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アンドレイ・タルコフスキーの「ストーカー」の原作となった作品です。元の題名は「路傍のピクニック」でタルコフスキーの映画が,SFを元に哲学しているのに比べ,こちらはもっとSF的な色合いが強い作品になっています。どちらも面白いので,「ストーカー」ファンにもオススメです。
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SF。サスペンス。
背表紙によるとファーストコンタクトものだそうですが、異星文明が訪れ、去った後が舞台という、特殊な設定。
"ゾーン"は、『世界の涯ての夏』の"涯て"や、アニメ『Darker Than Black』の"ゲート"を思わせる。
ストーリー的にはクライム・サスペンス調。
SF設定も、登場人物の未来も、あまりハッキリしないまま終わった感じ。
読者を驚かせるような展開が1つ2つ欲しかったような。
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いやー読み進めるのが辛かったー狭い空間の狭い人間関係の中での細々とした話が淡々と語られるのってちょっと苦手。すみません…面白さが分かりませんでした。
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面白かった。人間の理解に及ばない世界の話、けど捻りがきいてる。
死の恐怖と汗と泥と砂にまみれてしんどい、苦しい世界。
でも結局のところ、意味はないのかもしれない。
超越した存在に翻弄される人類、好き…。
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ソビエト時代のロシアのSF作家の兄弟、
アルカジイ&ボリス・ストルガツキーの共作。
タルコフスキーによって映画化された『ストーカー』。
原題はПикник на обочине(路傍のピクニック)。
地球を訪れ、地球人と接触しないまま去った
異星人の《来訪》から13年。
国際地球外文化研究所によって
厳重に警戒・管理される《来訪ゾーン》に不法侵入し、
異星人が残した物品を持ち出しては売り捌く
《ストーカー》の物語。
タイトル stalker は現在一般的な
他人に付きまとう者の意ではなく、
「隈なく見て回る者」「巡回する者」のこと。
沖縄の人、また、沖縄が大好きな他県民には
「≒戦果アギヤー」と言えば通りがいいだろうか。
国際地球外文化研究所ハーモント支所実験助手
レドリック・シュハルト23歳は、
副業として《ストーカー》業で稼いでいるが、
恋人グータが妊娠。
彼女は彼を当てにしておらず、
親にも頼らないで出産し、一人で育てると言い張ったが、
結局、二人は結婚。
だが、愛娘マリヤの外見は普通の子供と違っていた。
ノーベル物理学賞受賞者
ワレンチン・ピルマン博士の考察によれば、
長期間《ゾーン》と関係する人間は
遺伝子的な変化を被っているらしい……。
原題「路傍のピクニック」は、
地球人とコンタクトしたかったのか、どうなのか、
はっきりしないまま引き揚げてしまった
異星人の行為を指している。
彼らは地球を侵略しようとしたのでも、
地球人と友好的に交流したかったわけでもなく、
単に行き掛かった場所でしばしピクニックを楽しみ、
とてつもないゴミを不法投棄して
去っただけだったのではないか――という。
もしかしたら、異星人の目的は、
膨大で異様な――使い方次第では大いに役立ちもする――
ゴミの山を巡って右往左往し、争いを起こし、
重傷を負ったり命を落としたりする地球人の様子を
宇宙空間から観察することだったのかもしれない。
案外、単なる娯楽として。
マクロな視点で見れば、人間の日々の営みなぞ
這い回る虫の生き様と大して変わらないだろうから。
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映画とは違って、アクションやギミックが楽しく、勢いで読めてしまいました。
ファーストコンタクト物の傑作。
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異星人の残していった謎のエリア。そこには超科学のガジェットが残されていますが危険もいっぱい。ストーカー達は命を懸けてお宝を求めに行きます。でも、登場するガジェットや怪現象の説明はほとんどなし。宝探しの冒険談というよりは、ストーカー稼業に関わる人々の人間模様の話という印象でした。