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マーケティングの勉強。
なかなかいい本だと思う。
こういう本は経営者だけでなく、エンジニアも読むといいのになと思う。
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本書はアプリ開発だけでなくプラットフォーム事業者へのコンサルなどを行っている企業(アプリコ)の創業者のモザド氏などによるプラットフォームビジネスの解説書です。原題は”Modern Monopolies”ということで近代の独占、つまりプラットフォームはこれまでとは違う独占形態を生み出しているということなのですが、中身の主張を読むと必ずしもそうとは言えません。むしろ独占できたとしてもその期間は非常に短いだろうということや、これまでネットワークを席巻したプラットフォームが一転してあっという間に凋落する事例をたくさん紹介しています。
まず感銘を受けた点について。さすがにプラットフォーム事業を数多く間近で見ていただけあって、プラットフォーム事業の特徴や成否を分ける細かな機微などについては具体的かつ説得力があり面白いと思いました。プラットフォーム事業がいかにこれまでの直線的なバリューチェーン企業と異なるか、については特に興味深く読みました。
他方、プラットフォーム事業を概念的に語るパートについては正直首をかしげる箇所がいくつかありました。前半部分でプラットフォーム事業がいかに20世紀までの直線的なビジネスモデルと違うかを力説しておきながら、「プラットフォームは取引の「工場」である」といった表現を使っていて、マルクスの生産中心価値観を引きずっている感じをうけました(工場という表現を意図的に使っているのはあえて古い頭の人にもわかりやすいように、という配慮なのでしょうか)。また第6章ではプラットフォーム事業は「見える手」で動いているという表現を使っていて、これはアダム・スミスの「見えざる手」との対比で使っているとは思うのですが、書いてある内容を見ると、見える手ではなく、見えざる手であります。本書では、プラットフォーム事業は「オーディエンス構築」「マッチメーキング」「中核的ツールとサービスの提供」「ルールと基準の設定」において「見える手」がユーザーの行動を決めているとのことですが、これらを見える手が決めていたら恐ろしい世界です(入りたくもないプラットフォームに無理矢理加盟させられるのかという話です)。アダム・スミスの見えざる手とは、市場の価格がシグナルとして生産者、消費者の行動を誘導する、そして落ち着くところに落ち着く、というロジックですが、プラットフォーム事業でもユーザーへのインセンティブ(補助金、利用料金など)を通じてプロデューサーもしくは消費者を誘導(勧誘)しようとしているわけで、これは見えざる手と同じです。「見える手」という表現は終始違和感を持ちました。プラットフォーム事業の事例や細かい機微(戦術など成否を分けた要因など)はとても面白いと思いましたが、大局観や言葉の定義は正直あまり感銘を受けませんでしたので星3つとさせていただきました。
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プラットフォームが構造化されてて仕組みや要所がわかりやすいです。
事例が多いので、知らない企業のパートは冗長的に感じてしまうかも
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多くの人がオススメしている本なので、読んでみたのですが、その理由は読めば納得
一括りにプラットフォームと語られることが多いですが、いくつかの形で分類し、それぞれのプラットフォーム事業の特徴や細かな機微などについては具体的で説得力ある考察が述べられています。
この本読まずして、プラットフォームは語れませんw
読了後は既存プラットフォームを様々な視点で分析し、より質の高い議論ができるようになったと思ってます。
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世界を席巻する企業の裏側を学べる
プラットフォームの種類や、その種類ごとの成立要件、またそれに付随するリスクなどが詳細に書かれており、なぜプラットフォームが世界を食っているのかを学べる。
プラットフォームが
・どのように競合優位性を作るのか
・なぜ莫大な利益を上げているのか
・立ち上げ時期にどうやって成立させるのか
などは、非常に興味深い。
ネットワーク効果の重要性や、拡大する事の価値を改めて感じさせられた。
以下、サービスに生かしていこうと感じた。
にわとりとたまご問題の解決法
?心理的安全性を確保する
?業界の既存者と協力する
?自分がコンテンツ生成する
?既存のネットワークを活用する
?セレブユーザーを捕まえる
?バイユーザーがいるグループに入る
?シングルユーザーモードを作る
世界の向かっている方向を知りたい人におすすめの一冊。