ではないだろうし,まさか南方熊楠??
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含蓄があって深いのかもしれないけれど、それを読み解く力は僕にはなかった。もっとシンプルでいいんじゃないか?
優しさの中で語られる「くに」は優しく好ましく感じられるが、そういう「くに」ばかりでもないのも現実。そういう意味で、あくまでも「ぼくたちはこの国を」に限定したお話であった。そこが少し物足りなかった印象です。
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民主主義、象徴天皇制、憲法9条…平易でわかりやすい文章だから、押し付けがましいとまでは感じないけど、やはり小説として読むにはメッセージ性が強過ぎる気がする。あとがきで『君たちはどう生きるか』に触れ、その時代ゆえに『君たち』は物語の形式を”とらざるを得なかった”ときちんと書かれているだけに、よけいにモヤモヤする。
小説なんだから国のために人がいるのではなく、人が望み選び集い、互いに関わる事で生まれるのがくにであると、シンプルにそれだけでよかったのでは。
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途中で読むのをやめてしまった…
1年くらいかけて読んだけど読めなかった。
世界に入り込めなかったのはそもそも頭がいい子達や、いい家庭環境で育っている子がでてきたからかもしれないということにしたい。
子供も読めると思うけど、色んな苦労をしてきた大人はあまり楽しめないと思う。
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小説として読むには少しごちゃごちゃしすぎているので、評論として読むといいです。
著者の考えに少し偏りがある気がします。今の日本の世論とは少しズレているかも。
不思議な世界観だがとても面白く、私は読みやすいと感じました。
何度も読まないと少し理解が難しいところもありますが、きちんと読み終えた後にちゃんと頭の中で内容を整理して3回くらい読めば理解できるのではないかと思います。
個人的にはおすすめの「評論」です。
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理想先生はルソーさん
肝太先生はカントさん
もう ここからして
ぐっと 引き込まれてしまう
いいタイミングでひげもじゃの熊楠さんも
出現してこられる
むずかしいことをやさしく
やさしいことをおもしろく
おもしろいことを興味深く
興味深いことをまじめに
ー井上ひさし さん
の言葉を そのまんま
当てはめたような
物語のような
評論のような
哲学のような
最後まで
おもしろく
興味深く
まじめに
読ませてもらえました
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普通の評論もしくはエッセイなのかと思っていたら小説だった!だって新書だし!
あ、いやこれは小説なのかな。違う気もするけど。まあいいや。そういうのは気にしないことにします。と、ランちゃん風です。
「くに」を作ることにしたランちゃんたちは、なんとほんとに「くに」を作ったよ!作れるんだよ。くに。英国女王から国交樹立のお願いのお手紙には泣いちゃったよ。あとアイちゃんとそのご家族たちの優しさとかねー。くにを背負ってる人たちのせきにんっていうのかな。それの重さがしみじみと深いよね。せいじ家とは違う意味の背負ってる人たちね。くにのことを多分誰よりも深く理解しようと努力しているんだよね。見えないとこで。
ところで理想先生と肝太先生って変な名前と思ってたけど、最後の最後に気づいた笑
キャラメルの裸のおじさんは・・・。あー。そうなんだ。
難しいよ源一郎さん!