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『亀は意外と速く泳ぐ』や『ダメジン』、『インスタント沼』などが大好きで、早く映画を撮ってほしいのに、ここ5年ほどあまり活動されていないような印象の三木監督。と思ったら本を出しているじゃあないですか。飛びつきました。
「聞こえません」と聴衆から言われてしまうぐらい声の小さなストリートミュージシャン・ふうか。目の前で派手に転倒したピザ屋の兄ちゃんを助けたら、その兄ちゃんがカリスマロックスター・シン。だけどそうとはなかなか気づきません。
三木監督の映画はオフビートでシュール、間(ま)がとても好きです。それは小説になっても同じで、ダジャレもいっぱい、言葉遊びもいっぱい。しかしゆるゆるとした流れのままでは終わらない。映画化されて公開予定らしく、すごく楽しみです。
やらない理由を見つけるな。
映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/5799c76d827206ce3464ad7cddcb159e
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はじめ文章がくどい感じだったけど、
途中から話の展開が早くなって、
気にならなくなった。
喉の筋肉強化って…
突拍子もない話なのか、
現実的なのか、
わからないけど、
韓国にまでまたがった
逃避行もあいまって、
後半は一気に読めた
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映画化をきっかけに買った一冊。目で追いやすい文章だった。口語調で小説にしてはページ数が少ないなので、普段小説を敬遠しているひとにもオススメしたい。映画で阿部サダヲが演じる人物について、知れば知るほど、阿部サダヲへの当て書きなのかと思うほど、阿部サダヲを彷彿とさせた。
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声の小さな歌手である主人公が伝説のロックンローラーのシンと出会い、気持ちの在り方が変化していく。
時折、二人の掛け合いがコントのようで楽しく読むことができました。
「やらない理由ばっか見つけてんじゃねぇよ」シンのこの言葉は自分に言われてるんじゃないかとギクッとしました。
なぜシンはここまでふうかに関わるのか、ふうかにとっては師匠のような友人のような絶妙な距離感で進められるストーリは面白かったです。
ページ数も少ないのでさらりと読めました。
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タイトルの勢いと表紙の女の子可愛いーって理由で買ったんだけど、個人的には期待を下回ってしまった…。
多分、映像になったときの派手さとか勢いとかで魅力が増すタイプの物語な気がして、小説だけだとノリについて行けず全体的に白けてしまったのが悔しい。
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声が小さすぎるボーカルの女の子と、驚異的に強靭な声帯を持ったロックシンガーの偶然の出会いから始まるコメディ
三木聡で、映画も監督脚本を自分で手掛けたというあたり、内容はお察し
小説と映画、どっちが先なんだ?
まぁ、どっちでもいいけど……
他の三木聡作品よりはシュールな笑いの方向性がちょっと違う
声帯ドーピングという発想はぶっ飛んでいるし、尋常ではない量の吐血も「ねーよ」と一言で切って捨てるバカバカしさではあるんだけど
「亀は意外と速く泳ぐ」「ダメジン」「インスタント沼」みたいに他の作品と比べると、緩くて怠さを含んだ雰囲気がない
映画だとカメラワークがグルングルンしてるところなんかは敢えてそうやっているんだろうなぁとか新しい表現を試してるんだろうなぁと思う部分はある
小説だとそんな部分が感じられず、普通に分けの分からない設定でドタバタ展開でいつの間にかお話が終わってしまった印象
私の読解力というか、文章から映像に変換する想像力が不足しているって事なのでしょうねぇ……